【夏の北海道】気になる気候・気温
北海道は、基本的に1年を通して気温と湿度が低いのが特徴です。季節ごとの気温差も大きく、四季がはっきりとしています。
まずは、札幌・函館・旭川の夏の気温・湿度をチェックしてみましょう。東京の気温・湿度と比較してみてくださいね。
【札幌】
平均気温(℃) | 日最高気温(℃) | 日最低気温(℃) | 相対湿度(%) | |
6月 | 17.0 | 21.8 | 13.4 | 72 |
7月 | 21.1 | 25.4 | 17.9 | 75 |
8月 | 22.3 | 26.4 | 19.1 | 75 |
9月 | 18.6 | 22.8 | 14.8 | 71 |
【函館】
平均気温(℃) | 日最高気温(℃) | 日最低気温(℃) | 相対湿度(%) | |
6月 | 16.2 | 20.4 | 12.6 | 79 |
7月 | 20.3 | 24.1 | 17.3 | 82 |
8月 | 22.1 | 25.9 | 18.9 | 81 |
9月 | 18.8 | 23.2 | 14.6 | 76 |
【旭川】
平均気温(℃) | 日最高気温(℃) | 日最低気温(℃) | 相対湿度(%) | |
6月 | 17.0 | 22.8 | 12.0 | 73 |
7月 | 20.7 | 26.2 | 16.4 | 77 |
8月 | 21.2 | 26.6 | 16.9 | 79 |
9月 | 16.4 | 21.9 | 11.7 | 79 |
【東京】
平均気温(℃) | 日最高気温(℃) | 日最低気温(℃) | 相対湿度(%) | |
6月 | 21.9 | 26.1 | 18.5 | 75 |
7月 | 25.7 | 29.9 | 22.4 | 76 |
8月 | 26.9 | 31.3 | 23.5 | 74 |
9月 | 23.3 | 27.5 | 20.3 | 75 |
北海道の夏の気候
全国的に梅雨に入る時期である6月ですが、基本的に梅雨がない北海道は、旅行するベストシーズン。暑く感じる日が増えてきますが朝晩との寒暖差があり、服装の調節が必要です。
7月・8月の北海道は、日差しの強い夏らしい気候の日も多くあります。最高気温が30℃を超える日も珍しくありません。でも、行き先によっては涼しく感じる地域もあるでしょう。
夏でも爽やかな北海道
前述のとおり北海道には梅雨がなく、6月や7月も過ごしやすい気候です。気持ち良く快適に旅行を満喫できるでしょう。
爽やかな気候なので、広大な自然を巡ったり、街歩きを楽しんだりと、充実した旅になること間違いなしです。
でも、7月から8月には湿度も高くなり、蒸し暑く感じることもあります。
また日中は暑くても朝晩は20℃を下回る地域もあるので、一日を通して屋外で観光する場合は服装などに注意が必要です。
寒暖差対策がポイント!夏の北海道旅行におすすめの服装
6月の北海道でのおすすめの服装は、半袖トップスに薄手のカーディガンやジャケット。日中は長袖のシャツやブラウスのみでも良いでしょう。
7月・8月の日中は基本的に真夏の服装でOK!半袖で過ごせますが、最近では湿度が高いこともあるのでTシャツや着心地の良いワンピースなどがおすすめです。
日差しが強いことも多くなってくるので、帽子や日傘、サングラスなどがあると役立つでしょう。夜も外出するのであれば、薄手のカーディガンやストールがあると安心です。
また、真夏でも山などの自然が多い場所は、半袖では涼しいことも。長袖・長ズボンの服装が虫対策にもなりおすすめです。
冬とは違う魅力!子どもと一緒に夏の北海道観光を楽しみましょう♪
夏の北海道は、幼児から小学生ぐらいの子どもがいる家族にもおすすめの旅行先です!
でも広すぎるし、子連れだと移動も大変……。
そんな夏の北海道旅行の攻略ポイントの一つは、エリアを絞ることです。
北海道に行くときは2泊3日、もしくは3泊4日ぐらいを予定している方も多いでしょう。でも、あそこもここもとエリアを考えずに観光スポットを決めると、広い北海道では移動だけで1日潰れてしまう危険も……。特に、子連れなら無理なく旅程を組むのも大切なことです。
車の利用は?観光エリアで判断するのがおすすめ
とにかく広い北海道。端から端の距離は、東京から関西、あるいは九州と言われるほど広大です。
そんな北海道旅行での移動手段は、車(レンタカー)・電車・バスの3つ。どうするかは、観光や拠点とするエリアの特性で決めましょう。
たとえば札幌・小樽・函館・旭川などの大きめの都市であれば、交通機関が発達しているので、電車やバスを主な手段として利用しやすいでしょう。
でも子連れだと時間を気にせず、自由に動ける車はやはり魅力的。電車やバスが通っていない観光地に行けるのもメリットです。
この記事では道央・道南・道東・道北のエリア別に、それぞれの情報をまとめています。移動手段を決めるときの参考にもどうぞ♪
【夏の北海道・道央エリア情報】観光スポット・モデルコース・グルメを確認♪
北海道でもメジャーな都市やスポットがある道央エリア。
「札幌(さっぽろ)」は、時計台や大通り公園、テレビ塔、藻岩山、円山動物園などとにかく超有名な観光スポットが点在しています。美味しいグルメも多く、ラーメン・スープカレー・ジンギスカンなどを楽しめます。
それ以外にも小樽運河や海鮮グルメが多い「小樽(おたる)」や、大自然・スキー・温泉と何かと話題の「ニセコ」、美しい絶景や温泉がある「洞爺湖(とうやこ)」、北海道有数の温泉地「登別(のぼりべつ)」などなど。魅力的な観光地がたくさんあります。
そして道央は札幌を中心に交通機関が発達しているので、電車やバスを使って観光しやすいエリアです。もちろん車を使えば、選択肢はもっと広がります。
なので、モデルコースもたくさん考えられますよね。札幌を拠点に小樽やニセコ、登別、洞爺湖などを回ったり、道南の函館や道北の旭川・トマム、富良野あたりまで行ってみたりするのもいいでしょう。2泊3日〜3泊4日すれば、いろいろな観光地に行きやすいエリアです。
次は、道央エリアの観光スポットをチェック♪子ども連れでも楽しめそうなところをご紹介します。
白い恋人パーク(札幌市)
白い恋人パークは、北海道銘菓「白い恋人」の石屋製菓が運営するお菓子のテーマパークです。製造ラインの見学やお菓子作り体験、アトラクション、レストラン、ISHIYAオリジナルスイーツなど、子連れでも楽しめるものがたくさん揃っています。
メルヘンチックな建物はもちろん、夏にはローズガーデンで咲きほこるバラ園もおすすめポイント!
また園内でいただける濃厚な「白い恋人ソフトクリーム」は絶品なので、ぜひ食べてみてください♪
- 住所:〒063-0052 北海道札幌市西区宮の沢2-2-11-36
青の洞窟(小樽市)
「青の洞窟」は、北海道の小樽にもあるのをご存知ですか?
陸路では見にいくことができない小樽の「青の洞窟」は、神秘的なブルーの輝きを放つ絶景スポットです。
約80分間の行程では、他にも自然が作り出した奇岩や珍しい動物に出会えることも。
運行しているのは春から秋までですが、夏なら寒さも気にせず、クルージングを楽しめます。
子どもは3歳から乗船可能になります。船なので、酔い止めが必要な場合は忘れずに。
- 住所:〒047-0007 北海道小樽市港町4−5(※集合場所)
洞爺湖(洞爺湖町)
洞爺湖は、美しい絶景と温泉を楽しむことができる観光スポットです。
洞爺湖の魅力は、湖の中央にある中島と活火山・有珠山を南側に臨むその壮大なロケーションにあります。
季節によってさまざまな景観が楽しめ、夏ならカヌーやモーターボートなどのアクティビティで遊ぶのもおすすめ。
そして例年夏場は、洞爺湖ロングラン花火大会が開催!洞爺湖温泉の宿やホテルに泊まって、子どもと一緒に花火鑑賞するのも家族旅行の良い思い出になりそうですね♪
ニセコアンヌプリ(ニセコ町)
ニセコアンヌプリは冬のスキー場として有名な山ですが、夏もゴンドラや登山、ガイドツアー、熱気球体験などの子どもも大人も楽しめるアクティビティがいっぱいあります。
アンヌプリゴンドラで標高1000m地点まで登ると、羊蹄山や有珠山、噴火湾などを見渡す絶景が広がっています。
ニセコ周辺にはホテル・宿などが点在。温泉を楽しめる施設が多いのも嬉しいポイントです。
- 住所:〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ485
【夏の北海道・道南エリア情報】観光スポット・モデルコース・グルメを確認♪
道南エリアは、昔から北海道と本州を海で結ぶ玄関口、そして国際貿易港として栄えてきた歴史を持ちます。
エリアの中心都市は「函館(はこだて)」。五稜郭や函館山、赤レンガ、教会などの異国情緒のあるおしゃれな街並みで観光スポットとしても大人気です。日本でも有数の漁場なので海鮮類が美味しく、また函館ラーメンやご当地バーガーなどのグルメも楽しめます。
他にも道南には、函館から日帰りで行きやすい「駒ケ岳(こまがたけ)」や、それを臨む「大沼国定公園(おおぬまこくていこうえん)」、北海道最南端で道内唯一の城下町「松前町(まつまえちょう)」などがあります。
道南エリアは青函トンネルで、東京から新幹線でもいけるのが大きな特徴のひとつ。函館周辺なら交通網が発達しているので、市電やバスなども利用しやすいでしょう。
道南は、函館中心に周辺を観光したり、日数が多ければ札幌・ニセコ・洞爺湖などの道央エリアなどもあわせて組み込んだり、そんなモデルコースを考えられそうなエリアですね。
道南エリアで欠かせない家族連れに人気の観光スポットをご紹介します♪
函館山(函館市)
いろいろな観光スポットがある函館ですが、そのなかでも随一の人気を誇るのが函館山。
日本でもっとも美しい夜景を見ることができる名所です。
標高334mの山頂まではロープウェイや車、バス、徒歩で行くことができます。(※車だと時間や季節によって規制が入ります。)
昼間の景色もきれいで、時間帯・季節によっては人が少なく穴場なことも。夜景では見えなかった街の様子、海の色、遠くの山々など見応えがあり、子どもたちも楽しめるかも。
- 住所:〒040-0054 北海道函館市元町19−7(※ロープウェイ山麓駅)
【夏の北海道・道東エリア情報】観光スポット・モデルコース・グルメを確認♪
北海道のなかでも、とりわけ雄大な自然が残る道東エリア。
農業・牧草地帯が広がる「十勝(とかち)」、世界自然遺産「知床(しれとこ)」、日本一の湿原がある「釧路(くしろ)」、麗しの湖「阿寒湖(あかんこ)・摩周湖(ましゅうこ)」などなど。国内と思えないような絶景と、そのロケーションを活かしたアクティビティ体験ができますよ。
道東エリアは、グルメも意外と宝庫。各地のB級グルメはぜひ食べてもらいたい絶品揃いで、豚丼(十勝)、スパカツ(釧路)、エスカロップ(根室)、ザンギ(釧路発祥)などがあります。根室や釧路、知床などの漁港近くなら海幸グルメも忘れずに♪
道東は電車・バスが使えない訳ではありませんが、子連れなら車が便利な地域。利用する空港も、エリア内の女満別空港や釧路空港などであればあとの移動もスムーズになります。
モデルコースとしては、やはり最大の魅力である自然を満喫をするルートが人気。でも広大な道東は他エリアへはもちろん、同じエリア内でも場所によってはけっこう移動時間がかかってしまうことがあるので注意してくださいね。
続いて、子連れでも行きやすく道東の魅力をたっぷり体感できる観光スポットをご紹介します!
知床ネイチャークルーズ(羅臼町)
知床の大自然と生態系を体験できるアクティビティ「知床ネイチャークルーズ」。
季節ごとにさまざまな海洋生物や鳥類が訪れ、夏はマッコウクジラやイルカのベストシーズンです。運が良ければ船上から見かけることができるかも。もちろん子どもの乗船も可能です◎
なお、こちらは羅臼町側で知床半島と北方領土・国後島を見ながらのクルーズです。
(※反対側がウトロクルーズ。こちらは、知床の海岸線沿いの絶景やヒグマ・イルカなどと出会えることも。)
- 住所:〒086-1833 北海道目梨郡羅臼町本町27-1
阿寒湖(阿寒町)
道東エリアでも有数の観光地・阿寒湖。特別天然記念物マリモや温泉、アイヌの村などがあり、子連れでも楽しめる人気スポットです♪
夏に訪れるなら、遊覧船にのって湖に浮かぶチュウルイ島のマリモ展示観察センターに行ったり、ポッケ歩道を歩いたり、展望台から湖を一望したり、のんびりと美しい阿寒湖を楽しみましょう。
また、気温は高くても湿度が低いエリアなので夏でも快適に過ごせますよ。
十勝サホロリゾート(新得町)
十勝サホロリゾートは、北海道の真ん中あたりにある高原のリゾート施設です。ホテルやレストランがある他、季節ごとにさまざまなアクティビティを楽しめます。
夏には、ラフティングやカヌー、釣りなどの体験で北海道の大自然を満喫しましょう♪
またエゾヒグマのサファリパーク「ベア・マウンテン」では、工夫をこらした展示方法をとっているのが特徴。自然のままに近い形で暮らす姿が観察できます。
- 住所:〒081-0039 北海道上川郡新得町狩勝高原
【夏の北海道・道北エリア情報】観光スポット・モデルコース・グルメを確認♪
南北に長い道北エリアは、土地ごとに異なる特色を持ち、それぞれの絶景が楽しめます。
夏にはカラフルな田園風景が広がる大人気スポット「富良野(ふらの)・美瑛(びえい)」、子連れに大人気の旭山動物園がある「旭川(あさひかわ)」、日本最北端の宗谷岬有する「稚内(わっかない)」、離島「利尻島(りしりとう)・礼文島(れぶんとう)」、荘厳な山々が連なる「大雪山国立公園(だいせつざんこくりつこうえん)」などなど。どこも一度は訪れたい魅力的な観光スポットです。
美味しいグルメが多いのも特徴のひとつ。まず気温差があり、美味しい農作物が育つ富良野・美瑛エリア。さらにオホーツク海と日本海に面しているので海産物ももちろん美味しく、北部や離島ならウニやホタテなどが名産です。
道北の富良野・美瑛・旭川あたりまでなら、札幌とのアクセスも悪くありません。逆に北部の稚内などは同じ道北エリアでも南側から行くとなると、移動時間が半日以上かかることも。
道北なら稚内空港や旭川空港、新千歳空港などが使えるので、旅程を考えながら使う空港を選ぶといいでしょう。
続いて、道北エリアの子どもがいる家族におすすめの観光スポットをご紹介します♪
星野リゾート リゾナーレトマム(占冠村)
美しいトマムの景色が楽しめる子連れにも大人気の星野リゾート リゾナーレトマム。年中利用できるプールや広めの部屋でゆったりできるなど魅力いっぱいの施設ですが、夏のお楽しみはそれだけではありません!
春から秋限定の雲海テラスは、発生確率30〜40%の絶景ポイントです。展望台にはいろいろな形のビュースポットがあり、子どもがアトラクションのように楽しめるかも。
また広大な敷地内にあるファームエリアでは、巨大牧草ベッドやお昼寝ハンモックなどの休憩スポットが充実しています。
- 住所:〒079-2204北海道勇払郡占冠村字中トマム
ファーム富田(中富良野町)
美しいラベンダー畑が有名な富良野のファーム富田。一面に広がるラベンダー畑はもちろんのこと、夏には色とりどりの花畑が咲き乱れ、訪れる観光客を楽しませてくれます。
場内のカフェではファーム富田の名物・ラベンダーソフトクリームや、地産の食材を使ったグルメなどをいただけますよ。
また富良野にきたら、定番のモデルコースに含まれる美瑛町も観光しちゃいましょう!美瑛町にも四季彩の丘や白金青い池、白ひげの滝などの人気スポットが点在しています。
住所:〒071-0704 北海道空知郡中富良野町基線北15
旭山動物園(旭川市)
北海道にはいろいろな動物園がありますが、やはり外せないのが旭山動物園。札幌圏からのアクセスが良いのも嬉しいポイントです。
動物たちが本来の過ごし方ができるように工夫された「行動展示」や、イベントのように楽しめる動物たちの「もくもぐタイム」が見どころ。他の動物園とは少し違う雰囲気に、子どもも大人も楽しめるはず♪
夏なら、8月のお盆どきに期間限定で午後9時まで開園しているので、「夜の動物園」が楽しめますよ。
動物はホッキョクグマやライオン、アザラシ、アムールトラなどの人気者から、エゾユキウサギ、エゾモモンガ、エゾシカ、エゾヒグマなどの北海道に住む動物たちまでいろいろいます。
- 住所:〒078-8205 旭川市東旭川町倉沼
利尻島
飛行機やフェリーで訪れることができる北海道の離島・利尻島。
夏の利尻島は、ゆっくりと美しい自然を楽しみたいファミリーにおすすめの観光地です。
中心にそびえる利尻富士は、北海道銘菓「白い恋人」のパッケージとしても有名。春から夏にかけては高山植物が多く咲くベストシーズンで、希少な珍しい花を見ることもできますよ。
また夏のウニは絶品で、訪れたら必ず食べておきたい利尻島グルメです♡
美しい夏の北海道観光旅行を家族の忘れられない思い出に♡
魅力的な観光スポットがたくさんあるので、迷ってしまったでしょうか。
北海道は広いので、子連れならある程度エリアを絞っていくのがおすすめ!
ぜひ無理のない旅程を組んで、夏の北海道ならではの自然や体験、グルメを家族でたっぷり満喫してくださいね♪
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