古い日本家屋で起こる不気味な現象
霊媒師として活動する中で、多くの相談を受けますが、相談内容はすべて秘密厳守。
そのため、相談内容を直接お話しすることはできませんが、これまでにあった出来事の中から、一つの体験談をお話しします。
今まで霊媒師として多くの現場を訪れましたが、その中でも忘れられない霊との出会いがあります。
ある古い日本家屋での出来事でした。
その家では次々と不気味な現象が起こり、住んでいる人たちは不安を募らせていたのです。
家に着いた瞬間、異様な空気が全身を包みました。
まるで目に見えない何かがこちらを監視しているような感覚。
玄関に足を踏み入れて奥にある一室に向かうにつれ、冷たい風が背筋を這うように流れます。
その部屋は、長らく使われていないという6畳ほどの和室。壁はひび割れ、年代物の古びた家具が無造作に積み上げられていました。
部屋に入ると、床の一箇所に霊的なエネルギーが集中しているのがわかります。
意識を向けると、そこから黒い影がゆっくりと立ち上がり、その姿がはっきりと見えるようになったのです。
顔は人間のようでしたが、苦悶の表情を浮かべ、全身が暗いもやに包まれています。
その目には、怒りと悲しみが渦巻いているのを感じました。
部屋にいる霊の正体は……?
彼はかつてこの家に奉公に来ていた若い男性。
しかし、彼の働きは決して認められることがなく、理不尽なほど厳しい扱いを受けていました。
そしてある日、当時の家主による暴力的な行為に絶望を感じ、自ら命を落としたのです。
彼はこの場所で屈辱と恨みを抱えたまま、この世に縛られていました。
私は静かに語りかけます。
「あなたの苦しみは理解しました。あなたが受けた理不尽な行為は、この世で許されるべきものではありません」
「しかし、あなたがここに留まり続けることで、さらにその怒りがあなた自身を縛りつけています」
霊は当初、激しく抵抗し部屋中の空気が重く震えるような感覚が広がりましたが、私は霊の怒りと執着を解放するための霊術を開始しました。
すると次第に霊の輪郭が揺らぎ始めたのです。
その瞬間、彼の中で長年閉じ込められていた感情が解き放たれるような気配がありました。
最後に見えたのは、深い悲しみから解放された穏やかな表情。
黒いもやは完全に消え、部屋の空気はまるで新しい命を吹き込まれたかのように軽く、明るくなりました。
その後、この家では不気味な現象はぱったりと止み、住んでいる人たちも安心して暮らせるようになったのです。
この出来事を通じて感じたのは、「霊が抱える感情の強さ」と「それを解きほぐすこと」の重要性です。
霊の存在は私たちに恐怖を与えるものではありますが、その背景には必ず物語があります。
それを知り、向き合うことで、彼らもまた解放されるのです。
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◆霊媒師すばる
霊媒師として霊的な力を持つスピリチュアルカウンセラーとして活動。
個人だけでなく芸能界や政界においても、その圧倒的な霊力で心に導きの光をもたらしている。
各種メディアサイトも監修。
日本一の占い激戦区、渋谷の大人気占い館「Bcafe」や「Yahoo!LINE占い」でも多くの顧客から支持を得ている。
さらに、パワーストーンを使ったエネルギー調整にも精通し、多くの人々が成功の鍵を手にしている。
運命の扉を開く導きとともに、最も必要なメッセージを伝えている。
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