ロックスが仕掛けた“ゲーム”の正体とは?
・デービーバックファイトとは何か
デービーバックファイトは、2つの海賊団が勝負し、敗者の仲間や海賊旗などを奪い合う海賊たちの“伝統的ルール”です。ロングリングロングランド編では、ルフィたちがフォクシー海賊団と対決しましたが、今回の最新話で、そのルーツが遥か昔、ロックスの時代にまでさかのぼることが判明しました。
・ロックスはなぜこの方法を用いたのか
ロックスの目的は「世界の王になること」。そのためには、強者を集めて強力な海賊団を形成する必要がありました。ただし、力での支配ではなく、ゲームという形式を利用することで、「勝者に従う」というルールを強制させる狡猾な戦略を取っていたと考えられます。
これは仲間の絆を軽視し、結果をすべてに優先させる、ロックスの冷酷さの表れとも言えるでしょう。
ロックス海賊団と“デービーバック”の裏にある思想
白ひげ、ビッグ・マム、カイドウといった後の“四皇”までもが在籍していたロックス海賊団。その結成の背景にこのゲームがあったとすれば、メンバー同士に絆など存在せず、「力ある者が全てを奪う」という弱肉強食の理念が徹底されていたことになります。仲間を「奪う対象」とする思想は、ルフィとは対極のものです。
ルフィもかつて同じゲームを体験していますが、彼は勝利しても仲間を奪うことはせず、むしろ人の自由を尊重していました。この対比こそが、ロックスとルフィの“D”の在り方の違いを象徴しているのではないでしょうか。両者は「自由」を目指しているように見えて、その意味合いは真逆とも言えます。
デービーバックファイトが再登場した意味とは?
デービーバックファイトという概念が再び表舞台に登場したのは、なにか意味があるのではないでしょうか。今後、最終章で「仲間をかけた争い」が再び描かれる可能性があり、ルフィたちが大きな決断を迫られる展開が訪れるかもしれません。
また、黒ひげはロックスの意思を継いでいる可能性が高いとされています。彼もまた力による支配を好み、複数の悪魔の実の能力を奪うなど、「奪うこと」に重きを置いています。デービーバックファイトという「奪い合い」のゲームを、彼が再び使う日が来るのかもしれません。
まとめ
デービーバックファイトは、単なるゲーム的な存在ではなく、ロックスという男の戦略と思想を象徴する重要な要素だった可能性があります。仲間を“奪う”ロックスと、“選び、守る”ルフィ。ふたりの“D”を巡る対比は、いよいよ物語の核心に迫っていきます。
デービーバックファイトの再登場は、“仲間とは何か”というワンピース最大のテーマを、今一度読者に問いかけているのかもしれません。

◆misaki
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