【年収いくら?】34歳、CADオペレーターの場合
プロフィール
34歳、女性
建設業のCADオペレーター(時短勤務)
▼現状
年収:124万円
ボーナス:年間10万円
労働時間:月120時間、残業はなし
世帯年収:820万円
家族構成:夫(30代・会社員)、子ども1人(1歳)
【相談内容】年収が下がりました。育児と仕事を両立しながら貯金もしたい。
「育休明けに時短勤務になったことに加え、子どもの体調不良等で欠勤が多く年収が大きく下がりました。生活費は夫の給料で賄い、私の給料は貯蓄する予定だったのですが、思うようにできていません。育児と仕事を両立しながら貯金するにはどうすればよいでしょうか?」
現在の年収は平均と比べると高い?低い?
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、30〜34歳の製図その他生産関連・生産類似作業従事者の平均年収は約434万円*です。
質問者さんは育休明けで年の途中からの収入であり、単純な比較はできませんが、所定労働時間の短縮割合に応じて計算してみるとよいでしょう。
例えば、所定労働時間が8時間から6時間に短縮された場合、労働時間は通常の75%となります。
そのため、基本給も通常の75%として計算されるため、平均年収の75%と比較して高いか低いかを判断してみてください。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
支出の見直しで貯蓄率アップ
現在、1歳のお子さんがいらっしゃり、育児との両立で働く時間が限られている質問者さん。
収入を上げるよりも、まずは支出の見直しをすることで貯蓄額を上げていきましょう。
毎月一定額の支出がある「固定費の見直し」がおすすめです。
一度見直すことで節約効果がずっと続くため、ストレスなく毎月の支出額を減らせますよ。
今回は、節約効果の高い①保険、②通信費、③光熱費の見直しポイントをご紹介します。
①保険の見直し
- 働けなくなったときや亡くなったときに必要な保障額を確認する
- 医療保障や死亡保障は社会保険で賄えないか計算する
- 貯蓄型の保険はNISAで代用できる場合もある
②通信費
- 格安SIMへ乗り換える
- Wi-Fiとセットのプランでトータルで安くなる場合もある
③光熱費
- こまめに消すよりも、契約会社やプランの見直しでストレスなく支出軽減できる
- 毎月の使用料と金額を確認する
- シミュレーションサイトで比較してみる
項目ごとに見ると節約効果が少なく感じるかもしれませんが、合計で毎月1万円の固定費が削減できれば、年間の手取りが12万円増えるのと同じ効果が得られます。
また、収入を上げるには時間がかかりますが、支出の見直しはすぐに取り組めるのもポイントです。
同年代の年収平均は……
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、30〜34歳の平均年収は345万円*です。
質問者さんの年収は124万円ですが、育休明けで年の途中からの収入であり、一概には比較できません。
また、時短勤務のため、平均と比べて低い水準でも特に問題はないかと思います。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
まとめ
・育児と仕事の両立で働く時間が限られる場合は、支出の見直しで貯蓄額アップを図りましょう。
・保険や通信費、光熱費の見直しは効果◎
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
ほかの30代の給与明細は……
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