【リアル家計簿】50歳と47歳の夫婦、3人家族の場合
家族構成
夫……50歳、会社員
妻……47歳、フリーランス
子……15歳
【相談内容】転勤続きで不動産を所有していないので、子どもが独立したら都心のコンパクトマンションを購入したいです。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
安心できるマイホーム購入のために!家計の土台を固めよう
GOODポイント
質問者さんのご家庭では、ひと月あたりの収入が100万円。
そのうち交際費・娯楽費・貯蓄を除いた生活費が59万円となっています。
資産形成の観点からは「収入の8割で生活し、残りの2割を貯蓄や娯楽に充てる」のが理想とされていますが、質問者さんは収入の約6割で生活をまかなえているので、非常に優れた家計管理ができていると言えるでしょう。
気になる支出項目をチェック
特別費の項目が設定されていない点が少し気になります。
家電の突然の故障による買い替え費用や、冠婚葬祭の香典やご祝儀など、予期せぬ支出は意外と多く発生するものです。
今後、マンション購入に向けて計画的に貯蓄を増やしたいのであれば、こうした突発的な出費に備えて特別費を設けておくことをおすすめします。
目安としては、月収の2〜3ヶ月分を確保しておくと安心ですよ。
マイホーム購入は無理のない選択を
お子さまが独立されたあとに、都心のコンパクトマンションの購入を検討されているとのこと。
将来を見据えた前向きなご計画ですね。
都心の不動産物件の相場は上昇傾向が続いているので、無理なく所有するには中古マンションも視野に入れると良いでしょう。
ローンを組む場合は老後に返済がかからないよう注意し、管理費や修繕積立金などの維持費も含め、将来の収支をシミュレーションして計画的に進めてくださいね。
まとめ
・収入の約6割で生活がまかなえている優秀家計と言えます。
・突発的な支出に備えて、月収の2〜3ヶ月分の特別費を確保しておくことがおすすめ。
・都心の不動産は上昇傾向。無理なく所有するためには中古物件も視野に入れ、ローンは老後に返済がかからないようにしましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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