暑い夏だからこそ注意して!万病の元……怖い《夏冷えの対策》とは

Beauty

気温の高い夏は、冷えに対して鈍感になりがちですが、女性の体には「夏冷え」が起こっている場合も……。

冷えは万病の元であり、美容の大敵。夏でも油断してはいけません。

今回は、夏冷えの対策に大切なポイントをご紹介します。

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奥島 美帆
奥島 美帆
2018.07.05

万病の元……夏冷えの対策①
冷房の設定温度を下げ過ぎない

夏冷えの一番の原因と言えば、やはり冷房です。

暑い夏に冷房なしで過ごすことは難しいですが、その設定温度に気を付けてみましょう。

私たちの体温は、自律神経の働きによって一定を保っていますが、あまりにも温度差が激しい場所を行き来すると、体温調整機能が追い付かなくなってしまいます。

自律神経が、バランスを崩さずに体温調整できる範囲は5度~7度の温度差だと言われていますので、冷房は外気との温度差が5度以内になるように設定するのが良いでしょう。

万病の元……夏冷えの対策②
冷えない夏服を選ぶ

夏は肌を露出したファッションが多くなりますが、お腹周りだけは、出さないようにしましょう。

冷えの気になる方は、インナーを一枚着る習慣をつけると良いですね。

インナーには、保温性と速乾性が高いシルク素材や、速乾タイプの素材がおすすめです。

汗を吸ってくれるので、かえって涼やかに過ごすことができます。

また、上半身は薄着をしていても、下半身は厚めにするのがポイントです。

冷房の効いた室内では、冷たい空気は下の方にたまりがちなので、靴下やひざ掛けを利用して、下半身を温める工夫をしましょう。

万病の元……夏冷えの対策③
足の筋肉を使う

女性は、男性よりも筋肉量が少なく、体の熱を作り出しにくい上に脂肪が多いため、一度冷えてしまうと、なかなか元に戻りにくい構造をしています。

特に女性に多い足の冷えは、筋力不足と運動不足による代謝の低下から来ていることが多いです。

つまり、冷えを撃退するには、足の筋肉を動かすことが重要になるのです。

座りっぱなしでデスクワークをしているような方は特に、「足を動かす」ことを意識してみましょう。

定期的な運動が一番ですが、それが難しい方は、日常でできるだけ「歩く」ことを心がけるだけでも変わりますよ。

筋肉を鍛えるだけでなく、筋肉がポンプの役割をして、全身に血を巡らせてくれます。

万病の元……夏冷えの対策④
飲み物は常温にする

暑い夏には、ついつい冷たい飲み物をゴクゴクと飲んでしまうことが多いですね。

しかし、冷たい飲み物は、体の中から冷えを促進してしまいます。特に怖い「内臓冷え」に繋がってしまうのです。

夏でも、冷え過ぎた飲み物は避け、お水なども常温で飲むようにしましょう。

クーラーの効いた室内などでは、温かい飲み物を選ぶことも、冷え対策には有効です。

どうしても冷たい物を飲みたい時は、一気に飲むのではなく、少しずつ飲むと◎

いったん口に含むようにすると、飲み物の温度が上がって、体の内部を冷やさずにすみますよ。

夏冷えに悩んでいる方は、ぜひ対策を!

夏場は、暑さ対策と冷え対策、両方に気を使って、体のバランスを取っていくことが最も大事です。

体が熱を持っているのか、冷えているのか。ご自分の体の状態を見極めて、対策をしていきましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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奥島 美帆

『美は、心・技・体。』を掲げる美容研究家。

早稲田大学大学院卒。
運動生理学・臨床心理学を専門とし、メーカーにて疲労とストレスの研究に10年従事していました。その後、教育業界に転職、独立。
その経験を生かし、人間をトータルとして見た時に「健やかで美しく」あることを大切に考え、美容情報を収集・発信中。

体育教員免許を持ち、スキーでは国体出場経験ありの体育会系です。
二人の娘を持つシングルマザーでもあります。

ブログはこちら→ http://rin.vivid.velvet.jp/