「共感」は、心だけでなく体にも良い?
夫婦や親子関係のみならず相手に共感してもらうことは、心はもちろん、身体を癒してくれる作用もあるのだそう。
日々の生活のなかで、様々な神経を駆使して、多数の臓器や身体を動かし監視する機能を担っている”脳”。
脳が”相手に共感されている”ということを感知すると、迷走神経に信号を伝達し、心拍数を下げて血圧を下げてくれる作用があるといわれています。
そして、心はもちろん身体をゆったりと落ち着かせ、安心感やリラックス感を感じることができるのです。
夫婦・親子関係における共感のポイント①夫婦間での“共感”
まずは夫婦間で、相手に共感する言葉をかけてあげるようにしましょう。
例えば、自分が忙しい時に夫が何も手伝ってくれず、ソファで寝そべりテレビを見たりスマートフォンを覗いているとします。
そのような時、ついカッとなって「手伝ってよ!」「◯◯してくれない?」などと自分の気持ちを直球に投げてしまいがちではありませんか?
まずは”共感”というワンクッションを先頭に乗せてあげることが大切です。
「そうだよね。お仕事で疲れているから休みたいよね」
「いつもはゆっくりテレビ見られないものね」
「この番組面白いよね」
このように共感の言葉を添えるだけで、相手も安心感を得ることができます。そして、その後の言葉をより素直に受け入れやすくなるものです。
夫婦・親子関係における共感のポイント②子供に対しての“共感”
夫婦だけではなく、我が子対しても「共感」してあげることが大切です。
特に子どもは自分の気持ちを上手に言葉に出すことができないもの。
なぜ泣いているのか自分自身でもよく分からず、心を整理するのが難しい状態になることも多々あります。
「そうだね、上手にできなくて悔しかったね」
「まだ◯◯が食べたかったんだね」
「あっちに行きたいのね」
などと、子どもの気持ちに共感してあげることで、子どもは自分の気持ちに気づくことができます。
この”共感”の言葉がけは、イヤイヤ期の子にはもちろんですが、まだ言葉すら理解できない新生児の時からでも効果はあります。
ママ自身が赤ちゃんの気持ちを共感し、代弁することで、赤ちゃんはもちろんママ自身の気持ちを穏やかにすることもできます。
自分自身に共感することも大切!
夫婦・親子の間で”共感”を大切にするだけではなく、自分自身の気持ちにも共感してあげることが大切。
特に”母親”という仕事には正解や見本があるわけではなく、毎日毎日同じ生活を送りながら、日々これで良いのかという自問自答を繰り返すことになります。
「母親として自分はこれで良いのか」我が子の成長、しつけ、対応など、挙げるときりがない程悩みは尽きないものですよね。
そのような時にも、まずは自分の気持ちに対し自分自身で共感してみましょう。
「今日は寝不足だからイライラしてしまうね」
「思いどおりに行動できず疲れてしまうこともあるよね」
など、自分の気持ちを受け入れて共感してあげることで、心の整理もしやすくなります。
家族の仲を円満にするために、まずは自分自身の気持ちを大切にしてあげることも大変重要なのです。
日常生活のなかで、ついつい忘れてしまいがちな「共感」の心。
まずは、共感する考え方のクセを身につけることで、夫婦や親子仲はもちろん、自分の心や身体をより穏やかでハッピーなものになりますよ♡
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