【貯蓄額】40歳、女性の場合
プロフィール
40歳、女性
個人事業主 サービス業
年収:350万円
世帯年収:900万円
家族構成:夫(49歳)、子ども3人(5歳・3歳・0歳)
【相談内容】食費のやりくりができません……。
「家族の『今』が大事なので貯金をセーブしていますが、忙しくて食費のやりくりができていないことが気がかり。食材を買っても、結局料理せずに廃棄することも多いです……。」
ファイナンシャルプランナーによる回答
質問者さんの貯蓄額は中央値の約18.4倍
40代既婚世帯の平均貯金額は889万円、中央値は220万円*です。
質問者さんの資産総額は約4,050万円と、平均を大きく上回ります。
資産の内訳では、生命保険が大半を占めているようですね。
生命保険での貯蓄は途中解約すると元本割れするケースがあり、融通が利かないデメリットもあります。
まずは、病気やケガで働けなくなったときなどのために、預金で生活費の半年分程度を貯めることを優先するとよいでしょう。
そのうえで、投資信託や保険などの資産運用で将来の教育費や老後資金に備えると安心です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
自炊のハードルを下げて食費のやりくり
質問者さんには小さいお子さんが3人おられ、家事と育児に忙しい毎日を過ごされていることと思います。
そのなかでも、食費削減のために気軽に取り組めそうな対策を3つご紹介しますね。
①休日だけ自炊する
質問者さんは、毎日自炊するために食材を買い込むものの、結局使わず廃棄してしまうことが多いとのこと。
それならば、思い切って平日の自炊をやめてしまうのも一つの手です。
余裕のある休日だけ日持ちするおかずを多めに作り、残ったら冷凍する方法もいいですね。
②長持ちする食材を買う
長期保存できる食材を買うようにすれば、すぐに調理できなくてもムダになりません。
レトルトや缶詰、冷凍食品をストックするのもいいですね。
自炊のハードルが下がり、外食やテイクアウトに比べて節約にもなります。
③固定の献立を作る
時短で簡単にできる献立を、固定で決めておく方法もおすすめです。
献立決めに時間がかからないため、自炊のハードルを下げられます。
丼ぶりやカレーなど、1品で完結する料理ならさらに楽ですね。
固定費削減で無理のない節約を
毎月一定額の支払いがある固定費の見直しは、貯蓄額アップに効果的です。
食費の切り詰めは、健康に影響したり、ストレスになって続かなかったりするケースが多々あります。
固定費なら一度の見直しで効果がずっと続くのでおすすめですよ。
例えば、保険料は「本当に必要な保障か」を見直すことで年間数十万円安くなる場合があります。
毎月1万円でも固定費が安くなれば、その分を貯蓄に回すことも可能です。
すぐに取り組めるので、ぜひ確認してみてください。
まとめ
・自炊のハードルを下げて、食費のやりくりをしてみてください。
・固定費の見直しで、無理なく節約を続けられます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
ほかの子育て世帯の貯金額は……
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。