【リアル給与明細】33歳、事務職。手取りが少ない……。失敗せずにお金を増やせますか?【FPが解説】

Baby&Kids / Life style

読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。明細の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【33歳 事務職】
本ページにはプロモーションが含まれています

― 広告 ―
ゆきFP
ゆきFP
2025.05.23

【リアル給与明細】33歳、事務職の場合

【リアル給与明細】33歳、事務職の場合

プロフィール

33歳、女性
商社の一般事務

▼現状
勤続3年。
ボーナスは年間80万円。
労働時間は月148時間、残業はなし。

【相談内容】お給料が少ないので投資で資産を増やしたい。失敗しない方法を教えてください。

解説するのは……

◆ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。

投資で失敗しない方法〜まずは目標を決める〜

投資は、お金を増やすことがゴールではありません。
増やした資産で何がしたいかが重要です。

例えば、老後資金の準備として資産を運用する場合、最低限の生活でいいのか、ゆとりある暮らしがしたいのかによって必要な金額は異なります。
一般的には、最低限の生活費は約28万円/月*、旅行や趣味などを楽しむゆとりある老後生活費は約37万円/月*とのこと。

一方、夫婦の受け取る平均の年金額は、約22万円/月*(夫婦ともに会社員の場合)です。
65歳まで働き、その後20年間を老後とすれば、1,400万〜3,600万円の自己資金が必要になることが分かります。

まずは、将来いくら貯めたいか目標を定め、それに対して毎月いくらの積立で、どれくらいの利回りが必要になるのかを逆算しましょう。

*……参考:総務省「家計調査報告 〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要」
*……参考:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

ほったらかし投資で感情に左右されない

相場に一喜一憂して、短期的に売買を行うことはおすすめしません。
なぜなら、短期売買はリスクが高く、プロでも相場を予測することが難しいからです。

例えば、アメリカ株式の指数であるS&P500であれば、アメリカの優良企業500社に分散投資をしながら、過去10年では平均年率10%ほどで運用されています。
リーマンショックやコロナショックでは暴落しましたが、時間をかけて回復しているので、長い目線で投資を続けるとよいでしょう。

また、積立投資は下がっているときに安く買えるメリットがあるため、投資のリスクを抑えるのには有効ですよ。

質問者さんの年収は平均より低い水準

平均給与

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、30〜34歳の総合事務員の平均月給が33.1万円*であるのに対し、質問者さんは20.2万円と平均を下回っています。

また、ボーナスも平均が94万円*に対して質問者さんは80万円と、こちらも平均より低め。
とはいえ、残業がなくワークライフバランスが取りやすい会社のようです。

*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」

まとめ

電卓で計算している女性出典:stock.adobe.com

・目標から必要な積立額や利回りを逆算して。

・短期的な売買は禁物。長期目線で一喜一憂しない投資を。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

多い?少ない?貯金は足りている?
あなたの年収や毎月の貯金額を「家族構成×居住エリア」が同じ世帯と比べてみませんか?

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―
ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。
特に、お金の制度をわかりやすく伝えることが得意です!
育休ママ向けにInstagramで発信もしています。
https://www.instagram.com/chanyuki_money