「利き目」の使い過ぎに注意!
手に右利きや左利きがあるように、目にもよく使う側があり、それを「利き目」と言います。
人は、両方の目から入った情報を脳が処理して、物を認識しています。そして、利き目を軸として、もう片方の目で利き目をサポートしながら、立体的に物を見ているのです。
そのため、利き目の方はずっと使いっぱなしの状態であり、片側だけが疲れてしまいがち。
特にパソコンやスマホなどは、立体視する必要がないため、利き目ばかりを使ってしまう傾向があるそう。
その結果、異常な疲れ目や頭痛、肩こりなどの不調が起こると言います。
さらにひどくなると、体のゆがみから腰痛が起こったり、顔が歪んでたるみに繋がる可能性も……。
また、利き目でない方の目の視野が狭くなり、物を見落としてしまい、運転中の事故が起こりやすくなるケースもあるようです。
利き目の使い過ぎは怖いですね。
利き目の調べ方って?
以下の方法で、あなたの利き目がどちらなのかを調べることができます。
①体からできるだけ離して、両手の親指と人差し指で輪を作る。
②遠くの目標物を決め、指で作った輪の中に目標物が収まるように見る。
③見つめたまま、片方の目を閉じてみる。これを左右ともに行う。
片目を閉じた時、どちらかは目標物が輪からずれており、もう一方は、両目で見た時とほぼ同じ位置に見えると思います。
同じ位置に見えた方の目が「利き目」です。
両目のズレがあまり認識できなかった方は、バランスよく両目を使っているタイプ。逆に、片方が大きくはっきりとズレて見えた方は、要注意かもしれません。
ちなみに、人間は右目が利き目である方が多く、サルなどは半々だそう。
言語野のある左脳が発達していることや、道具を使うように進化し、右手を多く使うようになったことが関係している、と言われています。
利き目のアンバランスを防ぐには?
通常、両目で物を見ている時は、どうしても利き目を多く使いがちです。
バランスをとるためには、時々利き目を閉じて、利き目でない方の目を使うトレーニングをすることが大切です。
手軽にできる方法として、遠くと近くを交互に見る眼筋のストレッチがおすすめです!
①目の前に指を立てる。
②遠くの目標物を定める。
③指と遠くの目標物をできるだけ早く交互に繰り返して見る。
時間は10秒ほどでOK。いつでもできる方法なので、ぜひ試してみて下さいね。
スポーツなどの場面では、利き目を上手く利用することもありますが、普段の私たちの生活では、バランスよく目を使うことが大切です。
疲れ目や頭痛が気になる方は、利き目をチェックしてアンバランスを解消してみると、改善されるかもしれませんよ。
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