年の差夫婦の《リアル貯金額》。夫は51歳。教育費や保険はどう対策したらいいですか?【FPが解説】

Baby&Kids / Life style

読者から寄せられた実際の総資産額を大公開。内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【29歳 女性】

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ゆきFP
ゆきFP
2024.12.15

【貯金額】29歳、女性の場合

【貯金額】29歳女性の場合

プロフィール

29歳、女性
農業のパート
年収:40万円
世帯年収:500万円
家族構成:夫(51歳)、子ども(2歳)

【相談内容】夫が年上なので今後の対策をしたい。

「夫は51歳で22歳の年齢差があります。出産を機に退職したので、子どもの教育費や万一のときの保険など、今後のお金が心配です。どのように対策したらよいでしょうか?」

ファイナンシャルプランナーによる回答

質問者さんの貯蓄額は平均を大きく下回る

平均貯金額

20代の2人以上世帯の平均貯金額は249万円、中央値は30万円です。
それに対して、質問者さんの資産総額は約24万円で、平均を大きく下回ります。

*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」

ご主人が別で貯蓄されているのなら、今後のためにも夫婦で共有しておくと安心ですね。
もし世帯の総資産が約24万円ということであれば、家計の改善が必須です。

まずは、家計簿をつけて支出を把握しましょう。
何にいくら使っているのかが分かれば、具体的な改善策が見つかります。

万一の保障はいくら必要?

質問者さんは、ご主人と年の差があり、万一の保険がどれくらい必要か分からないとお悩みのようです。

万一の保険では、支出と収入の差額分を準備するとよいでしょう。

支出には、奥様とお子様の生活費や今後の教育費、老後資金も含まれます。
収入は、遺族年金と奥様の給与です。
遺族年金の金額は、シミュレーションサイトを利用すると確認できますよ。

そのうえで、貯蓄で賄いきれない部分を保険でカバーします。
例えば、収入保障保険は、一定の年齢まで毎月一定額の保険金を受け取れる仕組みです。
保険金の総額は年齢とともに下がっていくので、コストパフォーマンスの高い保険といえます。

また、お子様が小さいうちにご主人が定年退職を迎えることになるので、教育資金や老後資金も計画的に貯めなければいけません。
NISAやiDeCoなどの税制優遇制度も利用しながら、効率よく貯蓄していくとよいでしょう。

まとめ

貯金箱を眺めている女性出典:stock.adobe.com

・万一の保障では支出と収入の差額分を用意。貯蓄で賄いきれない部分を保険でカバーしましょう。

・教育資金や老後資金は効率よく貯めることが必要です。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

◆ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。

同年代の貯金額は……

【参考】28歳、男性/自動車部品製造職出典:4yuuu.com

【参考】34歳、女性/建設業の事務員出典:4yuuu.com

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ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。
特に、お金の制度をわかりやすく伝えることが得意です!
育休ママ向けにInstagramで発信もしています。
https://www.instagram.com/chanyuki_money