ママが知っておくべきマネー用語①「銀行系ローン」と「信販系ローン」の違い
自動車ローンには、銀行・信用金庫・農協など銀行系が扱う「マイカーローン」と、ディーラーで主に取り扱っている「信販系のローン」があります。
車は、ディーラーで購入する方が多いので、そのまま契約できる信販系のローンを組むケースがほとんどでしょう。
そもそも、この2つの自動車ローンの違いは、上表のような特徴となっています。
手続きに時間がかかる「銀行系マイカーローン」に対して、「信販系ローン」は比較的審査がゆるく、時間がかかりません。
さらに、土日祝でも手続きができるので、とても便利。
しかし金利は、マイカーローンの方がかなり低いです。
金利の差がどのくらい影響するか、比べてみましょう。
例)300万円の自動車を5年払いで購入した場合
◼︎マイカーローン 金利3%と仮定
毎月返済 53,906円
返済合計 3,234,333円
◼︎信販系ローン 金利6%と仮定
毎月返済 57,998円
返済合計 3,479,876円
月々の返済額の差は約4,000円、総額では約25万円に。
また、返済年数が長かったり、借入金額が増えたりすれば、その差はさらに拡がります。
自動車ローンは、金利・手続きの簡単さのどちらを優先したいか、よく考えて選ぶとよいですね。
ママが知っておくべきマネー用語②最近話題の「残価設定ローン」って?
「残価設定ローン」は、3~5年後の査定額(残価)をあらかじめ決めて、車両価格から査定額を引いた金額を分割で(36~60回)支払うもの。
もちろんローンなので、利息もかかります。
(仕組みや計算方法など規定はディーラーによっても若干異なります)
満期になったら、以下の3つから、その後について選択します。
1.車をディーラーに返却し、新車に乗り換える
2.残価を一括払いで買い取る
3.残価を再びローンで組む(その場合、また利息がかかる)
ママが知っておくべきマネー用語③「残価設定ローン」のメリット・デメリット
【メリット】
・月々の支払いが安い
・車を短期間で新車に変えることができる
【デメリット】
・走行距離に制限がある(ディーラーや車種によって異るものの、1年10,000km~15,000kmが目安)
・車の傷などある場合、残価は減額になる
・3~5年後に買い取る場合は、初めからローンにした場合より、総額が多くなる
月々の負担を軽くしたい人、定期的に新車に乗りたい人には向いています。
しかし、デメリットも多いので、数年先までシミュレーションをして、よく考えることが必要です。
ママが知っておくべきマネー用語④自動車ローンを組む時に注意すること
比較的簡単に利用できる自動車ローン。
特に、ディーラーの信販系ローンは審査がゆるく、借りやすいものです。
しかし、あくまでも"借金"ですので、無理のない返済計画と、金利をしっかりチェックすることをおすすめします。
また、自動車の後に住宅の購入も検討している方は、借りすぎに要注意!
金融機関は、収入に対するローン返済総額の割合(返済比率)を基準に、住宅ローンの借入金額を決めています。
そのため、自動車ローンで借りすぎると、住宅の審査が通らないということもありえるのです。
後々、住宅購入で後悔しないためにも、自動車ローンは充分に検討して決めましょう。
自動車購入時のローンは、住宅に比べて金額が低く期間も短いため、つい気軽に組んでしまいがち。
会社によって大きく金利が異なることや、その後の住宅購入など、ライフイベントに影響があることなどに留意して、よく考えて契約しましょう。
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