【年収いくら?】30歳、小売業の場合
プロフィール
30歳、男性
小売業(正社員)
▼現状
年収:約753万円
ボーナス:年間180万円
労働時間:月160時間、残業は2時間程度
家族構成:妻(30代、パート)と子(1歳)の3人暮らし
世帯年収:約850万円
【相談内容】今の投資額でマイホーム購入や教育費が足りるか不安……
「毎月の支出が収入より多く赤字です。毎月積み立て投資を行っていますが、今の備えで将来マイホームの購入費や子どもの教育資金が足りるのか不安です」
現在の年収は平均と比べると高い?低い?
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、30〜34歳男性の平均年収は約492万円*です。
質問者さんの年収は約753万円と、年齢別の平均と比べて高い水準になっています。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
将来の資金計画は逆算がカギ! 今の積立でできることを見極める
質問者さんは、赤字が続く中でのマイホーム購入費やお子さんの教育資金が不安なのですね。
将来の資金計画を立てる際は「今の備えで足りるか?」ではなく「今の備えで何ができるか?」を考えることが大切です。
現在の投資が将来どのくらい育つのかを確認する
積み立て投資を継続されているとのことなので、まずは「今の投資額が将来どの程度に成長するのか」を確認しましょう。
ネット上のマネーシミュレーターを活用すれば、現在の積立額が 20年後・30年後にどのくらいの資産になるのかを簡単に試算できます。
必要な資金を試算し、足りない分を明確にする
試算の結果「このままでは将来資金が足りない」とわかった場合は「いくら不足するのか」を明確にしましょう。
将来の資金計画を立てる際のポイントは以下の通りです。
- マイホーム購入:購入時の頭金や住宅ローンの月々の支払い額を試算し、無理のない範囲で計画を立てる
- 教育資金:子ども1人にかかる学費(大学進学時の資金)を試算し、児童手当や学資保険の活用も視野に入れる
赤字家計の見直しで貯蓄を増やす
毎月の収支がマイナスになっている状況では、将来に向けた備えが難しくなってしまいます。
家計の黒字化を目指すため、以下を参考に固定費の見直しから取り組んでみてください。
- 通信費の見直し→格安SIMに変更し、不要なプランを解約する
- 保険料の見直し →保障内容を整理し、必要であれば掛け捨て型保険に切り替える
- 食費・外食費の管理→まとめ買いや自炊を増やし、節約効果を高める
- サブスク・娯楽費→不要な契約を見直し、月数千円でも削減する
まとめ
・将来の資金計画を立てる際は「今の備えで何ができるか?」を考えることが大切です。
・現在の投資額が将来どの程度に育つのかを確認し、足りない金額を明確にしましょう。
・家計管理をして、赤字家計を見直しましょう。固定費の改善から取り組むことがおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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