頑張りすぎは卒業!子どもの「食事の悩み」を軽くするコツ4つ

Baby&Kids / Life style

子育てをするほとんどのお母さんが一度は経験する悩みのひとつが、「子どもの食事」について。

野菜を食べない、同じものばかり食べる、少食、ダラダラ食べる……などの子どもの様子を見たお母さんは、「食べさせなくては!」と焦ってしまいます。

そして、そのお母さんの不安は子どもにも伝わり、食事の時間が憂鬱なものとなってしまうのです。

毎日の生活のなかで、1日3食の時間を食事に充てていることになりますから、せっかくなら楽しく過ごしたいもの。
今回は、子供の食事に対するお母さんの不安が和らぎ、頑張りすぎなくなるコツをお伝えします♡

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子どもの「食事の悩み」で頑張りすぎないコツ▶︎お母さんが食事を楽しむ

子どもと一緒の食事を、お母さん自身が楽しんでいますか?

小さい子どもと一緒の食事は時間がかかる、落ち着かない、汚れる、食べさせる手間がかかるなど、大変なことも多いものです。

"食事を楽しむ余裕なんてない"と感じるかもしれません。

ところが、子どもはそのようなお母さんの様子をみて、親の気持ちを敏感に察知しています。子どもにとってお母さんの笑顔は、何より嬉しいもの。

お母さん自身が悩みすぎず、毎日の食事時間を楽しみながら、笑顔で過ごすように工夫をしてみましょう。

お母さんが好きなメニューを取り入れる、お気に入りの食器やカトラリーを使う、料理の盛り付けをオシャレにしてみるなど、「ほんの少し変えるだけ」で大丈夫!

子どもとの会話や時間を楽しむための食事時間と決めて、食事内容やマナーなどの細かいことから目離してみるのも、よいかもしれません。

また、「食べさせなければ」「作らなければ」など、「〇〇しなければ!」と思うことが増えている時は頑張り過ぎているサインということも、心に留めておきましょう。

子どもの「食事の悩み」で頑張りすぎないコツ▶︎食べるものに目を向けてみる

子どもの食事に悩みを抱えているお母さんは、「お米しか食べない」、「決まった野菜しか食べない」というように、子どもが食べてくれないことに焦点を当ててしまいがちです。

そんなときは、「食べてくれる」ものに焦点を当ててみましょう!意外とたくさんあったりしませんか?

子どもは、以前は好んでいたものでも急に食べなくなったり、逆に急に食べるようになることがあります。

また3〜4歳にもなると、自ら「今日はこれを食べてみる!」と宣言して食べることもあります。

食べないことばかりに目を向けず、「食べる」ものに目を向けることが、お母さんの不安や負担減に繋がります。

食べる食材が限られているなら、他の食材を食べさせようと頑張るのではなく、その食材を使ったレパートリーを増やすことに努めてみましょう。

小学校高学年くらいになり、ものごとの意図や理由を理解できるようになると、体に良いなら食べてみようかな、など自ら意識して食べるようになることも。

焦らずに、長い目で見ていけるといいですね♪

子どもの「食事の悩み」で頑張りすぎないコツ▶︎"残さず食べる"を徹底しない

小さい頃から、「出されたものは残さず食べなさい」と教えられてきた方も多いと思います。

もちろん食べ物を無駄にしてはいけませんが、やっぱり苦手なものは苦手。体調や気分によって食べられない、食べたくないということもあります。

特に、就学前の乳幼児に無理強いは禁物!この時期は、食事は楽しいという感覚をつけることが大切です。

残さず食べることを徹底するより、苦手なものがある時は残してもOKなど、食事を楽しむ余裕を作ってあげましょう。

またその時に、

「お母さんも小さいころは人参が苦手だったのに、大きくなったら食べられるようになったのよ。〇〇ちゃんも大きくなったら食べられるようになるといいね。」

というように、お母さん自身が苦手な食材を克服したエピソードを話してみると、子どもは安心します。

安心感で気持ちが満たされると、食べてみようかなと思えるものです。

子どもの「食事の悩み」で頑張りすぎないコツ▶︎数値にこだわり過ぎない

子どもの成長には、適正体重や必要な栄養、摂取量など、様々な基準や目安となるデータがあります。

栄養バランスを考えた食事を準備したり、体の成長を数値で把握するのは大事ですが、一番大切なのは、子どもが心身ともに健康であるかどうか。

適正体重だったとしても、子どもらしくイキイキとしていなければ、それは健康とはいえません。

心身ともに健康であるかの最終判断は、何をどれだけ摂取したか、身長体重がいくつかといった数値ではなく、子どもの様子をみて判断するものです。

子どもが元気で機嫌が良いのが、健康な証拠。数値にこだわりすぎて悩んだりせず、目の前にいる子どもの様子をしっかり見て、判断しましょう。

子どもの食事における悩みで、頑張りすぎないコツをお届けしました。
離乳食をを始めてから、独り立ちするまで、お母さんは子どもの食事にたくさんの時間とエネルギーを使います。
「きちんと食べないと、健康や成長に影響するのでは?」と心配になることもあると思いますが、食は長く付き合っていくもの。頑張りすぎると、お母さんも子どもも疲れてしまいます。
人を良くすると書いて「食」。肩の力を抜いて、心も体も良くなるように、楽しく取り組んでいきましょう♡

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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柴田裕美子
Cocoro table主宰
二児の母

臨床心理士、食育インストラクター
おうちパンマスター
ホームパーティー検定3級


こんにちは。柴田裕美子です。
心理学と食育の知識、自身の子育て経験を活かして、お母さんたちがハッピーになれる育児のコツをお伝えしていきます♡
よろしくお願いいたします。

<経歴>
大学、大学院で心理学を専攻。
大学院修了後、大学病院の精神科治療に携わり、メンタル不調の予防には正しい知識と理解が重要であると実感し、メンタル不調の予防に興味を持つ。
その後、メンタル不調の予防とこころの健康増進を目指し、働く人のカウンセリング、企業でのセルフケア研修実施やメンタルヘルス対策考案などに従事。出産を機に退職。

プライベートでは一男一女の母。
人を良くすることを育むのが食育であるという服部幸應先生の考え方に共感し、食育の勉強を始め、食育インストラクター取得。
食事はからだを作り、食卓は心を育む、という考えの下「こころを豊かにする」をテーマに、日々の食卓を心理学的視点から考える食卓育講座を開催中。

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