育児をする上で心がけていることは”他人の目を気にしない”こと
筧「育児をする上で心がけていることはありますか?」
経「まず、”他人の目を気にしない”ことです!
三歳児神話とかって私は信じていないんです。
本当か噓かわからないことって、信じ込んでも仕方が無いかなと思っています。
世界中を見渡したときは、日本の常識も非常識になることも多いと思うので、
気にしても出来ない事は出来ないですしね。
お母さんがずっと小さいときから働いていたから、自分もそうなりたいと仕事に 邁進している女性には最近よく会います。
アメリカの調査でも、ワーキングマザーの子供は、女性の場合は、社会で高いポ ジションについたり高い年収を稼いだり、男性の場合は家事や育児に協力的な大人になるそうです。
時代は変化しているのだなと感じます。 」
筧「育児をしながら仕事をしていると色々な意見が気になったりしますが、確かにそう考えるとラクになるかも・・・」
経「他人がどう思うのかではなく、自分がどうしたいかが大切ですよね!
育児をする上で、神話のようなしがらみってたくさんあると思うんです。
『育児はママだけの仕事』みたいな。
昔は子供を1人育てるのに村全体が必要だと言われていたくらいなのに、今は1人で抱え込もうとして辛くなってしまうママが多いと感じています。
でも、時代は変わっているんです。
周りの顔色を伺って決めるのってもったいない!
育児に専念する人も、仕事をする人もそれぞれでいいんです。
それぞれは非難されるべきではないと思うんですよね。」
筧「人それぞれの人生だから、同じはずはないですもんね。
お子さんたちに接する時に何か気をつけていることはありますか?」
経「子供たちには、自立して強くなって欲しいですね。
親として色々なチャンスをあげて、早く自立をさせてあげるのがいいのではないかなと思います。」
筧「お子さんとお仕事のお話はされますか?」
経「子供たちは私が大体どんなことをしているかは知っていますね。
あとは、テレビで見ていたりするので『ママは忙しいけど、素敵な仕事している』と誇りに思ってくれています。
それから、子供たちがケンカをした時などは、表面的にどちらが悪いかではなく根本的な原因を考えるようにと言っています。
つまり、”自分原因論”ですね。
他人のせいにして解決するような子にはなって欲しくないので、常に自分はどこが悪かったかなど本質を考えるように伝えています。」
育児と仕事を両立するには、”ブレない意志”と”理解を得る努力”
筧「4yuuu!読者でも、育児と仕事のバランスに悩む方が多いと思うのですが、経沢社長なりのアドバイスってありますか?」
経「育児と仕事を天秤に乗せて、『夫にこう言われたから、仕事はこうしよう』『職場でこう言われたから、育児はこうしよう』などとバランスを取ろうと揺れ動くと、辛くなってしまうと思うんですよね。
なので、バランスを取ろうとするのではなく『私はこうしたい!』という、ブレない意志があればいいと思います。
それから、”周りの理解を得る努力”ですね。
私の会社の社員にも『いつでも好きな時に子供を産んでいいけれど、自分がどうしたいかをハッキリ言ってね!』と伝えているんです。
妊娠9ヶ月まで働きたい、時短で働きたい、3ヶ月で戻ってくるからこのポジションはあけておいて欲しい、育休を取りたいからこの仕事はある程度他の人に任せたい・・・など。
働き方って会社が決めるのではなく、その人の好きでいいと思うんですよね。
育児をしながらも仕事もきちんとしている人って、周りとの関係作りがうまいんです。
1人で抱え込まず『ここはお願い』と周りの人に任せることができたり・・・。
そういう周りの人との関係は自分にしか作れないので、”周りの理解を得る努力”をして、うまく人とのつながりを作ることが大切ですね。」
筧「なるほど。1人で抱えこんで辛くなる女性ってたくさんいると思うのですが、周りの人とうまく関係を作って働きやすい環境を作るのも確かに大切ですよね。」
経「そうですね。
育児と仕事の両立って方法はいくらでもあると思うんです。
だから、私は女性に、出産や育児に対して、もっとポジティブになってほしいと思っています。
私の場合ですが、妊娠期間ってなんだか天とつながっているような感覚になってクリエイティブになったりするんですよね。
それから、私自身も出産するたびに自分が進化していると感じるんです。
だから、妊娠・出産をしながら働くことって会社にもプラスになると思います!」
育児をしていて行き詰まったこと・幸せなこと
筧「現在2人のお子さんを育てながらお仕事をされていますが、育児をしていて幸せなことと行き詰まったことがあれば教えてください。」
経「まず、行き詰まったことですが、1人目の子が生まれる前に障害があることがわかり、4歳で亡くなったことです。
仕事では問題が起きても落ち込まないタイプですが、『頑張ってもどうにもならないこともあるんだな・・・』と絶望しました。
私って生物的に欠陥があるんじゃないかな?とまで思いました。
でも、今では健康な2人の子に恵まれているので、その経験も感謝していて、その経験があるからこそ、いまの育児支援事業の必要性が身にしみてわかったのは大きな宝です。
ですので、 1人目の子には、本当に感謝しています。」
筧「一度絶望しても、逆境に打ち勝ってそのことに感謝できる経沢社長は、本当に強いですね。」
経「ありがとうございます。
それから幸せな時ですが、いつもですね!
もう、とにかく子供って可愛いですよね♡
”純粋な生き物”で。お腹が空いたら機嫌が悪くなるし、嬉しいことがあると飛び上がって喜ぶし・・・
全てを体で表現する姿が、愛おしいです。」
筧「すごくわかります!」
経「経営者として色々な人と会いますが、たまに大人でも子供みたいな人っているんですよね。
そのまま大きくなっちゃって、”大きな子供”みたいな人。
でも、自分の子供と接しているので、そういう人の気持ちや行動が手以前よりずっとわかるようになりました。
とにかく、子供達は私を人間として成長させてくれる存在ですね。」
筧「育児で学んだことをお仕事にも生かされていて、素晴らしいですね。」
”KIDSLINE”で日本にベビーシッター文化を広めたい!
筧「経沢社長は現在、ベビーシッターマッチングサービス”KIDSLINE”(https://kidsline.me)に力を入れていらっしゃいますよね。」
経「はい、”KIDSLINE”は厳選したキッズサポーターを、1時間1,000円というどこよりもリーズナブルな価格からご利用いただけるサービスです。
安いだけではありません。
キッズサポーターは、私たちがきちんと面接をした安心できる方々ですし、もちろん保険にも対応しています。
それから、facebookで自分の友達がどのサポーターさんを利用したかや口コミまで見ることができるのが特徴です。」
筧「私も一度利用したことがあるんですが、急に預けなくてはいけなくなった時もきっちり対応していただけて、娘もサポーターさんに懐いていたので本当に助かりました!」
経「ありがとうございます。
サポーターさんのプロフィールを写真つきで細かく見ることができるのも、とってもいいところなんですよ。
うちは娘がもう小学生なので、一緒にプロフィール写真を見て『この人がいいー!』と選んでもらったりしています。
娘が図工をしたい時は絵ができる先生を呼んだり、英語ができる先生、プログラミングができる先生、お笑い芸人さんもいるんですよ!(笑)」
筧「習い事感覚でお願いできるのもいいですね。
どうしても、預けるだけだと罪悪感を感じてしまうママもいると思うので。」
経「そうですね。
サポーターさんのバラエティーが豊富なので、気に入った方が見つかると思いますよ!
ちなみに、登録のサポーターさんを3年以内に千人以上に増やしたいと考えています。
そして、ゆくゆくは同じマンションだったり近所にサポーターさんがいて、気軽に預けられる・・・という仕組みにしたいんです。
そうすれば、『自分の子供以外にあと2人なら預かれます。』という専業主婦の方や、『自分の子供は大きくなったけれど、子育てが好き!』というような方
が、育児スキルそのものがキャリアであり社会貢献になる大切な能力だっていう ことであり、そういう人たちが稼げる社会にしていきたいです。」
筧「そうすれば、女性たちがみんなが自分が輝ける場所で自分らしくいることができますね!」
経「はい。私は、子育てが好きな人はどんどんその強みを生かして子育てをして、仕事がしたい人はどんどん仕事をすればいいと思っています。
とにかく、女の子が子供を産みたい時に産んで、自分らしい人生を歩んで欲しい!
そのために、”KIDSLINE”を通してベビーシッター文化を日本に広めたいんです!」
筧「本当に素晴らしい活動ですね!応援しています!」
いかがでしたか?
経沢社長の育児やお仕事についての様々やメッセージ、とても心に響くものがありましたね。
インタビューしている筧も、お話を伺いながら目からウロコ・・・だけでなく涙が落ちそうになり、胸がいっぱいになりました!
ママのみなさん、経沢社長の思いが詰まった”KIDSLINE”をぜひ体験してみてくださいね!
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