美味しいめんつゆの選び方
そうめん・蕎麦・うどんなど冷たい麺類を食べる機会が増え、めんつゆの消費が激しくなる夏。
いつもの「めんつゆ」に飽きてきたなら、他のめんつゆを試してみませんか?選び方のポイントをおさえて、自分の好みの味を見つけましょう♪
好みの味は?種類と材料の違い
「めんつゆ」とは、醤油・出汁をベースとし、みりん・砂糖・塩なども含まれる調味料のこと。
麺類のつゆとしてはもちろん、料理の味付けに使っている人もいて、家に常備している場合も多いですよね。
めんつゆと分類されるなかにも、いくつか種類があるので、まずはそこをチェックしてみましょう。
- 万能つゆ……どんな料理にもつかえる料理つゆ。
- めんつゆ……麺類のつけ汁・かけ汁にぴったり。こちらも、いろんな料理に使えて汎用性が高いタイプです。
- そばつゆ……そばの風味に合わせて、醤油の風味が少し強いめんつゆです。
どれも、めんつゆとして使えますが、味の濃さや使い方が異なります。好みの味や使い道にに合わせて、商品を選んでみてくださいね。
他にも原料が似ている調味料に、白だしやだし醤油などもあります。
- 白だし……原料は出汁・白醤油(薄口醤油)・みりん・砂糖など。色は薄く、素材の色味を引き立てます。めんつゆよりも甘みや風味が控えめですが、塩分濃度は高めの傾向にあります。
- だし醤油……原料は出汁・醤油・みりんなど。めんつゆとの違いは、醤油の分量が多く甘みが少ない点です。
こちらは似ているようでも、実際につゆとして使うと、めんつゆとは少し違う味わいに。好みに合わせつつ、それぞれの良さを活かせる使い方がおすすめです。
使われている出汁もチェック
めんつゆの原料のひとつである「出汁」は、選ぶときのチェックポイントの一つ。
どんな原料が使われているかによっても特徴が異なりますよ。
基本的に使われている出汁は、料理を引き立てる上品な昆布だしと、旨味と香りの強いかつおだしの2つです。両方とも原料に含まれるめんつゆも多いですが、使用するシーンによって使い分けするのもおすすめ。
たとえば麺類にはかつおだし、和食などの料理に使うときは昆布だしなど、それぞれの出汁の特徴に合わせればより好みの味に近づくかもしれませんよ♪
濃縮タイプorストレートタイプ?
めんつゆには、濃縮タイプとストレートタイプが存在します。
濃縮タイプは、水で希釈して使用します。調理に使いやすく、麺類を食べるときも好みの濃さに調整できるのが魅力。塩分濃度が濃くなるため、日持ちが長いという傾向もあります。
2倍〜5倍濃厚の商品がほとんどですが、調理によって使用する割合が異なるので、商品のパッケージなどを確認するのがおすすめです。
一方、そのまま使えるストレートタイプのめんつゆのメリットは、時短で食事の用意ができること♪
そうめん・そばを食べるときも、器に注ぐだけでめんつゆの準備が終わります。水で割らない分、出汁などの原料の風味もそのまま楽しめますが、濃縮タイプよりも賞味期限は短めで開封後はすぐに食べきる必要も。
健康が気になるときは化学調味料無添加や減塩タイプを
めんつゆは汎用性が高くて便利ですが、化学調味料の有無や塩分が気になることもありますよね。
利用頻度が高い人や、健康を意識するなら、無添加や減塩タイプを選びましょう。塩気が少なくても、出汁がしっかりきいている商品は美味しくておすすめです。
めんつゆのおすすめ5選
それでは、美味しいと評判の良い「めんつゆ」をご紹介します。味はもちろん、原料などにもこだわっためんつゆをピックアップ!
スーパーやKALDIで買えるもの、ネット通販などでお取り寄せしやすい市販品が多めですが、高級めんつゆもピックアップしています。気になるめんつゆはぜひ試してみてくださいね♪
にんべん つゆの素
スーパーをはじめ、いろんなところで販売されている「にんべん」の『つゆの素』。市販品で買いやすく、迷ったときにも間違いのないめんつゆです。
かつお節の良さを引き出す独自の製法や、つゆに合う醤油などの材料にもこだわって作られ、つゆの素ならではの美味しさがあります。うどん・そうめん・蕎麦をはじめ、いろんな料理に使いやすいのも魅力ですね。
また、にんべんのめんつゆは種類豊富で、化学調味料無添加のプレミアムライン“つゆの素ゴールド”やそのまま使えて便利なストレートタイプ、塩分・糖質控えめの商品などがあり、好みに合わせて選べます。
<にんべん つゆの素の基本情報>
- タイプ:3倍濃厚
- 内容量:1000ml(他にも300ml・500ml・1.8Lなど有)
- 原料:しょうゆ(国内製造)、砂糖、食塩、かつおぶし、こんぶ / 調味料(アミノ酸等)、酸味料、(一部に小麦・大豆を含む)
にんべん つゆの素(1000ml)
¥1,167
東北醤油 味どうらくの里 万能つゆ
「東北醤油(とうほくしょうゆ)」の『味どうらくの里 万能つゆ』は、楽天市場などの通販サイトでランキング上位に入る大人気のめんつゆ。
秋田の家庭料理には欠かせないご当地調味料でしたが、テレビなどのメディアで取り上げられたことにより、現在では取り扱い店舗が増え、ネットのお取り寄せでも人気です。
味は、本醸造醤油とかつおだしがよく出ている甘じょっぱさが特徴。関東風や東北地方などの、味の濃い料理好きの方におすすめです♪
濃いめの濃縮5倍なので、そのまま醤油のように使ったり、めんつゆ・天つゆ・鍋・煮物などのお料理つゆだったり、濃厚な味どうらくの里だからこその使い方ができますよ。
<東北醤油 味どうらくの里 万能つゆの基本情報>
- タイプ:5倍濃縮
- 内容量:500ml・1000ml・1.8L
- 原料:しょうゆ(国内製造)、砂糖、食塩、米発酵調味料、たん白加水分解物、かつおぶしエキス、かつおぶし粉末、酵母エキス / ソルビトール、調味料(アミノ酸等)、アルコール、カラメル色素、酸味料、ビタミンB1、(一部に小麦・大豆を含む)
東北醤油 味どうらくの里 万能つゆ(1.8L)
¥1,180
正金醤油 八方だし
八方だしとは、醤油・出汁などを原料としていますが、一般的なめんつゆに比べると出汁の割合が多い調味料のこと。
醤油の産地として有名な小豆島にある老舗の醸造所「正金醤油(しょうきんしょうゆ)」の『八方だし』は、こだわりのかつお・昆布・煮干しを出汁が使用されています。シンプルな原料のみが使用された、化学調味料無添加なところも◎
美味しい出汁の味わいで、和食を中心にいろんな料理にあい、まさに八方に使えます。こちらの八方だしはめんつゆとしても定評があり、特にマイルドな味わいが好みの方におすすめです。
<正金醤油 八方だしの基本情報>
- タイプ:希釈タイプ(例…つけ汁は2倍、かけ汁・煮物は6倍)
- 内容量:1000ml / 360ml
- 原料:しょうゆ(大豆、小麦を含む)、砂糖、かつおぶし、煮干し、昆布、食塩
正金醤油 八方だし(1000ml)
¥1,595
丸勝かつおぶし 蕎麦つゆ
鰹節や昆布、煮干しなどの出汁に関する商品をプロ向けに販売する専門店「丸勝かつおぶし(まるかつかつおぶし)」。日本一高いと言われる『蕎麦つゆ』です。
蕎麦つゆは290mlのストレートタイプで、値段は税抜きで1,500円という高級めんつゆ。
上品なかつおの風味を感じられるのが特徴で、本物のお蕎麦やさんにも負けない美味しいめんつゆを自宅でいただけますよ。
販売している店舗は少ないですが、DEAN & DELUCA(ディーンアンドデルーカ)などのオンラインショップでお取り寄せもできます♪
<丸勝かつおぶし 蕎麦つゆの基本情報>
- タイプ:ストレート
- 内容量:290ml
- 原料:-
KALDI 瀬戸内レモンオリーブオイルつゆ
いつもの”めんつゆ”ではなく、他の珍しいものも試してみたい人におすすめなのは「KALDI(カルディ)」の商品。
いくつか変わり種の美味しいめんつゆがありますが、暑い夏にさっぱり楽しみたいなら『瀬戸内レモンオリーブオイルつゆ』はいかがでしょう。
名前の通り、瀬戸内レモンとスペイン産オリーブオイルが使用されているめんつゆです。
そうめんはもちろん、冷静パスタ・うどん・マリネ・ドレッシング・豆腐・冷しゃぶなどの味付けにも利用できます。食欲のないときにも、爽やかにいただけますよ♪
<KALDI 瀬戸内レモンオリーブオイルつゆの基本情報>
- タイプ:ストレート
- 内容量:300ml
- 原料:異性化液糖(国内製造)、たん白加水分解物、ガラスープ、食用オリーブ油、食塩、しょうゆ、りんご果汁、レモン果汁、たまねぎ、かつおぶしエキス、こんぶエキス / 調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料、(一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
関東・関西・九州のめんつゆの人気の味は?地域別のおすすめ品も!
めんつゆは、醤油・出汁をベースとした調味料で、地域によって好まれる味が違うことも。
ここでは、関東・関西・九州別に好まれる味の傾向や、売れ筋のランキングをもとにおすすめ商品をご紹介します。
ご当地系のめんつゆは、お取り寄せして試してみてくださいね!
<関東風>揖保乃糸 めんつゆ こいくち
濃口醤油が人気の関東地域では、めんつゆも、同じように醤油ベースの見た目の色も味も濃いタイプが定番。
そうめんでおなじみの「揖保乃糸(いぼのいと)」の『めんつゆ』には、こいくちタイプがあり、関東風のコクと甘みを感じられます。揖保乃糸のそうめんとの相性にこだわって作られたストレートタイプのめんつゆは美味しく、準備も時短で済みます♪
<揖保乃糸 めんつゆ こいくちの基本情報>
- タイプ:ストレート
- 内容量:300ml
- 原料:しょうゆ(国内製造)、砂糖、ぶどう糖果糖液糖、ふし(かつおぶし、むろあじぶし)、食塩、みりん、小麦発酵調味料、酵母エキス、さばエキス、こんぶ / 調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、(一部に小麦・さば・大豆を含む)
揖保乃糸 めんつゆ こいくち
¥402
<関西風>揖保乃糸 めんつゆ うすくち
関東風とは反対に薄口醤油が定番の関西では、めんつゆも出汁のきいたさっぱりした薄味が好まれる傾向があります。
「揖保乃糸(いぼのいと)」の『めんつゆ』には、関西向けのうすくちタイプも販売されています。
かつおぶしと昆布の旨味・風味を感じられる出汁が特徴で、そうめんとの相性も抜群です。甘みもあり、つるっとそうめんをいただけちゃいます♪
<揖保乃糸 めんつゆ うすくちの基本情報>
- タイプ:ストレート
- 内容量:300ml
- 原料:ぶどう糖果糖液糖(国内製造)、しょうゆ、食塩、砂糖、みりん、かつおエキス、まぐろエキス、ふし(かつおぶし、かつお削りぶし)、さばエキス、醸造酢、こんぶエキス / 調味料(アミノ酸等)、アルコール、カラメル色素、(一部に小麦・さば・大豆を含む)
揖保乃糸 めんつゆ うすくち
¥455
<九州>ホシサン あまかつゆ
甘口醤油に代表されるように、甘みやコクをしっかり感じられる味が好まれる九州地方。
めんつゆも同様で、「ホシサン」の『あまかつゆ』は九州のご当地の味が楽しめます。
上品な甘みで、そうめんや蕎麦、うどんのめんつゆに最適。出汁の風味やコクもあるので、卵料理や煮込み料理が美味しく仕上がり、野菜・刺身の漬け込みにもおすすめですよ。甘みのある味つけで、子供たちにも人気です♪
<ホシサン あまかつゆの基本情報>
- タイプ:2倍濃厚
- 内容量:360ml
- 原料::しょうゆ(大豆・小麦を含む、国内製造)、砂糖、発酵調味料、果糖ぶどう糖液糖、こんぶエキス、食塩、かつお節エキス / アルコール、調味料(アミノ酸等)、酸味料
ホシサン あまかつゆ
¥468
たまには味変も♪めんつゆの簡単アレンジ方法
そのままでも美味しいめんつゆですが、夏場で麺類ばかり続くと、飽きてしまうことも。
そんなときに、麺類を楽しむためのヒントは、“味変”です♪いろいろ調理するのは大変!という人は、めんつゆの簡単アレンジを試してみてくださいね。
そうめんのピリ辛中華風つけ汁
ピリッとした辛さで食欲をそそるのが、そうめんの「ピリ辛中華風つけ汁」。
めんつゆをベースに、にんにく・豆板醤・すりごま・ごま油・きざみネギ・水などを混ぜ合わせるだけで完成です。
もっと辛めの味付けにしたいといは、ラー油をさらに加えてみるのもおすすめ。キンキンに冷やして、召し上がれ♪
ごま油で炒めたネギ入りそばつゆ
そばをはじめ麺類の、定番の薬味であるネギ。そのまま入れても美味しいのは言うまでもありませんが、一手間加えて、香ばしさをプラスするのもおすすめです。
切ったネギをごま油を熱したフライパンで炒めて、めんつゆに入れる「ごま油で炒めたネギ入りそばつゆ」。
風味も加わり、いつものめんつゆを簡単にアレンジできます。
めんつゆごま油うどん
うどんの味付けは、めんつゆとごま油をメインに、簡単にアレンジが可能♡
茹でたうどんを器に盛り、めんつゆとごま油をイン。量は好みの味に合わせて調整してみて。ごまやネギ、卵などを加えても簡単に美味しくいただけます。
いろんな味わいのある「めんつゆ」で夏は麺類をもっと美味しく♪
めんつゆは、商品によって味わいや使い方がいろいろ。夏場の麺類はもちろん、一年を通していろんな料理で活躍してくれるので、いつもとは違うめんつゆを試してみるのもおすすめです。
好みの美味しいめんつゆに出会って、おうちご飯をもっと豊かなものにしちゃいましょう♡
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