【ボーナスいくら?】40歳、小売業の場合
プロフィール
40歳、女性
小売業の営業事務、年収300万円
子(16歳と10歳)との3人暮らし
今年度の夏季ボーナス:もらえると思うが額はわからない
【相談内容】副業禁止の会社でどう将来設計すればよい?
「毎月のお給料だけでは生活が苦しいのにボーナスも少なく、子どもの修学旅行の費用を捻出することがとても厳しかったです。副業が禁止されている環境で、どのように将来設計すればよいでしょうか?」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である40〜44歳の1年間のボーナス平均支給額は、約111万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
質問者さんと同じ卸売業・小売業のボーナス平均支給額は、夏季支給額が約38万円*、冬季支給額が約37万円*となっています。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は夏季・冬季合わせて31万円なので、残念ながら平均と比べて低い水準といえそうです。
副業もできない環境での将来設計は?
毎月のお給料でやりくりするだけでも精一杯なのにボーナスが少ないともなれば、お子さんの修学旅行費など大きな出費が重なると大変ですよね。
さらに副業も禁止となると、収入を増やす選択肢が限られてしまい、将来への不安が増すのも当然かと思います。
支出の中で「見直せるもの」がないかをチェック
副業ができないなら「今あるお金を守ること=支出の見直し」がとても大切です。
- 毎月の固定費(スマホ代、保険料、サブスクなど)を見直す
- 光熱費や食費の使い方を工夫する
- 自治体や国の支援制度(就学援助やひとり親家庭への補助、教育ローンなど)を確認する
特に保険は「入りすぎ」に気づかないことも多いため、保障内容を見直して、本当に必要な分だけに絞ると効果的です。
「将来設計」は小さな一歩から始めてOK
「将来設計」と聞くと難しく感じられますが、「無理なくできることで、今より少し安心できる」を目指すだけでも十分です。
- 家計簿をつけて収支を見える化する
- 節約で浮いたお金で、月1,000円からなど無理のない金額で積立を始める
- 社内で昇給やキャリアアップの道を探す
- 今よりお給料の良い職場や副業が禁止されていない職場に転職できないか、求人サイトをチェックする
今すぐ大きく変えられなくても、「続けられる習慣」を見つけることが未来の自分を助けてくれます。
少しずつでも「今よりラクに、今より安心に」近づけるように、できることから無理なく始めましょう。
まとめ
・質問者さんのボーナスは平均と比べて低い水準です。
・支出を上げられる見込みが少なければ「今あるお金を守ること=支出の見直し」が大切。
・「家計簿をつける」「1,000円からでも積立貯金をする」など無理なくできることを習慣化しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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