台風コロッケとは
『台風コロッケ』とは、台風が近づいたときにおかずをコロッケにする風習のことです。
ではなぜ、このような風習が広まったのでしょうか。
台風が来ると話題になる『台風コロッケ』
台風が近づくとSNSでは『コロッケ』や『台風コロッケ』といったキーワードがトレンド入りすることがあります。
「台風が来るからコロッケ買ってきた」「夕ご飯は台風コロッケにしよう」など、報告する人が相次ぐのです。
また、“映え”を意識した手作りコロッケのおしゃれな写真をSNSにアップする人もいます。
台風が来たらコロッケを食べるのはなぜ?元ネタは?
なぜ、台風が来るとコロッケを食べるのでしょうか。
実はこれは、某大型掲示板への書き込みが元ネタになっています。
それは2001年8月21日、台風速報のスレッドに書き込まれた下記のレスです。
「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました。」
この、災害時とは思えない、のほほんとした書き込みがウケて、コロッケを食べたくなった人が続出。これ以降、ネットを中心に台風が近づくとコロッケを食べるという習慣が徐々に広まったのです。
台風の日にコロッケは売れる?
じわじわと台風コロッケという言葉が広まり、メディアでも取り上げられ、2017年9月の台風18号の際には、イオンの一部の店舗でコロッケが完売したそうです。
同年10月の台風21号が接近したときには、コロッケの生産量を増やしたり、ポップ広告を出したりして、キャンペーンに乗り出したそう。
でもこの時がピークだったようで、やはり台風が来たときに売れるのはカップ麵やレトルト食品のようです。
コロッケはどんなときも便利なおかず
とはいえ、台風の日にコロッケを食べる風習は、ネットでは今でも根強く残っています。
それはコロッケが、イオンをはじめとするスーパーや、コンビニでも手軽に買えるお惣菜だからでしょう。
またお総菜屋さんなどでは、台風コロッケのキャンペーンをしているところもあるかもしれません。
台風の日に限らず、コロッケは安くて便利なおかずです。
でも、台風がきてから買いに行くのは危険。また、あまりギリギリでの買い出しだと売り切れている可能性も高いです。
天気予報を確認しつつ、余裕を持って買い出しに出かけることをおすすめします。
台風の日に食べたいコロッケレシピ
スーパーやコンビニでコロッケを購入するのも良いですが、手作りするのもおすすめです。
台風の日は外に出られないので、自宅でゆっくりと作ってみましょう。
手作りする場合にも、天気予報を確認しながら余裕を持って材料の買い物に出かけてくださいね。
【台風の日に食べたい】基本のコロッケ
最初にご紹介するのは、基本的なコロッケのレシピです。
初めて作る方も失敗せず美味しく作れますよ
◆これでマスター★基本のプロ級コロッケ
【台風の日に食べたい】揚げないコロッケ
揚げ物が苦手な方には、こちらのレシピがおすすめです。
コロッケのタネを作ったら、炒めたパン粉をまぶすだけで完成します。
豚こま肉を使ってボリュームもアップ!
◆豚こま肉で揚げないコロッケ
【台風の日に食べたい】カニクリームコロッケ
カニクリームコロッケは、かにかまを使って簡単に作りましょう。
子供も喜ぶこと間違いナシですよ!
◆かにかまとはんぺんでまるでカニクリームコロッケ♡
【台風の日に食べたい】かぼちゃコロッケ
かぼちゃのコロッケも、このレシピなら簡単に作れます。
レンジ加熱か蒸したかぼちゃで作れば水っぽくならず、甘〜いかぼちゃコロッケを手軽に楽しめますよ。
◆甘〜い♡かぼちゃコロッケ
【台風の日に食べたい】スコップコロッケ
「丸めるのも揚げるのも面倒!」という方は、ぜひスコップコロッケを作ってみて!
じゃがいもではなくご飯を使ってライスコロッケにすれば、食いしん坊さんのお腹も大満足ですよ。
◆スコップライスコロッケ
コロッケが余ったら!アレンジレシピ
大量に買ったり作ったりしたコロッケが余ったら、アレンジして食べてみてはいかがでしょうか。
【台風コロッケアレンジ】コロッケの卵とじ丼
コロッケをカツに見立てて卵とじ丼にしてみましょう。
簡単・リーズナブルで美味しいなんて最高ですね。
◆余ったコロッケでリメイク★コロッケの卵とじ丼
【台風コロッケアレンジ】コロッケグラタン
カニクリームコロッケが余ったら、ぜひグラタンにアレンジしてみて。
これだけでも大満足のおかずになりますよ。
◆カニクリームコロッケのトマトグラタン
【台風コロッケアレンジ】ピザ風コロッケ
コロッケといえばソースですが、ピザ風にしても美味しいんです♪
トースターで簡単に作れるのも魅力ですね。
◆いつものコロッケをアレンジ ピザ風コロッケ
台風などの災害時に備えておきたい食材
台風が近づいていると聞いて慌てて買い出しに行くと、売り切れてしまっていたり、外が危ない状況だったりということもあります。
そうならないために、普段からある程度の食材を備蓄しておきましょう。
以下の食材を2〜3日分備蓄しておくと安心です。買い出しにいくときの参考にもしてくださいね。
<防災用におすすめの備蓄食材リスト>
- 水:1人あたり1日3リットル×人数分
- 米、レトルトごはん、麺類
- 調理せずに食べられるもの:パン、缶詰、バナナ、ハム、自然解凍OKの冷凍食品など
- レトルト食品
- 日持ちする野菜:玉ねぎ、ジャガイモなど
- 乾物:わかめ、海苔など
- ドライフルーツ、野菜ジュース:日持ちするうえ、栄養補給にも◎
- お菓子:ストレス緩和、エネルギー源にもなる
停電が起きてしまったら生鮮食品や冷凍食品から食べるようにし、常温でも保存できるものはとっておきましょう。
台風コロッケだけじゃない!買い物に行けない日のおかず
台風の日だけではなく、買い物に行けない日はおかずに困るときがありますよね。
コロッケ以外にもそんな日におすすめの料理をご紹介します。
ポトフ・カレー
台風の日は、家にあるものでポトフやカレーを作る人も多いようです。
はじめにポトフを作り、次の日はルーを入れてカレーにするのがおすすめ。
お好み焼き・チヂミ・ヒラヤーチー
お米の量が心もとないときには、粉ものがおすすめです。
小麦粉があれば、お好み焼きやチヂミ、ヒラヤーチー(沖縄風のお好み焼き)が作れます。
生地になる材料はほぼ同じで、違いは以下のようになっています。
- お好み焼き:生地にキャベツを混ぜ、厚く焼く。味付けはソース。
- チヂミ:ニラなどを混ぜ、ごま油で薄く焼く。コチュジャンなどで作ったタレでいただく。
- ヒラヤーチー:ニラ・ツナなどを混ぜ、薄く焼く。醤油でいただく。
いくつか作って楽しむのもおすすめですよ。
チャンプルー
チャンプルーとは沖縄の方言で「混ぜる」という意味があり、一般的にはいろいろな食材を炒めた料理です。
台風などで買い物に出るのが難しいときは、冷蔵庫にあるものを何でも入れて炒めものにしてしまいましょう。
また、うどんを入れれば焼うどん、ソーメンを入れればソーメンチャンプルーになり、ごはんがないときにおすすめです。
台風の日はコロッケをおかずにゆっくりと過ごして
台風は、過ぎ去るまで不安な気持ちですよね。買い物になかなか出かけられない中、食料が足りるのかも心配です。
そんな日は早めに買い物をして、手軽にコロッケで済ませてしまいましょう。
天気予報を気にしつつ、家族でゆっくりと過ごしてくださいね。
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