なぜ?子どもが“汚い言葉遣い”をしてしまう原因とは
「バカ」「死ね」などの、耳にするだけで心が痛むような“汚い言葉遣い”は、3~4歳くらいで覚え始めてしまうことが多いようです。
ママからすると、
「そんな言葉教えていないのに、どうして覚えてしまったの?」
「幼稚園(保育園)でお友達が行っていたからかな?」
などと思ってしまいますよね。
子どもは、なぜこのような“汚い言葉遣い”をしてしまうのでしょうか。
その原因は、子どもの“気持ち”に隠されているようです。
例えば、保育園を転園したタイミングや、仲が良かったお友達が引越してしまったりなど環境の変化が起きた時。
子どもは、大人が知らないうちに不安な気持ちになってしまうことがあります。
このような環境の変化などにより生まれる不安な気持ちが、汚い言葉遣いを生んでいる可能性が高いのです。
この不安に歩み寄ることが、汚い言葉遣いを改める方法のカギとなります。
我が子が“汚い言葉遣い”をしたらどうする?
もし、自分の子どもが“汚い言葉遣い”をしていることに気が付いたら、あなたならどうしますか?
「そんなことを言ったら、ママもお友達も悲しむよ。」と、相手の感情を教えながら、やめてほしいことを伝えるのはもちろん大切です。
しかし、それだけではやめてくれないかもしれません。
そのような場合には、子どもの“不安な気持ち”を取り除いてあげることが重要となります。
最も効果が高いのが、”肯定的な言葉をかけてあげる”という方法。
「今日はご飯をきれいに食べられて、スゴイね!」
「お片づけ、上手なんだ!ママびっくりしちゃったよ。」
など、些細なことでも良いので積極的に、肯定的な言葉をかけてあげてみてくださいね♡
言い方に注意することも大切!
3~4歳くらいでこうした“汚い言葉遣い”を使う場合、意味も分からずただ口にしているだけという可能性も考えられます。
そうした時に「ダメ!」「やめなさい!」などと言うと、かえって面白がってしまう場合があるので注意が必要です。
また、意外と知らず知らずのうちに大人の真似をして“汚い言葉遣い”を覚えているケースも考えられます。
今以上に私たち親も、言葉遣いを意識することも、子どもの言葉遣いを改める方法のひとつです。
私たち大人ができることとは
幼少期だけでなく小学校低学年くらいまでの間は、自分の気持ちを上手に相手に伝えることが上手くできません。
そして、結果として“汚い言葉遣い”を選んでしまったり、相手を叩いてしまったりという行動をとることがあります。
相手に“汚い言葉遣い”を投げかけてしまうのも、語彙力の少なさが原因となっていることもあるでしょう。
こうした時、私たち大人ができることには、どのような方法があるのでしょうか?
まずは子どもに、なぜそのような言い方をしたのか聞いてみましょう。
そして、子どもの気持ちを汲んだうえで、人を傷つけるような“汚い言葉遣い”でどのようなトラブルを招いてしまうのか教えてあげるよう心がけます。
子どもの気持ちを第一に♡語彙力を伸ばすことで解決する方法
子どもがお友達に「バカ!」と言ってしまったとします。
まずママは子どもに「本当にバカだと思っているの?」と、冷静にその言葉に対して問いてみるのです。
すると、「違う……でも、おもちゃを取られてしまったのが嫌だった」
などと、なぜ“汚い言葉遣い”を選んでしまったのかを教えてくれるでしょう。
ママは子どもに、感情や気持ちを違う言葉で相手に伝えられるように、どのような言い方がそのシーンに適しているのかを一緒に考えてあげましょう。
初めて子どもの“汚い言葉遣い”を耳にすると、それだけで悲しい気持ちになってしまいますよね。
しかし、子どもの気持ちを汲み、語彙力を伸ばすことで、時間をかけて解決することができます。
子どもの“汚い言葉遣い”で悩んでいる方は、今回ご紹介した方法をぜひ参考にしてみてくださいね!
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