子どもがお友達に嫌なことを言われたら?
▶一度、気持ちを受けとめる
子どもにとって、お友達から言われた嫌な言葉は、親が想像する以上に心へのインパクトが大きいものです。
「仕方ないわね」
「ふ〜ん」
「我慢しなさい」
など、簡単に受け流してしまうのではなく、まずは子どもの辛い気持ちや否や気持ちを受け止めてあげましょう。
「そう、それは嫌だったね……辛かったね。」
そう一言あるだけで、子どもは親に気持ちを分かってもらえると少し安心するものです。
嫌な言葉を言われたときほど、孤独な気持ちになりやすいもの。
「ママやパパは味方だよ」という姿勢を伝えてあげましょう。
子どもがお友達に嫌なことを言われたら?
▶「気にしないでいい」ことを伝える
さて、いざ子どもの気持ちを受け止めたら、次の対応が悩ましいですよね。
子どもと一緒に親が悩みこんでしまったり、一緒になってお友達のことを悪く言うの考えもの。
気にしなくてもいい、ということを上手に伝えられるよう考えてみましょう。
例えば、「嫌な言葉さんは、せっかちだからすぐにどっかに行っちゃうよ」など、子どもが安心できる言い方ができるといいですね。
子どもがお友達に嫌なことを言われたら?
▶具体的な理由を上げて「大丈夫」だと伝える
お友達から嫌なことを言われると、子どもの心はそのことばっかりが占めてしまうもの。
自分だけどうして?と思っているかもしれません。
そんなときは、
「ママも小さい頃はね……」
「チビって言ってた子と同じくらいの背だよ」
などと、具体的なケースとともに大丈夫であることを伝えてあげましょう。
子どもがお友達に嫌なことを言われたら?
▶どうして言ったのかを一緒に考える
意地悪な言動をする子どもも、意外とその自覚がなく嫌な言葉を発しているケースが多いもの。
小さい頃は、自分の感情を表現する力がまだまだ育っている途中。
「一緒に遊びたい」「おもちゃを貸してほしい」という気持ちが嫌なことをいった背景には隠れているかもしれません。
「どうしてそんなことを言ったんだと思う?」
「もしかしたら〜ちゃんは、一緒に遊びたかったのかもしれないね」
など子どもから、お友達に嫌なことを言われた状況を聞きながら考えると、子どもも心が落ち着きます。
子どもがお友達に嫌なことを言われたら?
▶泣きやまないときは気分転換を
何を言っても子どもが「お友達に嫌なことを言われた!」と泣き止まないときには、嫌なことを忘れられるよう気分転換させてあげることも大切です。
おいしいおやつ、楽しい公園へのお出かけ、お絵かきなどで気分転換すれば、案外ケロっと子どもも忘れてしまうかも。
子どもが大きくなる過程で、多少なりともお友達から嫌なことを言われてしまうこと、誰でもあります。
だからこそ、深刻に捉えすぎないことが大切です。
とはいえ、何回もその訴えが続くようなら、保育園や幼稚園に相談して、見守るようにしましょう。
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