ロキがロックスに憧れる“過去”に隠された真意とは？
最新話では、ロキが幼いころからロックスに強い憧れを抱いていたことが描かれました。ロックスといえば、世界政府からも恐れられた存在で、ゴッドバレー事件でガープとロジャーによって討たれた伝説の海賊です。なぜロキは、そんな危険な人物に魅了されたのでしょうか。
鍵となるのは、ロキの“孤独な生い立ち”です。ロキはハラルド王の息子でありながら、母に捨てられ、周囲からは“呪われた子”と呼ばれてきました。そのため、誰にも理解されず、居場所を求めていた少年時代を過ごしていたのです。
そんな彼にとって、“世界を揺るがす存在”だったロックスは、自らのルーツや誇りを肯定してくれる希望の象徴のような存在だったのではないでしょうか。反骨精神や「権威への挑戦」といったロックスの姿勢に、自分を重ねていた可能性があります。
ロキが“麦わらの一味”に加わる可能性も？
ロキはかつて“問題児”として描かれてきましたが、近年の描写ではその複雑な内面が丁寧に描かれるようになっています。こうした描写の変化から、一部では“ルフィの仲間になるのでは？”という予想も浮上しています。
エルバフは現在、麦わらの一味にとって非常に重要な舞台となっており、ルフィが「太陽の神ニカ」として目覚めた今、ロキとの関係性にも変化が訪れる可能性があります。ロキ自身が、ニカの伝説にどのような想いを抱いているかによっては、敵対ではなく共闘の道を選ぶ展開もあり得るでしょう。
ロックスへの憧れとルフィの姿が重なったとき、ロキの心に何らかの変化が起こる可能性もあります。もしかすると、ロックスが目指していた「世界をひっくり返す」という意志を、ロキはルフィに託すことになるのかもしれません。
エルバフ、ロックス、ルフィ──交錯する“意志”の行方
ルフィが今後、ロックスやロジャー、ニカといった“過去の意志”をどう継承していくのかは、物語の鍵となっています。そんな中で登場したロキの過去は、過去の英雄たちの系譜を描くうえで、非常に重要なピースとなり得るでしょう。
かつてロックスが「世界を変えよう」としていたように、ロキもまた、何かを変えたいという強い願いを抱いているはずです。それが復讐なのか、理想の実現なのかはまだわかりません。しかし、その道の先にルフィという“運命の人物”が現れたとしたら──ロキが取る選択は、物語の流れを大きく変えることになるでしょう。
まとめ
ロキがロックスに憧れた背景には、孤独な過去と、自分の存在意義を求め続けた心の叫びがありました。そんな彼がルフィと出会い、何を思い、どんな選択をするのか。ロックスの意志を継ぐ者が“破壊”を選ぶのか、それとも“共存”の未来を選ぶのか──今後の展開から目が離せません。
◆misaki
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