原修太選手

【プロバスケ・原修太】アスリートパパが語る、子育ての苦悩とは

Baby&Kids / Life style

プロバスケの原修太(はらしゅうた)選手がママメディア・4yuuuに登場!2024年に1児のパパとなった原選手に、「子育ての苦悩や楽しさ」「社会貢献活動“ハラの輪”のこと」「これからの目標」などを聞きました。

― 広告 ―
4yuuu original
4yuuu original
2025.04.24

アスリートパパ、子育ての苦悩を語る

原修太選手

Bリーグで活躍するプロバスケの原修太(はらしゅうた)選手が4yuuuに登場。2024年に第一子が生まれ、絶賛子育てに奮闘中!という原選手にインタビューを行いました。

「自然とバスケのことを忘れられる」

原修太選手

————最近のライフワークについて教えてください。育児にはもう慣れましたか。選手として活動を続けながら子育てをする難しさ、また楽しさはなんでしょうか。

「楽しさは本当にたくさんありますね。元々子どもが好きなんですが、自分の子が生まれてからはより一層可愛く思えます。“愛おしい”ってこういうことかと。以前は妻と2人で過ごす時間が多くて、それももちろん楽しかったけど、完全にバスケのことを忘れるってなかなかできなくて。今は、子どもと過ごすことで自然とバスケのことを忘れられるんです。いい意味で切り替えができて、気分転換になっています」

————お子さんと向き合う時間がリフレッシュになっているんですね。

「はい。難しさは、やっぱり物理的に家にいない時間が多いことですね。水曜日、土日のほとんどは試合があって、全国で開催されるから移動時間も長く1週間家に帰れないことも。そうなると、子どもと会えずテレビ電話だけでのやり取りになってしまって、寂しさを感じますし、妻にも負担をかけてしまいます。家にいられる日はなるべく長い時間子どもといるようにして、『パパがいると楽しい』って思ってもらえるように頑張っています」

————ご夫婦の間での役割分担はありますか?

「ちょうど子どもが生まれたのがシーズンオフで。最初の頃は夜中の対応もできていたんですけど、シーズンが始まるとやっぱり睡眠が大事なので、今は妻に頼っている部分が多いです。できることはなるべくやろうと意識はしていますが、やっぱり妻の方が頑張ってくれていると思います」

————原家の育児ルールがあれば教えてください。

「妻が『ネントレ(寝るトレーニング)』に興味を持っていて、生まれる前から2人で本を読んだりして勉強しました。今0歳ですが、大人とは別々で寝ています。夜7時にベッドに置くとそのまま1人で寝てくれて、朝までぐっすりなことが多いです。おかげで夫婦の時間もちゃんと確保できています。最近は、一緒にドラマを観たり、オーディション番組を観たりすることが多いかな」

『ハラの輪』で出会った「仲間みたい」な子どもたち

原修太選手

————では次に、原さんが行なっている「ハラの輪」の活動についても教えてください。これはどういった思いで始められたのでしょうか?

「自分が『潰瘍性大腸炎』という難病を患ったのがきっかけです。いろいろ調べる中で、同じ病気で今も活躍されているスポーツ選手がいることを知って。競技は違う方だったけど、すごく勇気をもらったんです。だから、今度は自分が誰かに勇気を与えられたらと思ってはじめました。この病気って外から症状がわかりづらくて、例えばトイレに頻繁に行きたくなったり疲れやすくなったり。大人だったら周りが理解してくれるけど、子どもがなるとからかわれて嫌な思いをすることもあるだろうなって。だから、同じ病気の子ども達と交流しようと思いました」

————実際に子どもたちと交流してみて、どうでしたか?

「最初は『勇気を与えたい』って思ってたんですけど、交流していくうちに、むしろ自分の方が元気をもらっているなと思います。同じ悩みを共有するだけで気持ちが楽になるし、何度も会いたくなるような、仲間みたいな感覚ですね」

選手として、1人の大人として。これからの目標は

原修太選手

————「ハラの輪」の活動、バスケ、育児とてんこ盛りですがこれから特にやりたいことはなんでしょうか。

「もっと発信力をつけていきたいですね。病気のことをもっと多くの人に知ってもらって、理解のある社会にしていきたい。特に子どもたちが安心して生活できる環境づくりにつなげていけたらと思っています。

選手としては、Bリーグでの優勝をもう一度経験したいです。2021年に一度優勝したんですが、最近はなかなか結果が出ていないので、今度はチームの核として優勝に貢献したいです。

父親としては、子どもの成長の瞬間にたくさん立ち会いたい。土日は試合でなかなか難しいんですが、行事があればなるべくスケジュール調整して参加できるようにしていきたいです」

————それは、バスケ界にも働き方改革のような変化があるということですか。

「だいぶ変わってきたように思います。選手だけじゃなく、スタッフの働き方も尊重されるようになったり、練習場に子どもを連れてくる選手も増えたり。練習ならスケジュールを調整できることもあるので、積極的に監督と相談していきたいです。やっぱり家族の時間も大切にしたいですから。さらなる願望は、チームに専属の保育士さんを入れてもらうこと(笑)。選手の奥さんたちも助かると思うし、みんながもっと働きやすくなると思うんです」

バスケキッズ大興奮!気になるあれこれ聞いてみた♪

原修太選手とバスケキッズ達

今回、千葉県内で活動しているミニバスケットボールチームのみなさんにご協力いただき、バスケキッズと交流の場も。

“ディフェンスがうまくて、相手選手からプレッシャーをかけられてもスリーポイントを入れるところがかっこいい!”、“顔がかっこよくて身長も高くて、とてもやさしく筋肉がすごいところが好き!”と子ども達からのラブコールが止まらない人気ぶり。

\バスケキッズからの質問/

————小学生、中学生の頃はどんな選手でしたか。その頃からプロを目指していたんですか。

「小中学生の時はシュートが得意で、身長も160cmくらいあったから、点をとりに行くタイプの選手でした。プロになりたくて頑張っていたというよりは、ただ勝つことが楽しくて続けてきた感じかな」

————どうしたら緊張せずにプレーできますか。

「自信を持てるようにたくさん練習することと、チームの中での自分の役割を考えてプレーすることが大事!あと、何時間も前から試合のことを考えて緊張しちゃうのは勿体無いので、直前で“よしやるぞ!”と気持ちを入れるのがいいと思います。僕たちも、試合のちょっと前まではバスケと関係ない会話で盛り上がることもあるよ」

————選手として活躍するためには何をしたらいいと思いますか。

「コーチに、“どうしたら試合に出られるか?どんな選手が好きか?”直接聞いてみるのも手だと思う。プロの中でも、恥ずかしいとか、媚を売っていると思われるんじゃないかとか考えて行動できない人がいるけど、行動した人の方が良い結果を残してる。頑張って!」

終始優しく答えてくれて、緊張していた子ども達も和やかな雰囲気に。最後は一緒に写真を撮ったりサインにも応えてくれるサービス精神旺盛な原選手でした♪

原修太選手

アスリートとしてだけでなく、パパとして、社会に発信する1人として、多くの人に影響を与えている原選手。バスケファンはもちろん、そうでない人も、これからの彼の一歩にぜひご注目ください!

◆原修太(はら・しゅうた)
1993年12月17日生まれ。千葉県出身。Bリーグで活躍するプロバスケットボール選手。プライベートでは1児のパパ。潰瘍性大腸炎という指定難病を患った経験から、同じ病気で苦しむ子どもたちに勇気を与えたいという思いで「ハラの輪」という社会貢献活動を続けている。

------------------
Photographer:Ayako Nakamura
------------------

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―
4yuuu original

4yuuu編集部の公式サブアカウントです。美容、ファッション、コスメ、グルメなど編集部目線からイチオシ情報をお届けしています。