言葉にも影響が!?乳幼児期の「色彩感覚」教育が大切な理由とは

Baby&Kids / Life style

皆さんは、どのような色が好きですか?

「色彩感覚」と「生まれ育った環境」には、大きな関係性があると言われています。

新生児の興味は、明るさ、感触、動きの3つ。生後2~3ヶ月で色彩識別能力が芽生えるので、なるべく多くの刺激を与えてあげたいですね。

― 広告 ―
矢萩 可南
矢萩 可南
2016.04.07

乳幼児期の「色彩体験」が大切な理由とは?

「生まれ育った環境」に"色彩"があると、それだけ多くの「色彩感覚」が育まれると言われています。

18歳くらいまで、色彩感覚は養われますが、特に乳幼児期、2歳~3歳くらいまでに、どの位多くの色と触れ合ったかが大事なのだそう。

国籍によって絵画のタッチや色合いが違うと感じたことはありませんか?

生まれ育った環境によって、感覚や感性は変化します。

乳幼児期に視覚体験ができないまま大人になってしまうと、あとから訓練を行っても、色彩感覚の改善はむずかしくなります。

それでは、乳幼児期にどのような体験をさせてあげたらよいのでしょうか?具体的にみていきましょう♪

赤ちゃんが識別できるのは赤・青・黄の3色!

赤ちゃんが最初に識別できるようになるのは「赤」、次に「青」、「黄」の順番です。

それ以外の色はまだ識別できないので、乳幼児期は、この3原色を生活の中に散りばめてあげましょう。

赤ちゃんがもっとも興味を向けるもの……母親の衣服、ベッド周りの家具、インテリア、玩具に「赤・青・黄」の色味を配置すると効果的です!

"アンパンマン"が乳児から絶大な人気を誇るのは、あの色と形にあるのですね♪

部屋はキレイに片付けなくてもOK?

お子様がいると、玩具やモノが増え、なかなか片付かない……と嘆いている皆さんに、朗報です!

真っ白の殺風景な部屋では、色彩の刺激が全くないので、脳の成長が遅れてしまうそう。

たしかに、保育園や街のキッズスペースはカラフルで、玩具も多くありますよね。

綺麗に片付いているシンプルな部屋でなくてもよい、と聞くと、少しほっとします♪

子供の色彩感覚を養っているのだと思えば、今の時期は、少しくらい片付いていなくても大丈夫だと考えましょう♡

"ゾウ"は水色?

"ゾウ"のイラストって、だいたい水色ですよね。でも、水色のゾウは存在しません。

あれは、大人が作り上げた価値観なのです。

子供が自由に思いついた色彩感覚で遊べる環境を作ってあげることで、子どもの色彩感覚は研ぎ澄まされていきます。

大人の価値観を押し付けるのではなく、自由な感覚を伸ばして、色彩を楽しめる環境を作ってあげたいですね♡

「色彩感覚」を発達させることが「認識力」を養う?

人間は、生後1年間ぐらいをかけて、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を感じ取るための脳の神経回路が発達していくそう。

この発達が進むにつれ、新しい言語や知能をどんどん身につけていける、といいます。

つまり、幼少の頃に色彩感覚を養うことが、物事を認識することの訓練にもなるのです。

幸い日本は、四季に富んだ素晴らしい国。

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉など、外を散歩するだけでも、色彩や季節の変化を楽しむことができます♪

散歩やハイキング、キャンプ、旅行などの体験を通じて、たくさんの色彩を子供に触れさせてあげたいですね♡

いかがでしたか?乳幼児期の「色彩感覚」教育の大切さ、ご理解いただけましたでしょうか?

概念的に色彩の使い方を教え込む「英才教育」ではなく、さまざまな直接体験による色彩との出会いや、触れ合いを、大切にしていきたいですね!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―