父から子へ流れる同じ思想
ロックスは「世界の王」を掲げ、天竜人や政府すら敵に回して世界を覆そうとした男です。息子である黒ひげもまた、「人の夢は終わらねェ」と叫び、己の欲望を追い続けています。この“既存の秩序を壊す衝動”は、父から子へと確かに受け継がれた意志であり、両者に共通する生き方の根幹といえるでしょう。
ロックスがデービーバックファイトで仲間を集めたように、黒ひげも戦乱を利用して強者を取り込みました。父の戦術が、子に形を変えて引き継がれている姿が浮かび上がります。
“D”の名を継ぐ異端の血脈
親子である二人に共通するのは「D」の名。そしてその中でも特に異質な存在である点です。黒ひげは二つの悪魔の実を宿す異形の肉体を持ち、ロックスもまた常識外れの思想と行動で恐れられました。
彼らの特異性は偶然ではなく、“D”の一族の中でも特別な血筋に由来すると見るのが自然です。親子関係が確定したことで、異端性そのものが血統に根ざしていることが裏付けられたといえます。
黒ひげは父の遺志を継ぐ
黒ひげは父ロックスが拠点とした「海賊島ハチノス」を受け継ぎ、力ではなく“欲望”で繋がった海賊団を率いています。さらに、政府や四皇にとって最大の脅威である点も父と同じです。
まさに黒ひげは、ロックスの遺志を継ぎ現代に蘇らせた存在といえるでしょう。父が夢見た「世界の王」という野望を、息子である黒ひげが現代で再び具現化しようとしているのです。
繰り返される歴史
38年前、ロックスは「ゴッドバレー事件」でロジャーとガープの共闘に敗れました。父を討った“共闘の構図”は、黒ひげの時代にも再現される可能性があります。
ルフィ、海軍、さらには革命軍までもが一時的に手を組み、黒ひげを討つ――それは父の世代の歴史をなぞるかのような展開となるでしょう。
まとめ
黒ひげがロックスの実の息子であることが確定した今、二人の言動や思想には強固な一貫性が見えてきます。親から子へと継承された「破壊の意志」と「Dの血脈」。それは物語の最終章で世界を大きく揺るがす要素となるはずです。
黒ひげは父の野望を再現する存在なのか、それとも超える存在として歴史に刻まれるのか。いずれにしても、ロックスと黒ひげという親子の因縁が、物語のクライマックスで大きな意味を持つことは間違いありません。

◆misaki
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