うさぎの種類と特徴
一口にうさぎといってもその種類はさまざまです。アメリカン・ラビット・ブリーダー・アソシエーション(ARBA)によると、現在同団体の公認品種には49種類のうさぎが登録されています。そのなかで、日本でペットとして飼育されているのは7種類ほど。
また、うさぎはカラーバリエーションも非常に豊富です。同じ種類のうさぎでも、カラーだけで30色以上に分別されていますよ。
うさぎの人気品種5選
ペットのうさぎのなかでも特に人気の5種をご紹介します。
品種名 | 特徴 |
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ネザーランドドワーフ |
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ホーランドロップ |
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ドワーフ ホト |
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ジャージーウーリー |
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アメリカンファジーロップ |
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うさぎを飼う前に知っておくべきこと
気軽な気持ちでうさぎを迎えても、お世話が大変だったり飼いにくいと感じたりして後悔することは避けたもの。うさぎを飼う際は、まずうさぎの命に対して責任を持つ必要があります。
はじめに、うさぎを迎え入れる前に知っておくべきこと5つを確認しておきましょう。
うさぎの寿命
うさぎの寿命は7〜8年だといわれています。近年はフードや飼育環境の変化によって10歳を超えるうさぎもたくさんいますよ。
うさぎを迎え入れる際は、うさぎとこの先10年以上過ごすということを忘れないように。
5歳をすぎるとシニア期と呼ばれる段階になります。食事や運動、飼育環境を一度見直してうさぎの健康管理に努めましょう。
うさぎの飼育費用
うさぎを飼う際に気になるのが、飼育費用ではないでしょうか?
アニコム損害保険株式会社の「ペットにかける年間支出調査」によると、うさぎの年間支出の平均は88,410円だといわれています。それ以外にも、うさぎをお迎えするための準備に2〜30,000円ほどの費用が必要となります。
犬や猫ほどではなくても、うさぎを飼うためにはそれなりの費用がかかります。うさぎを迎え入れる前にマネープランを立てたりペット保険の加入を検討したりして、金銭的な準備をしておきましょう。
うさぎの病気・ケガ
うさぎは病気を隠そうとする習性があるので、日頃からよく観察して異常に早く気づくことが大切です。定期的な健康診断をしておくと安心ですね。
また、うさぎは他の動物より骨が軽いため骨折しやすいということも覚えておきましょう。落下以外にも、人に踏まれたり爪をひっかけたりしないように注意する必要があります。
万が一病気やケガをしてしまったら、早めに動物病院を受診してください。
うさぎの感情
うさぎは表情はあまり変わらないものの、態度や行動で気持ちを表現する動物です。犬や猫のように鳴かないのでおとなしい動物だと思われがちですが、走り回ったりものをかじったりするということも覚えておきましょう。
例えば喜んでいるときは、走ったり高くジャンプしたり、頭や尻尾をふったり。怒っている時は、足を踏み鳴らしたりケージをかじったりします。
うさぎの感情を汲み取って、なるべくストレスのない環境を整えてあげることが大切です。
うさぎ飼育のデメリット
可愛らしいうさぎですが、いざ飼育してみると以下のようなデメリットを感じることも。うさぎを飼う際はこのようなデメリットを受け入れる覚悟が必要です。
- 寒い時期暑い時期はエアコンを1日中つけておく必要がある
- うさぎを診てくれる病院を探すのが大変
- 旅行や出張などで泊まりがけの場合は預け先が必要
- 家中のものをかじられてしまう
- うさぎの抜け毛が衣類や家具についてしまう
- 明け方や夕方に走り回る音が気になる
うさぎの飼い方&注意点
ここからはうさぎの飼い方と注意点を確認していきます。
うさぎの性質を知って、なるべくストレスなく暮らしていけるよう工夫しましょう。
うさぎを迎える準備をする
はじめにうさぎを迎える準備をしておきましょう。
うさぎの食べ物は主にチモシーですが、ペレットフードや副食もあるといいですね。食器はウンチやおしっこが入らないような高さで、掃除がしやすいものが◎
ケージはうさぎの大きさや性格にあわせるだけでなく、部屋や生活スタイルに合わせて、掃除がしやすいものを選びましょう。
その他、うさぎ用のトイレや砂、シーツ、少し隠れられるハウス、グルーミング用品、キャリーが必要です。室温に応じてヒーターや冷却用品なども追加しましょう。
飼育環境に気を付ける
うさぎ飼育は温度調節が重要です。夏は涼しく冬は暖かく過ごせるように工夫しましょう。
また、うさぎのケージは静かで風通しが良く直射日光が当たらない場所に設置する必要があります。
うさぎは温度や環境の変化に弱いので、ストレスで体調を崩すことも。例えば小さな子どもの予想がつかない行動にストレスを感じるうさぎもいるでしょう。
小さな子どもがいる家庭では、うさぎのお世話を子どもだけにさせず、子どもから目を離さないように気をつけましょう。
定期的なお手入れをしてあげる
うさぎは自分で体を毛繕いするので、シャンプーは基本的には不要です。でも毛が生え変わるため、定期的にブラッシングをしてあげましょう。また伸びた爪はケガの原因となるため、爪切りをしてあげる必要もあります。
定期的なお手入れはスキンシップのひとつでもあるので、小さな頃から慣れさせておくといいでしょう。
最低限の掃除をする
うさぎは縄張りを大切にする動物なので、ケージに手を入れるだけで怒ることも。
自分の匂いがついたケージを徹底的に掃除したり消臭したりしてしまうと、逆にストレスを与える可能性もあります。
最低限の衛生を保てる、程よい掃除を心がけましょう。
危ないものを置かない
うさぎはケージに閉じ込めておくのではなく、1日1度は部屋の散歩をさせてあげましょう。その際には、危ないものをどかすかサークルを用意して安全を確保する必要があります。
うさぎは物をかじる習性があるので、かじられたくないものは置かないようにします。電気コードをかじってしまうと大変危険なので、うさぎが触れられないように工夫しましょう。
うさぎの飼い方を知って温かく迎え入れて♪
うさぎを飼う前に知っておくべきこと、またうさぎの飼い方と注意点を解説しました。可愛らしくて大人しいうさぎですが、命のある動物だということを忘れず最後まで責任をもって飼育してくださいね。
費用やデメリットなどもきちんと受け入れてから、もふもふで可愛いうさぎを温かく迎え入れましょう♪
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