ハーブの女王!ラベンダー
ラベンダーは地中海沿岸やカナリア諸島が原産のシソ科の植物です。
5月〜7月の春から初夏の季節に開花し、先端に紫色の小さな花をたくさんつけます。
すっきりとした強めの香りが特徴で、「ハーブの女王」ともよばれていますよ♪
ラベンダーという名前の由来はいくつかあり、その1つはラテン語で「洗う」という意味の「lavare(ラワーレ)」や「lavo(ラヴォ)」を語源とする説です。
ローマ人は入浴の際ラベンダーをお湯に入れたり、ラベンダーを入れた水で洗濯していたりしたそう!
ラベンダーの花の色から、ラテン語で「青みを帯びた、青みがかった」を意味する「livere(リベレ)」という言葉に由来するという説もあります。
ラベンダーの花言葉
ラベンダーにはヨーロッパの逸話や香りの強さを由来とする花言葉があります。
贈り物として選ぶ場合は、事前に意味をチェックするのがおすすめです!
ラベンダーの花言葉①あなたを待っています・期待
ラベンダーの「あなたを待っています」という花言葉はラベンダーにまつわる逸話が由来とされています。
それは、ある美少年に恋をしたラベンダーという名の内気な少女が、告白できずに待ち続けた末、一輪の紫色の花になってしまったという話。
また、「期待」という花言葉は「あなたを待っています」から派生したものといわれています。
ラベンダーの花言葉②疑惑
ラベンダーには「疑惑」という花言葉もあります。
これは、ラベンダーが「小さな花からなぜこんなに強い香りを放つのか?」疑問に思わせることが由来です。
「疑惑」という言葉は一見怖い印象に感じるかもしれませんが、由来を知れば怖いとは感じないでしょう。
ラベンダーの花言葉③沈黙
「沈黙」という花言葉は、ラベンダーの香りに荒ぶった精神を落ち着ける作用があることに由来しています。
怒りや失望などによる「沈黙」ではないため、怖い意味ではないので安心してくださいね。
ラベンダーの花言葉④清潔
ラベンダーには抗菌・殺菌といった作用もあることから、「清潔」という花言葉も持っています。
古代ローマ人やギリシャ人は入浴や洗濯にラベンダーを入れたお湯や水を使用しただけでなく、室内にもラベンダーを吊るして虫除けにしていたそうです。
色や本数別・ラベンダーの花言葉
ラベンダーは紫色以外にも白・ピンク・緑などさまざまな色の種類がありますが、色別の花言葉はありません。
また、本数別の花言葉もなく、基本的にすべて同じ花言葉がつけられています。
品種別・ラベンダーの花言葉
ラベンダーにはさまざまな品種があり、イングリッシュラベンダーとフレンチラベンダーには独自の花言葉もあります。
イングリッシュラベンダー
ラベンダーの中でも香りが特に強く、アロマオイルやポプリなどにもよく使われるイングリッシュラベンダー。
イングリッシュラベンダーには「沈黙」「誘惑」「やってくる幸せ(幸福)」「許しあう愛」「私に答えてください」といった花言葉があります。
フレンチラベンダー
香りがやや弱めで、うさぎの耳のような形の花が特徴のフレンチラベンダー。
フレンチラベンダーには「沈黙」「私に答えてください」「豊香」「期待」などの花言葉があります。
ラベンダーの英語の花言葉
ラベンダーの英語の花言葉は「devotion(献身的な愛)」「silence(沈黙・静寂)」「distrust(疑惑)」があります。
日本の花言葉と意味は大きく変わらず、ラベンダーの香りが由来ともいわれていますよ。
ラベンダーの香りの効果
ラベンダーの香りにはさまざまな効果が期待できるため、アロマ・お香・クリームなど香りもののアイテムをプレゼントするのもおすすめです。
リラックス
ラベンダーの香りには、精神を安定させる働きを持つ神経伝達物質「セロトニン」の分泌を誘発する効果があります。
不安・緊張・イライラなどを鎮め、リラックスしたい時にぴったり♪
日頃ストレスを感じている人や、不眠に悩んでいる人にもおすすめです。
鎮痛・鎮静作用
ラベンダーのおもな香り成分として含まれる「酢酸リナリル」には、鎮痛・鎮静作用もあるそう。
生理中の気持ちを安定させたり、痛みを和らげたりしたい時にもおすすめです。
防虫効果
ラベンダーの香りには防虫効果もあるといわれています。
ハンカチにラベンダーの精油を垂らして持ち歩いたり、洋服ダンスの虫除けに利用するのも◎
ラベンダーのさまざまな楽しみ方
ラベンダーは見た目が可愛らしいだけでなく香りにもさまざまな効果があるため、楽しみ方も豊富。
贈る相手や目的に合わせて、どのような形で贈るのか決めるのがおすすめです。
鉢植え
ラベンダーは切り花の状態だと2日程度しか日持ちしないため、花束よりも鉢植えでプレゼントするのがおすすめです!
4月〜6月頃になるとお店に出回ることが多いですよ。
複数の種類のラベンダーをまとめたり、ローズマリーなどと合わせたり、寄せ植えにするのも良いでしょう。
ラベンダーの鉢植えはネットでも購入可能です♪
ドライフラワー
鉢植え以外で飾りたいなら、ドライフラワーもおすすめです。
ドライフラワーにすれば、切り花としての寿命が短いラベンダーでも長期間楽しめます。
くすんだ紫色がインテリアに馴染み、部屋をよりおしゃれな雰囲気にしてくれますよ♪
ラベンダーのドライフラワーは、ブーケやスワッグにするのがおすすめ。こちらもネットで購入できますよ。
エッシェンシャルオイル
ラベンダーは香りが特徴的でさまざまな効果があるため、エッセンシャルオイルにして楽しむのも◎
アロマテラピーに用いれば、ストレスの緩和や快眠につながるでしょう。
さまざまなブランドから、エッセンシャルオイルが発売されているので、手軽に入手できますよ♪
サシェ(香り袋)
ラベンダーのサシェは、ドライフラワーにしたラベンダーを細かく切り、布袋に入れるだけで簡単に作れます。
枕元に置いて安眠効果を狙ったり、クローゼットに吊るして防虫効果を期待したりなどさまざまな使い方がありますよ。
ネットでも手軽に購入できる、おしゃれなパッケージや袋に入ったサシェは自分用にも贈り物ようにもおすすめです!
ハーブティー
ラベンダーはリラックス効果が高く、緊張や不安を和らげてくれるためハーブティーとしても人気です。
味や香りが苦手な場合は、ミルク・砂糖・はちみつなどをプラスすると飲みやすくなりますよ♡
市販のラベンダーのハーブティーは、さまざまなメーカーが販売しています。少量のものをまずは試してみるのも◎
ラベンダーを贈るのにおすすめのシーン
ラベンダーは大切な人へのプレゼントにぴったりの花。
ここでは、ラベンダーを贈るのにおすすめのシーンをご紹介します。
結婚式
ラベンダーの花言葉には「幸福」や「許しあう愛」といったハッピーな言葉もあるため、結婚の贈り物にもおすすめです♡
鮮やかなラベンダーの色もウェディングシーンの白色によく映えます。
母の日
ラベンダーは母の日に合わせて入荷するお花屋さんが多いほど、母の日のプレゼントとしても人気です。
ラベンダーの香りには心を落ち着けたり痛みを和らげたりする効果があるといわれているので、忙しいお母さんに「疲れを癒してほしい」という気持ちを伝えられそう♪
誕生日
ラベンダーは誕生日の贈り物としてもおすすめです。
7月5日・7月10日・12月3日の誕生花でもあるので、誕生日を迎える大切な人にプレゼントすれば感謝や愛の気持ちを伝えられるでしょう。
ラベンダーは贈り物におすすめ♡
ラベンダーの花言葉について詳しくご紹介しました。
ラベンダーは他の花と異なり、色別の花言葉や怖い意味の花言葉を持っていないため、プレゼントに選びやすいのも特徴。
ぜひラベンダーの花言葉を知り、プレゼントを贈る・贈られる際の参考にしてみてくださいね♪
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