「冷やご飯」で痩せる理由って?
冷やご飯が太りにくいのは、温かいご飯に含まれているデンプンが、冷えていく過程で「レジスタントスターチ」(難消化性デンプン)に変化するためです。
レジスタントスターチには、食物繊維のような役割があるため、血糖値が上がりにくく、糖や脂質の吸収を抑えてくれます。
また腸内環境を整える作用もあり、ダイエットの邪魔をする便秘の解消にも役立ちます。
腹持ちも良くなるので、空腹を感じにくくするという効果も!
さらに冷やご飯は、温かいご飯よりも硬さがあるため、噛む回数も増える傾向にあります。よく噛むことで、食べ過ぎを防ぐというメリットも考えられます。
カロリーに関しても、通常のデンプンは1gで約4kcalですが、レジスタントスターチは1gで約2kcalと半分になります。
同じ量のご飯を食べるなら、冷やご飯が圧倒的にダイエットに有利ですね!
「冷やご飯ダイエット」の方法
冷やご飯が良いとは言っても、キンキンに冷やしたり、冷凍したりする必要はありません。
むしろ急激にご飯を冷やすと、レジスタントスターチが作られにくくなってしまいます。
ゆっくりと常温で冷まし、その後に冷蔵庫で冷やすのがgood!
適温は4~5℃と言われており、それ以上冷やしてもレジスタントスターチは増えないそう。いったん冷蔵庫で冷やした後は、常温に戻しても大丈夫です。
冷やご飯ダイエットの方法としては、三食のうちのいずれかを冷たいごはんに置き換える方法がオススメ。
ダイエットは続けることが大事ですので、この方法だと無理なく継続しやすいですよ。
またご飯だけではなく、パスタやジャガイモなどの炭水化物も、冷やすとレジスタントスターチに変化します。
冷製パスタやポテトサラダなども、上手に取り入れられると良いですね。
「冷やご飯ダイエット」の注意点は?
先ほど、レジスタントスターチのカロリーは通常のデンプンの約半分だとお伝えしましたが、実は冷やしても、全てのデンプンがレジスタントスターチに変わる訳ではありません。
冷やご飯だからといって食べ過ぎないように気を付けましょうね。
また、冷やしたご飯を電子レンジなどで温めると、レジスタントスターチが再び減ってしまいます。
常温に戻したい時にも、熱を加えず、そのまま放置するだけにしておきましょう。
そして、冷たい食事ばかりをとり過ぎるのも注意したい点です。
体を冷やすことはダイエットには逆効果ですので、冷たい炭水化物を選んだ後には、温かい飲み物を飲むなどして、冷え対策をすると良いですよ。
食べることを制限するダイエットはつらいものですが、温かいご飯を冷たいものにするだけなら、ストレスなく続けられそうですよね。
ポイントを押さえて、効率的にダイエットを進めていきましょう♪
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