花粉症と肌荒れの関係
花粉症のアレルギー反応が表れる時期に、顔が痒い・ぶつぶつができるなどの肌荒れに悩まされることがあります。
ここではまず、花粉症と肌荒れの関係についてチェックしましょう。
花粉症になるシーズンは春だけじゃない?
花粉症といえば春のイメージが強いですが、実は年中何かしらの花粉が飛散しています。
地域にもよりますが、おもな飛散時期は以下です。
- スギ:2月〜5月
- ヒノキ:3月〜6月上旬
- イネ:5月〜7月
- ブタクサ:8月〜10月
スギ花粉は、1月でもアレルギー反応が出始める人もいるでしょう。
花粉による肌荒れも、1年を通して注意が必要といえます。
花粉シーズンの肌荒れの原因
花粉シーズンになると肌が荒れたり、かゆみを感じたりするという方は少なくありません。花粉が原因で起こる肌荒れを、『花粉皮膚炎』といいます。
それには以下のような理由があります。
- 肌のうるおいやバリア機能が低下する
- 花粉によるアレルギー反応
- マスク・ティッシュの摩擦による刺激
特に春の花粉シーズンは、冬から続く肌の乾燥や寒さなどによって、肌のうるおいやバリア機能が低下しています。
そしてバリア機能が低下した肌に花粉などのアレルゲンが侵入し、追い出そうとする働きが炎症となって現れるのです。
また、マスクやティッシュの摩擦が、肌荒れに繋がってしまうこともあります。
花粉シーズンの肌荒れには、さまざまな原因があるのです。
花粉による肌荒れを予防するスキンケア方法
花粉による肌荒れにはいくつかの原因がありますが、もとになっているのは肌のバリア機能が低下することです。
バリア機能を保つためには、乾燥させず肌のコンディションを整える必要があります。
そのためのスキンケア方法を詳しくチェックしましょう。
①低刺激の洗顔料でていねいに洗顔する
まず大切なのは、ていねいに洗顔し、花粉を洗い流すことです。
クレンジングや洗顔料は、刺激の少ないものを選びましょう。
たっぷりと泡立て、擦ってしまわないようにやさしく洗います。十分にすすいだら、柔らかいタオルやティッシュで押しあてるように拭き取ってください。
②徹底的に保湿する
次に、肌の保湿を十分に行いましょう。
肌のバリア機能は、乾燥することで低下してしまいます。
保湿効果の高い化粧水やクリームを使い、しっかりとケアしましょう。
ここでも擦らずていねいに、やさしく塗り広げるようにしてくださいね。
③おでかけのときも対策を
自宅でのスキンケアだけでなく、おでかけのときも忘れずに花粉対策をしましょう。
日焼け止めやファンデーションで、花粉や紫外線による刺激を避けられます。敏感肌用などの低刺激タイプがおすすめです。
また、ワセリンを鼻や目の周りに塗るのも◎
ワセリンが花粉をキャッチし、鼻や目への侵入を防ぐ効果が期待できますよ。
日焼け止めもワセリンも、塗るときは力を入れず、擦ってしまわないように気を付けてくださいね。
【肌荒れ予防に】花粉症シーズンのスキンケアアイテムおすすめ5選
ここからは、花粉症シーズンの肌荒れ予防におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
市販のアイテムを集めたので、ドラッグストアや通販などでチェックしてみてくださいね!
matsukiyo ヒルメナイドシリーズ
乾燥による肌荒れやアトピー性皮膚炎などのとき、病院ではヒルドイドが処方されます。そのヒルドイドに近いのが、マツモトキヨシオリジナルブランドの『ヒルメナイドシリーズ』です。
ローションとクリームがあり、どちらも保湿力が◎
「ヒルドイドが欲しいけどなかなか病院に行けない」という方は、試してみると良いでしょう。
IHADA 薬用ケアシリーズ
IHADA(イハダ)は、資生堂が開発した、治療・予防・防御を通して肌トラブルに対応するというスキンケアブランドです。
化粧水や乳液、バームなどのスキンケアアイテムのほか、アレルゲンブロックスプレーも揃っています。
スキンケアアイテムには高精製ワセリンが配合され、乾燥を防ぎながらバリア機能をキープしてくれる効果が期待できます。
dプログラム アレルバリアシリーズ
dプログラムは、肌がゆらぎやすい時期などに起こる「ときどき敏感肌」のために作られたスキンケアブランドです。低刺激設計のアイテムが揃います。
花粉による肌荒れの予防には、アレルバリアシリーズがぴったり。うるおう&守るの両方を叶えてくれます。
キュレル 潤浸保湿 フェイスケアシリーズ
キュレルは、乾燥性敏感肌のために作られたフェイスケアシリーズです。
肌の必須成分であるセラミドの働きを守って補い、潤いを与えることで、肌のバリア機能をサポートしてくれます。
クレンジングから化粧水・乳液、アイクリームなど幅広いスキンケアアイテムがあるので、きっと肌に合うものが見つかるでしょう。
資生堂 アベンヌウォーター
アベンヌウォーターは、100%温泉水のスプレータイプ化粧水です。赤ちゃんにも使えるので、花粉で敏感になった肌にもおすすめ。
スキンケアで使用するのはもちろんですが、鼻をかむときにティッシュにスプレーするのも◎鼻をかむ回数が多くても、鼻周りがヒリヒリしにくくなりますよ。
帰宅後にスプレーしてティッシュオフすれば、肌の痒みを落ち着かせてくれる効果も期待できるでしょう。
【肌荒れ対策に】花粉症シーズンのスキンケアアイテムおすすめ3選
ここからは、肌荒れしてしまったときの対策ができる市販の治療薬をご紹介します。
購入の際は、ぜひ薬剤師の方に相談してみてください。
でも、なかなか治らないときや症状がひどい場合には、早めに皮膚科で診てもらうことをおすすめします。
IHADA 治療薬
先ほどご紹介したイハダには、第2類医薬品の治療薬もあります。
顔や目元のかゆみなどの肌荒れに使えるので、症状が出始めたときは試してみると良いでしょう。
塗りやすいエッセンスタイプや軟膏があるので、使いやすいほうを選んでみてくださいね。
小林製薬 キュアレアa 8G
小林製薬のキュアレアa 8Gは、顔が痒いときにおすすめです。花粉や乾燥などによる痒みを鎮め、赤み・腫れなどの炎症を治します。
ノンステロイドなので目の周りに使えるのも◎目に入らないよう注意して使いましょう。
リビメックスコーワクリーム
痒みや赤み、ヒリヒリするなどの症状には、ステロイド配合の塗り薬が良いでしょう。
市販のステロイド薬は作用の強さが3段階あり、リビメックスコーワクリームはミディアムタイプです。余計な成分が含まれていないので、シンプルな薬を探している方におすすめですよ。
花粉症シーズンの肌荒れはスキンケアで予防♡
花粉症シーズンの肌荒れは辛いものです。でも、対策をしっかりとすることで、予防することができます。
ていねいなスキンケアもそのひとつ。花粉症シーズンに合うアイテムを選ぶこともポイントです。
ぜひこの記事を参考にして、花粉症シーズンの肌荒れを防いでくださいね。
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