【排卵日と妊娠】おりものや基礎体温で妊娠しやすい時期がわかるって本当?

子育て・ライフスタイル

妊娠したい人にとって、基礎体温を測って排卵日をチェックすることは妊活をする上で欠かせませんよね。
「排卵日は妊娠しない」「排卵日の4日前が妊娠しやすい」などの諸説ありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、一番妊娠しやすいタイミングはいつなのか、排卵日と妊娠の関係性についてご紹介します。
正しい知識と排卵日の計測方法を知って、妊活に役立てましょう!

排卵日と妊娠の関係とは?

カレンダーと妊娠チェッカー出典:www.shutterstock.com

月経と同じように、1ヶ月に1回起こる「排卵」。
排卵とは、卵巣の中で育った卵胞の壁が破れて、卵巣から卵管へ卵子が放出される状態のことです。
この排卵が起こる日を「排卵日」といいます。

排卵された卵子は精子と出会うと「受精」し、受精卵となって子宮へと送られ着床します。
そのため、この排卵日前後が最も妊娠しやすい時期といえます。

妊娠を希望するにせよしないにせよ、自分の排卵日をしっかり把握しておくことは女性にとってとても大切なことです!
妊活中の女性は、受精ができるタイミングを知ることで妊娠確率を高めることができますよ。

「排卵日より少し前の方が妊娠しやすい」という諸説がありますが、卵子の寿命はおよそ1日、精子の寿命はおよそ3日です。
よって、受精のタイミングを逃さないために、排卵日の3日前から性交渉をもつと妊娠の可能性が高まります。

卵子や精子の寿命を考えると、排卵日が一番妊娠の確率が高いのでは?と思いますが、精子は射精されてから卵子の元までたどりつくのに一定の時間がかかってしまいます。
そのため、排卵日当日よりも、排卵日前の方が妊娠の可能性が高まるといえるでしょう。

排卵日っていつ?

カレンダーで妊活計画出典:www.shutterstock.com

排卵日を知るには、自分の月経周期を把握することが大切!
月経周期(月経開始日から次の月経開始日までの日数)は一般的に28日間で、正常な月経周期は25〜38日間です。

月経周期が28日の場合、生理が始まった日から約14日後に排卵が起こるといわれています。
月経周期が38日の人も同じ様に約14日後に排卵が起こるのかというと、それは違います。

通常は、排卵後の12~14日で月経がはじまりますが、これは月経周期が28日の人でも38日の人でも同じなので、
月経周期が38日の場合は、生理が始まった日から約24日で排卵が起こるという計算になります。
次の生理の予定日の14日前がおおよその排卵日と考えるとわかりやすいですね。

月経周期が異なる生理不順の場合は毎月の予測が難しいですが、基礎体温の変化から排卵日の予測が可能です。
このように排卵日は月経周期によって個人差がありますので、排卵日と月経周期を知ることが妊娠の可能性を高める近道ですよ。

排卵日の時期を予測する方法

ハートを書き込んだカレンダー出典:www.shutterstock.com

個人差のある月経周期の把握だけでは、排卵日を確実に予測するのはなかなか難しいものです。
排卵日を予測する方法は、「基礎体温」「おりもの」「排卵日予測検査薬」の3つがあります。

排卵すると体には様々な変化が起きますが、それが排卵によるものなのか別の原因があるのか分からないことも……。
そんなときに、基礎体温やおりものなどの変化を把握することで、排卵日を予測することができますよ。

妊娠を望んでいる人は、これらの方法を組み合わせて排卵日を予測し、妊娠しやすいタイミングを合わせましょう!

基礎体温

基礎体温の記録出典:www.shutterstock.com

排卵日を予測するために基礎体温を測るという方法がありますが、妊活の第一歩といえるのが、この基礎体温のチェックです。

基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のこと。
つまり、朝目覚めた直後に布団やベッドの中に入ったまま、心身ともにリラックスした状態で測る体温のことです。

基礎体温を毎日測っていると、「低温期」と「高温期」の2相に分かれていることがわかります。
月経が始まってから排卵が始まるまでの時期のことを低温期、排卵から黄体ホルモンが分泌されて体温が上昇する時期を高温期といいます。

基本的な基礎体温は、低温期が12~14日前後続いた後に排卵し、低温期から高温期に移る時に体温が大きく下がる時期があります。
そこから高温期にかけて排卵が起こり、10日以上の高温期が続くといわれています。

基礎体温は排卵の前から体温が上がったり、排卵から2~3日してから高温期になったり個人差がありますが、
約3ヶ月測ると、妊娠しやすい自分の周期を計算することができるので、おおよその排卵日を予測できるようになりますよ。

おりもの

おりものナプキン出典:www.shutterstock.com

排卵日は「おりもの」の状態の変化によって予測することも可能です。
おりものとは、子宮頸管や膣から出る古い細胞などの分泌物が混ざったもののことです。

おりものの量は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌に比例するといわれていますが、
エストロゲンの分泌が多い排卵期は、精子をスムーズに運べるように、おりものの量も一番多くなる時期です。

普段のおりものはサラサラした状態ですが、排卵日が近づくと粘り気のある伸びる粘液に変わります。
排卵期のおりものは透明で粘り気が強く、ニオイはあまり感じません。この状態は2~3日続きます。

清潔な指で粘液をとり、指で7cm以上伸ばせるなら、排卵直前か排卵日が近い状態と判断できるでしょう。

排卵後には、おりものの量は減少し、粘り気もなくなりサラサラした状態に戻ります。
乳白色に変化し、ニオイが強くなってくるケースも少なくないでしょう。

基礎体温とあわせておりものの状態をチェックすれば、排卵日の判断がよく確実なものといえますよね。
排卵日を知って妊娠したいという方は、毎日のおりものの状態も確認すると良いですよ。

排卵日予測検査薬

妊娠検査の結果を見る女性出典:www.shutterstock.com

基礎体温やおりものの変化での予測が難しい場合や、より確実に排卵日を把握したいなら、排卵日予測検査薬を活用するのがおすすめ。
妊娠検査薬のように、尿で簡単に排卵日を予測することが可能ですよ。

排卵は、下垂体から分泌される「黄体形成ホルモン」によってを引き起こされますが、
排卵日予測検査薬は、尿中の黄体ホルモンの濃度上昇を検出し、排卵日を前もって予測することができる検査薬です。
約1日前に、排卵日がわかります。

排卵日検査薬を使うタイミングは、排卵日前となる、生理予定日の17日前から検査を開始します。
1日に1〜2回検査し、陽性反応が見られると約40時間以内に排卵が起こるといわれています。

排卵日予測検査薬をただただ使うのではなく、排卵日が近いかどうか、おりものの様子を確認したり基礎体温の変化などを見てから、検査薬を試すのがおすすめ。ドラッグストアや通販でも購入できるので、気軽に試すことができますよ。

排卵日をしっかり特定して、妊娠確率を高めたいという方におすすめです。

「排卵日」の正しい知識を知って妊活に役立てましょう

仲良し夫婦出典:www.shutterstock.com

妊娠を望む人は、排卵日がいつなのか妊娠しやすい時期を把握しておくのも大切!

妊娠のタイミングは、排卵の時期と大きく関わっています。
ご紹介したさまざまなチェック方法を組み合わせて、ご自身の妊娠しやすい時期を調べてみましょう。

なかなか排卵日が予測できず、データとにらめっこしすぎて神経質になるとストレスが溜まる原因にもなります。
規則正しい生活を過ごし、ゆったりした気持ちを持つことも大事ですね。

排卵日近くに体調不良を感じる場合、妊娠の可能性がある場合、排卵痛を伴う場合は、無理せずすぐに産婦人科を受診しましょう。

産婦人科医 高橋しづこ先生

監修◆高橋しづこ(たかはししづこ)

産婦人科医
産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、医療倫理学博士のライセンスを持ち、39歳で第1子、41歳で第2子、43歳で第3子を出産して3人の子をもつ母。 自身の高齢不妊や妊娠、出産の経験から、患者の心に寄り添うことをモットーとしている。

書籍『せかいがかぜをひいたから』オリジナル絵本サイト「YOMO」にて2020年8月公開

2021.03.04 UP
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