みかんが赤いネットに入っている理由とは
スーパーなどで売られているみかん。なぜ赤いネットに入っているのだろうと不思議に思ったことはありませんか?その理由は、ズバリ「美味しそうに見えるから」!
人はネット入りのみかんを見ているとき、実はみかんだけではなくて、赤いネットも一緒にみかんとして認識しているんだそうです。それでは実際に、ネットなしのみかんと赤いネットに入れたみかんの見え方を比べてみましょう。
赤いネットに入れるとみかんの色が濃く見える
みかんをそのまま置いたものと、赤いネットをかぶせたみかんを並べてみました。赤いネットをかぶせたみかんは、そのまま置いたみかんよりも色が濃く見えませんか?
これは赤いネットに入れると、みかんの色とネットの赤色が混ざり合って、もともとのみかんの色よりも濃く見えるという錯覚を利用しているから。これを“同化現象”といいます。みかんの色が濃いほうが美味しそうに見えますよね♪
試しに他の色のネットにも入れて比較してみると……
試しに「赤」「緑」「白」の3色のネットにみかんを入れてみました。すると一目瞭然!赤いネットに入れたみかんの色が、1番濃く見える結果に。緑のネットに入れたものはみかんがやや青みがかっているように見え、白のネットではみかんの色がぼんやりとしています。比べてみるとその違いがよくわかりますね。
このように同じ暖色系のネットに入れることで、みかん自体がよりあざやかで美味しそうに見えます。だからみかんは赤いネットに入っていることが多いのですね!
同じみかんでもネットの色で見え方が全然違う!
なぜみかんは赤いネットに入っているのかを検証してみた結果、暖色系のネットに入れることでみかんの色がより濃くて美味しそうに見えるからということがわかりました。確かに色が濃いほうが買いたい気持ちになりますよね!目の錯覚とは面白いものです。スーパーでお買い物のとき、みなさんも色に注目してみてくださいね♪
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