▶︎「基本的信頼感」って?
"基本的信頼感"とは、他者から愛され、大切にされていると感じる感覚のことです。
例えば、子どもが「お腹が空いた」と親に訴えたとき、信頼感を得るのは「うん、わかった!」という言葉です。
逆に不信感を得るのは、「知らないよ」という言葉です。
このようなことを何度も繰り返しながら、親との関わりの中で「基本的信頼感」を身につけていきます。
これが幼少期にできていると、情緒が安定した大人に育ち、他人や社会を信頼できるようになります。
逆に欠けていると、誰かに裏切られたり、見捨てられたりするのではないかという不信感が付き纏うことになります。
▶︎「基本的信頼感」はいつ頃身につくの?
人は、何歳になっても子ども時代の影響を受けると言われているほど、幼少期の体験がとても大事です。
しっかり基本的信頼感が育まれていれば、将来的に良い人間関係を築けたり、困難や試練を乗り越えていくための支えになるので、親としても安心です。
5歳くらいまでに、基本的信頼感を育めるよう意識したいですね。
▶︎基本的信頼感を身につけさせるために……子どもの思いにできるだけ応える♡
子どもの要求や思いを聞いてあげるようにすれば、基本的信頼感は身についていきます。
100パーセント応えるのは難しいかもしれませんが、時間がある限り対応してあげたいですね♡
すぐに応えられないときは、「あと5分待ってね」などと笑顔で声をかけると良いでしょう。
一番大切なのは、「あなたの要求に応えようとしているよ」という姿勢を見せること。
あたたかい声かけと愛情と笑顔があれば、子どもは安心します。
見捨てられたという不安感を感じさせなければ、大丈夫です。
▶︎信頼感と不信感のバランスは「6対4」が理想的?
基本的信頼感が育まれたのちに立ちはだかるのは、"不信感の壁"。
親、友人や先生と接する中で、子どもなりに不信感を感じることも出てきますよね。
とはいえ、人は不信感なしには生きていけないので、「信頼感60パーセント・不信感40パーセント」くらいのバランスでOKだと考えましょう♪
大人になってからもこのバランスを保てれば、自分を尊大にとらえて自己中心的になりすぎたり、人を信用し過ぎて騙されやすくなったりすることを防げます。
いずれにしても、幼少期に基本的信頼感がしっかりと育まれていれば、不信感が大きくなりすぎることはないので、心配ないでしょう。
▶︎自身の幼少期を思い起こしてみると子育てのヒントが見つかるかも?
幼少期に基本的信頼感が育まれていないと、自分自身を愛することができないまま大人になってしまいます。
「親密な人間関係が築けない」と悩んでいる場合は、幼少期の親子関係を振り返ってみると良いかもしれません。
他者に対する不信感が消えないのは、幼少期の親子関係が関係している場合もあります。
自分自身の親子関係を振り返ってみると、子育てのヒントになりそうですね。
基本的信頼感は、将来の幸せの土台になる大切な感覚です。
親を通じて、5歳くらいまでに少しずつ育んでいくとよいと考えられています。
生まれたての赤ちゃんに対してもできることなので、ぜひ試してみてくださいね♡
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