【貯蓄額】37歳、女性の場合
プロフィール
37歳、女性
損害保険業の事務職、年収650万円
夫(36歳、会社員)と2人暮らし
【相談内容】ローンの返済が苦しいです……。
「家を購入しペアローンを組みました。ローン返済が始まると貯蓄にまわすお金がなくなるので、今の収入だけでは心配です。」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円です。
質問者さんの資産額は約1,230万円で、これは平均貯金額の約2倍、中央値の約8.2倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
ローン返済中でもできる資産形成とは?
質問者さんは、住宅ローンの返済が始まり貯蓄に回すお金がなくなることに不安を感じているかもしれませんが、家計管理と投資で資産形成を進めることは充分可能です。
質問者さんは、すでに約250万円を株式投資に充てているとのこと。
この投資を仮に年利6%で運用できたとすると、定年までの28年間で約1,278万円に成長することが見込めます。
*……野村証券「マネーシミュレーターみらい電卓」で試算
また、家計管理で毎月の支出を1万円削減し、副業で月1万円の収入を増やし、浮いた2万円を積立投資に回せば、28年間で約1,737万円に成長することが期待できます。
*……金融庁「つみたてシミュレーター」で試算
もともと投資している250万円が1,278万円に成長し、それに新たに積み立てた1,780万円を合わせると、定年までに約3,058万円の資産が形成される計算に。
ただし、このシナリオは、優良な投資商品を選んでいることが前提です。
リスクを抑えながら資産を成長させるためには、全米や全世界に分散投資できるインデックスファンドを選ぶことが賢明ですよ。
家計を見直し、収入源を増やし、計画的に投資を続けることで、将来の安心を得られます。
長期的な視点でコツコツと準備を進めれば、資産を形成できるでしょう。
まとめ
・質問者さんの貯金額は平均貯金額の約2倍、中央値の約8.2倍です。
・家計を見直し、収入源を増やし、計画的に投資を続けることで安心感を得られます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
ほかの30代の貯金額は……
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