洗濯機の汚れ具合をチェック
洗濯槽の底についているパルセーターという部材を外すと汚れが溜まっている場合が多く、これが洗濯機の汚れ具合を知るバロメーターになります。
ステンレス槽を外すと……
続いてステンレス槽をすっぽり外してみると、洗濯槽にもかなり汚れが。残った洗剤や皮脂汚れなどが溜まることが多く、ここには茶色い汚れがべったりはりついています。
それに対して、ステンレス槽の裏側には真っ黒なカビがぎっしりと生えていました。
ステンレス槽をよ〜く見てみると……
びっしり黒カビが生えてしまったステンレス槽の裏側。よくよく見てみると、部分的に白いところがあります。これは石鹸カスが残って不着したもの。この石鹸カスからカビが生え、次第に真っ黒になっていきます。
洗濯機の黒カビ、原因は?
今回の事例で考えられる要因は、なんとベビー用の洗濯洗剤。赤ちゃんの肌に刺激を与えるような強い成分が含まれていない無添加洗剤には、「純石鹸成分」が含まれている場合が多いです。
誤解してほしくないのは、「純石鹸成分」は肌に優しく洗浄力の強い、天然由来のとても良い成分ということ。ただ、その一方でカビが好む成分でもあるのです。
洗濯機の黒カビ対策は?
赤ちゃんの肌はデリケートなので、大切なお子さんのためには優しい無添加洗剤を使ってあげたいですよね。洗濯洗剤としてはやはり優秀なものなので、「黒カビの温床になりやすい」ということを念頭に置いて、定期的に洗濯槽クリーナーでお手入れすることをおすすめします。
1か月に1回程度、忘れずにクリーニングしていれば黒カビの発生はかなり抑えられますよ。
優しい洗剤を使うなら洗濯槽のお手入れも忘れずに
今回の事例では、ベビー用の無添加洗剤が黒カビの原因でした。赤ちゃんがいるご家庭はもちろんですが、大人でも肌が弱い方は無添加洗剤を使用するケースも多いと思います。きれいにするために洗濯しているのに、洗剤が原因で服にカビが付着するのは本末転倒なので、マメに洗濯機をクリーニングしてあげてくださいね。YouTubeチャンネル「おそうじダイアリー」では、プロ愛用の便利グッズやお掃除術などをたくさん紹介しているのでぜひチェックしてみてください!
◆おそうじダイアリー
関東圏を中心に『洗濯機分解清掃』を行っている畠中秀行(はたなかひでゆき)が、ご家庭でも活用できる『簡単お掃除テクニック』や、『便利グッズ』の紹介などを発信しているYouTubeチャンネル。
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Writer:EMIKO
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