【リアル給与明細】31歳、Webエンジニアの場合
プロフィール
31歳、女性
情報通信業のWebエンジニア
▼現状
仕事内容は、金融機関向けのWebシステムや業務システムの開発・運用。
労働時間は月144時間、残業はなし。
ボーナスは40万円程度。
ひとり暮らし。
【相談内容】スキルは向上しているのに、報酬に反映されていないのでお給料には不満があります。出費の見直しや家計管理が後回しになってしまっているのが悩みです。サブスクや保険などの固定費も含め、収入に合った適切な支出バランスが知りたいと思っています。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
質問者さんは、現在のお給料はスキルに見合っていないと不満をお持ちなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約347万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代のシステムコンサルタント・設計者の平均年収は約680万円*です。
*……参考：厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、ご自身でも感じていらっしゃる通り平均よりもかなり低い水準と言えます。
ひとり暮らしの今こそ整えたい、ムリのないお金のバランス
将来のためにお金を貯めたいと思っていても、日々忙しくて家計の見直しまで手が回らない……。
質問者さんは、そんな悩みを抱えていらっしゃるのですね。
「貯めどき」の今こそ、家計を整えるチャンス
人生にはお金がかかる時期(＝かかりどき)と、貯められる時期(＝貯めどき)があります。
こどもが生まれたり、親の介護が始まるといった「かかりどき」には、思うように貯金できないこともあります。
一方、質問者さんは現在ひとり暮らしで「貯めどき」の真っただ中。
だからこそ、支出は手取り月収の8割以内におさめることを意識しましょう。
サブスクや保険料などの固定費もこの8割の中に含めるのがポイントです。
そうすることで、毎月2割以上を将来のために確保できます。急な出費にも安心して備えられるようになります。
忙しいからこそ、「仕組み」で家計を自動化しよう
「仕事が忙しくて家計管理の時間がない」と感じているなら、仕組みづくりで家計管理を自動化するのがおすすめです。
たとえば、こんなステップから始めてみましょう。
- サブスク一覧表を作成し、使っていないサービスを解約する
- 保険を今の生活スタイルに合った内容に見直す
- 家計簿アプリを導入し、支出を「見える化」する
実行するだけで、月に1〜2万円の節約ができることも珍しくありません。
年間にすれば12〜24万円の節約につながるということ。
家計の仕組みを整えることは、将来の安心につながる「自己投資」です。数日間でも集中して取り組めば、その効果は長く続きます。
一度、家計としっかり向き合う時間をつくってみてはいかがでしょうか。
まとめ
・ひとり暮らしの今は「お金の貯めどき」。収入の8割の支出バランスが、優良家計を作ります。
・忙しくても、家計管理を自動化すれば大丈夫。家計と向き合う時間を作り、管理の土台を整えましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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