年末年始でも連絡はしていい?
「お正月だし、連絡するのは失礼かな?」と悩む方は多いですが、訃報の連絡は年末年始でもして問題ありません。
とくに以下のような相手には時期を気にしすぎず、できるだけ早めに伝えましょう。
- 親族・近しい親戚
- 葬儀や手続きに関係する人
- 仕事関係で調整が必要な人
電話が難しい場合は、LINEやメールで簡潔に伝えるのもOKです。
ただし、「あけましておめでとう」などの祝い言葉は使わないよう注意しましょう。
年賀状を出してしまった場合は
年末に不幸があった場合、「もう年賀状を投函してしまった……」というケースも少なくありません。
この場合、年賀状を出してしまったこと自体は問題ありませんが、差出地の集配局を出ていなければ無料で取り戻しすることができます。
差出地を出てしまっている場合は取戻請求手数料がかかりますが、配達前であれば取り戻し可能です。
12月15日の年賀状受付を過ぎてしまっている場合は、喪中はがきは出さずに寒中見舞いを出すようにしましょう。
寒中見舞いを出す場合は、松の内が明けた1月7日以降に年賀状のお礼とお返しが出来なかったお詫びを書いてくださいね。
※地域によっては1月15日以降とする場合もあります。
現金は年末年始でも用意しておくと◎
年末年始は銀行やATMが使えない時間帯も多いため、現金の準備は早めにしておくことが大切です。
年末年始に起こりやすいのが、
- 香典袋が手元にない
- 新札しか用意できない
- 両替ができない
といったトラブル。可能であれば
- 香典袋を数枚ストックしておく(香典袋はコンビニでも購入可能)
- 新札しかない場合は一度折り目をつける
- お布施や香典用に少し多めに現金を準備しておく
など、事前に備えておくと安心ですよ。
年末年始のご不幸は「焦らず・無理せず」が大切
年末年始にご不幸があると、周囲の雰囲気とのギャップに戸惑いや不安を感じがちです。
ですが、連絡・年賀状・お金の準備など、基本的なポイントを事前に押さえておけば慌てずにすみます。
形式にとらわれすぎず、できる範囲で丁寧に対応していきましょう。

◆yukari.t
葬儀社を営む家に嫁いで10年、アラサー3児の母です。
日常の中で“最期の時間”に寄り添う仕事に向き合ってきました。
そんな経験をもとに、葬儀にまつわる情報や日常マナーをお届けするライターとしても活動しています。
終活アドバイザー・終活ガイドの資格も保有しています。
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