【年収いくら?】28歳、製造業の場合
プロフィール
28歳、男性
製造業(正社員)
▼現状
年収:約494万円
ボーナス:年間120万円
労働時間:月160時間、残業は40時間程度
家族構成:妻(20代、育休中)と子(1歳)の3人暮らし
世帯年収:約1,100万円
【相談内容】毎月の家計が、赤字なのか黒字なのかもわかりません……
「同年代の平均程度はもらえていると思っています。しかし、毎月の収支がプラスなのかマイナスなのか把握できていないので改善したいです」
現在の年収は平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の年収は、約494万円です。
ボーナスを抜けば約374万円。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、製造業の25〜29歳男性のボーナスを抜いた平均年収は約297万円*です。
このことから、現在のお勤め先は平均よりもかなり高い水準と言えそうですね。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
家計の赤字・黒字をチェック!収支の見える化から始めて
質問者さんは安定した収入を得ている一方で、毎月の収支を把握できていないことが心配なのですね。
細かい家計管理は後回しにして、「今の家計が黒字なのか赤字なのか」を明確にすることから始めましょう。
収支管理をシンプルにする方法
収入と支出を把握するためには「家計簿アプリ」×「キャッシュレス決済」の組み合わせがおすすめです。
キャッシュレス決済を活用
クレジットカードや電子マネーを中心に使うことで、支出の記録を自動化できます。
家計簿アプリと連携
クレジットカードや銀行口座と連携できるアプリを活用すると、
- いくら収入があったか
- 何にいくら使ったか
- 貯金額はいくらか
が自動で記録されるため、面倒な手間なく家計を可視化できます。
赤字を防ぐシンプルなルールを決めよう
収支の流れが見えてきたら、「支出>収入」にならない仕組みを作りましょう。
毎月の黒字額を決めて先取り貯金
「収入-貯金=生活費」と考え、貯金分を先に確保する方法がおすすめ。
残ったお金でやりくりする習慣が身につきます。
固定費を優先的に見直
食費や日用品などの変動費よりも、家賃・保険・通信費といった固定費を見直すほうが手間をかけずに節約効果を得られます。
まずは現状を把握し、無理なく貯蓄を増やそう
家計簿アプリを活用しながら「今、家計がどんな状態なのか?」を確認することが第一歩です。
そのうえで支出のバランスを見直し、黒字家計が続く仕組みを作りましょう!
同年代の年収平均は……
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、25〜29歳男性の平均年収は約429万円*です。
質問者さんの年収は約494万円と、年齢別の平均と比べると高い水準になっています。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
まとめ
・「家計簿アプリ」×「キャッシュレス決済」の組み合わせで収支管理を自動化しましょう。
・「支出>収入」にならない仕組みを作るために、「先取り貯金」「固定費の見直し」から始めることをおすすめします。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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