【年収いくら?】38歳、介護職の場合
プロフィール
38歳、男性
介護職(正社員)
▼現状
年収:約467万円
ボーナス:年間78万円
労働時間:月168時間、残業は1時間程度
家族構成:母(年金生活者)と2人暮らし
世帯年収:約600万円
【相談内容】今の給料からいくら貯蓄や投資にまわせばいいですか?
「今の給料は、仕事量や内容・負担に合ってないと感じています。現在の収入だと、いくらを貯金や投資にまわすのが適切でしょうか?」
現在の年収は平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の年収は、約467万円です。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、35〜40歳の介護職員の平均年収は約388万円*。
質問者さんはお給料額と労働内容が見合わないと感じていらっしゃいますが、現在のお勤め先は平均よりも高い水準と言えそうです
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
貯蓄の割合の見直しで「お金に困らない人」になる方法
質問者さんは、現在の収入に不満を感じつつ、貯蓄や投資にどれくらいまわせば良いのか悩んでいらっしゃるのですね。
無理なく資産形成を進めるための収入の使い方を考えてみましょう。
生活費は手取り収入の8割に抑える
資産形成を考えるなら、手取り収入の8割以内で生活し、残りの2割を貯蓄と投資に充てる生活が理想です。
質問者さんは30代とまだお若いため、まずは生活防衛費(生活費の1年分程度)を現金で貯めることを優先しましょう。
生活防衛費を備えられたら、残りの資金は長期投資にまわして資産を増やしていくのもおすすめです。
収入の範囲内で暮らせる人がお金に困らない
お金に困らない人は「収入が多い人」ではなく「収入の範囲内で暮らせる人」です。
収入が増えても、その分支出も増えてしまえば、結局貯蓄できません。
収入内で生活する習慣をつけておけば、今後のお金の心配はぐっと減りますよ。
貯蓄は不要ではない!将来の出費に備えよう
「収入の範囲内で暮らせれば貯蓄はいらないのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
今後、親の介護費用や自分の老後資金など、収入以上の出費が必要になる時期が訪れます。
そのときになって慌てないよう、今のうちから計画的に貯蓄を進められると良いですね。
同年代の年収平均は……
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、35〜39歳の平均年収は約556万円*です。
質問者さんの年収は約467万円と、年齢別の平均と比べると低い水準になっています。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
まとめ
・資産形成を考えるなら、手取り収入の2割は貯蓄と投資に充てるのが理想です。
・収入の範囲内で暮らす習慣を身につければ「お金に困らない人」になれます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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