【リアル給与明細】30歳、事務職の場合
プロフィール
30歳、女性
アウトソーシング 事務職
▼現状
仕事内容は、営業事務。
労働時間は月150時間、残業はなし。
ボーナスはなし。
【相談内容】奨学金等の返済をがあるのでもう少し収入を上げたいです。副業禁止の会社に勤めていますが、バレずに副業する方法はありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額?
質問者さんには奨学金の返済があるため、もう少し収入を上げたいと考えているのですね。
ではまず、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。
質問者さんのお給料を年収で換算すると、約300万円となります。
一方、dodaの調査によると、事務職として働いている女性の平均年収は約327万円です。
*……参考https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/
また、厚生労働省の「毎月勤労統計調査(令和6年9月分)」によると、正社員として働く人の月間平均労働時間は159.1時間。
それに対し、質問者さんの月間労働時間は150時間です。
*……参考https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/2409p/dl/pdf2409p.pdf
このことから、質問者さんの現在お勤めの会社は、平均より少なめではあるものの概ね標準的なお給料額を支給しており、労働時間は少なめであると言えそうです。
副業バレを防ぐ方法は?
質問者さんは、副業にチャレンジしたいけれども会社が副業禁止なので困っているのですね。
本業を続けていく意志があるのであれば、副業禁止の就業規定がある会社で副業をすることはおすすめできません。
就業規則に違反すると懲戒処分の対象になりえるからです。
それでも自己責任で副業をやりたいという気持ちがあるのであれば、会社に知られる可能性を低くすることは可能です。
会社に副業が知られるのは、副業で得た収入分が増えていることに会社の経理が気づいた場合。
副業で得た収入分の税金を本業で得た収入とは別に納めれば、知られずに済むといえます。
具体的には、副業の確定申告書を提出する際に『自分で納付』の欄にチェックを入れるだけ。
ただし、この方法が使えるのは個人がフリーランスとして働いた場合の事業所得のみなので注意してください。
他社でアルバイトをするなど、複数の会社から給与所得を得る副業には使えません。
また、これらを実施しても副業がバレる可能性は100%ないとは言い切れませんので、自己責任でご判断ください。
まとめ
・質問者さんの現在のお勤め先は、お給料は概ね平均的で、労働時間は少なめです。
・基本的には副業禁止の就業規定がある会社で副業をすることはおすすめできません。
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