2・3歳は考える力の土台ができあがる時期
1歳後半ごろからおしゃべりがスタート。
2・3歳になると、話す言葉はまだつたなかったとしても、考える力の土台となる言葉力はすでに身についてきています。
それと同時に、知的なことへの興味が広がる時期でもあります。
子どもが持つ興味に対して、ママも一緒になって寄り添い、発展させていくことが大切です。
ママが一緒に遊ぶ際の声掛けの中に、ヒントを盛り込んでいきましょう!
単に答えを導くだけではない「考える力」が身に付く方法とは?
子どもの思考回路は、私たち大人が考えているよりもすでに先を行っています。
ただ単純に「答え」を知りたいわけではなく、その答えに行きつくまでの「過程」に興味を持っている場合もあるのです。
こうした知的興味を上手に伸ばしてあげるためには、普段の遊びの中でのママの声掛けがとっても大切!
子どもの遊びを見ている中で、例えば「次は何かな?」などと質問をしてみましょう。
その答えが正解でなかった場合には、ヒントを出して正しい答えに導いてもOK。
「答えは○である」という事実ではなく、「△△だから、○になった」という過程を学ぶことで、順序立ててものごとを考える力へとつながっていくのです。
話す「言葉の数」ではなく「7つの領域」を育むことが重要!
子どもの成長過程では、どうしても、どれくらいの数の言葉を話すかということばかりを目に留めがち。
確かに、分かりやすく子供の成長を図れる目安ではありますが、実はこれだけでは、子どもが持つ興味を十分に引き出してあげることはできません。
幼児期には、「7つの領域」と呼ばれる「言葉」「数」「論理」「形」「自然」「社会」「表現」をバランスよく育んでいく必要があります。
この7つの領域をバランスよく育んでいく過程の中で、興味を持つことで「試す意欲」が成長していくのです。
落ち着きがないのは「試す意欲」が湧いてきた証拠!
2歳を過ぎた子どもを持つママの大半が、「うちの子って、落ち着きがないのでは?」と不安に感じているのではないでしょうか。
しかし、この「落ち着きのなさ」や「集中力のなさ」は、人間が知能を高めていくうえで重要な過程。
2・3歳児であれば、落ち着きがなかったり、集中力が続かないのは当たりまえです。
人間は、知能を高めていくうえで、いろいろなことに興味を持ち、試す意欲を持つことが大切!
つまり、この時期の子どもがきょろきょろと周りを見て落ち着きがないのは、成長をしている証とも言えるのです。
せっかくの興味の幅が狭まらないように、様々な遊びをさせてあげてOK♪
「飽きっぽいのかな?」と心配せず、意欲的になり、成長していると捉えて見守りましょう♡
「次は何だろう?」
「どっちが大きいかな?」
などと、遊びながら子どもが成長できるクイズを出して、意欲や興味をどんどん引き出していってあげたいですよね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。