【SDGs】子供ができること〜身近な取り組み・わかりやすい教材をご紹介〜

Baby&Kids / Life style

最近よく耳にする『SDGs(エスディージーズ)』。子供の未来に関わることから、気になっている方は多いのではないでしょうか。
子供にできることがあれば実践させたいけど、ママ・パパ自身がSDGsについてまだよくわかっていないということも。
そこで今回は、子供ができる身近な取り組みや、わかりやすい教材をご紹介します。ぜひこの機会に子供と一緒に取り組んでみてくださいね。
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ねこ
ai
2021.10.25

SDGsを子供に教える大切さ

SDGs出典:www.shutterstock.com

SDGs(エスディージーズ)は、世界が直面している環境や貧困などのさまざまな問題を解決するために作られた、2030年までの『世界共通の目標』です。

2030年には、今中学生や高校生である子供達が、社会の第一線で活躍しています。小さな子供も、夢を思い描くような年齢になっていますね。
でも、このままいけばこの世界は暮らしにくい状況になっているかもしれません。未来への希望も持てないような世界になっていたら、親としては悲しいですよね。

そのため私たちは、子供達にSDGsを教える必要性があります。
幼児や小学校低学年くらいまでは、SDGsという言葉を理解できなくても、その本質はきっと理解することができるでしょう。

SDGsを教えることで、これからも住み続けていく地球の問題を自分事としてとらえられるようにサポートし、小さなことから始めることが大切です。

SDGsの基礎知識や家庭でできる取り組みなどについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。

【SDGs】子供が身近でできることは?具体例を紹介

ゴミを拾う子供たち出典:www.shutterstock.com

SDGsには、以下の17の目標が設定されています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平等と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

出典: 外務省「持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組」 www.mofa.go.jp

なんだか難しく感じてしまうかもしれませんが、日常生活に関係していたり、子供と一緒に考えやすかったりする内容がほとんど。
そのため、子供でも身近にできることはたくさんあるんです。

ここからは、子供がSDGs目標達成のためにできる、身近な具体例をご紹介します。
ぜひ親子で話し合って、一緒に取り組んでみてくださいね。

できること①身の回りのものを大切にする

おもちゃで遊ぶ子供たち出典:www.shutterstock.com

身の回りのものを大切にすることは、目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」・目標12「つくる責任つかう責任」に繋がります。

私たちは日々、たくさんの資源やエネルギーを使って大量にものを生産・消費していますが、地球のエネルギーは無限ではありません。
私たちが必要のないものや必要以上のものを消費することを止めることが環境や資源を守ることになるのです。

具体的には、こんな取り組みができるでしょう。

  • 文房具は小さくなるまで使う
  • おもちゃは本当に好きなものを大切に使う
  • 同じようなおもちゃを持っていないか考えて買う
  • まだ使えるものを簡単に捨てない

ものを大切にし『使い切る』という考えは、今後子供たちが生きていくうえで身に付けておきたい重要なことですね。

できること②「もったいない」をなくす

食事をする子供たち出典:www.shutterstock.com

「もったいないこと」をなくすことも大切です。

具体的には、

  • 使っていない部屋の電気は消す
  • 水を出しっぱなしにせず、こまめに止める
  • ごはんは残さず食べる

などです。
そうすることで、ムダなエネルギーや資源を使ったり、食材を無駄にしてしまったりということを防げます
これは先ほどと同じ、目標7や12、さらには目標14「海の豊かさを守ろう」15「陸の豊かさも守ろう」にも繋がるでしょう。

そして、食品ロスをなくすことで、結果的に食料が必要な人に渡ると言われています。
『先進国でたくさん売れるからたくさん作るために原料を集める→必要な国に穀物などの食料が行き渡らない』というのが、飢餓が起こる要因のひとつ。
私たちが必要な分だけ買って食べ残しをなくすことで、過度に生産する必要がなくなり、飢餓が減ることに繋がることを子供に教えられると良いですね。

できること③友達と遊ぶ

サッカーをして遊ぶ子供たち出典:www.shutterstock.com

友達と遊ぶことも、実はSDGsに繋がる大切なことです。
SDGsには、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」や目標10「人や国の不平等をなくそう」などのように、みんなが公正に生きることのできる社会を目指した目標が多くあります。

友達と遊ぶことは、自分と他人とは違いがあることを知り、それを認め合うことへの土台となります。また小さな子供であれば、家族以外の存在を認識する良い機会です。

世の中にはさまざまな人がいることを当たり前に思えることは、これから多種多様な社会で生きていく子供達にとって、とても大切なことですね。

できること④お手伝いをする

掃除をする親子出典:www.shutterstock.com

お手伝いをすることは、さまざまなことを学ぶ良い機会です。

一緒にゴミの分別をすれば、環境問題や資源について考えるきっかけになるかもしれません。
また男女関係なく掃除や料理を手伝うことで、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の土台になります。

自分で身の回りのことをできるようになることは、生きる力を育むうえでも必要不可欠ですよね。

できること⑤みんなに優しく

植物に水をあげる女の子出典:www.shutterstock.com

友達など周囲の人に優しく接することは、目標5や10・16のジェンダー差別・人種差別をなくすことや、みんなが公正に生きることに繋がるのではないでしょうか。

他人を大切に思い、お互いが優しく接しあえれば、いじめなどもなくなりそうですね。

また、植物や動物に優しく接することで、命を大切にする心が育まれます。環境問題に向き合うきっかけになるかもしれません。
そして近所の人にも優しく接するのは、目標11「住み続けられるまちづくりを」に関わるでしょう。

できること⑥手洗い・うがいをする

手を洗う親子出典:www.shutterstock.com

なぜ手洗い・うがいがSDGsに関係があるのでしょうか。

SDGsには「すべての人に健康と福祉を」という目標3があります。
手洗い・うがいなど、日々健康管理をすることで自分が病気になることを防ぎ、ほかの人に移してしまうことが防げるのです。
新型コロナウイルスのような感染症の拡大を防ぐことにも繋がります。

子供でもわかる!SDGsのおすすめ教材

ここからは、子供にもわかりやすいSDGsの教材をご紹介します。年齢に合わせて、おすすめの本をピックアップしました。
親子で一緒に読んでSDGsを学びましょう。
また市販のものでなくても、子供向けの動画やサイト、ワークショップなども多くあるため、ぜひ調べてみてください。

【幼児向け】ほら、ここにいるよ このちきゅうでくらすためのメモ

ほら、ここにいるよ このちきゅうでくらすためのメモ出典:www.holp-pub.co.jp

地球をはじめ、この世界のことをわかりやすく教えてくれる絵本です。
SDGsについての解説があるわけではありませんが、「こんな世界に、さまざまな人や動物が生きているんだよ」という、シンプルだけどとても大切なことを伝えてくれます。

ほら、ここにいるよ このちきゅうでくらすためのメモ

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【小学校低学年向け】わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ

わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ出典:www.choubunsha.com

外務省で国内外のSDGs推進を担当してきた原琴乃さんが、子供にもわかりやすく書いてくれた本です。
SDGsの基本的な考えを子供に教えるのにぴったり。

小さな子供でもできることが具体的に書かれていて、SDGsのための行動が身に付きます。
全てひらがなで書かれているのも嬉しいポイントです。

わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ

¥1,980

【小学校高学年向け】12歳までに身につけたい SDGsの超きほん

12歳までに身につけたい SDGsの超きほん出典:publications.asahi.com

漫画やワーク、イラストなどでSDGsをわかりやすく解説し、きちんと理解できるよう工夫されています。
読み物として楽しみながら学べる一冊です。

小学5年生が主人公なので親近感が湧きやすく、SDGsを自分事として捉え、身近な存在にすることができるでしょう。

12歳までに身につけたい SDGsの超きほん

¥1,100

【中学生向け】お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs

お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs出典:www.kumon.ne.jp

お笑い芸人のたかまつななさんが学校や企業などで行なっている「笑って学ぶSDGs」という講座を書籍化したもの。
ただ単にSDGsを理解するだけでなく、「行動する」「議論する」というアクティブに取り組める内容が盛り込まれています。

興味を持って読み進むことができ、SDGsが私たちに深く関係していることを感じられるようになる一冊です。
本を読むのが苦手な子供にもおすすめですよ。

お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs

¥1,650

【高校生向け】未来を変える目標 SDGsアイデアブック

未来を変える目標 SDGsアイデアブック出典:www.thinktheearth.net

世界や国内のアイディアに優れた事例などを紹介し、「自分ならどうするか」を考えられるように書かれています。SDGsについての知識を得るだけでなく、次のアクションを生み出すきっかけになるような一冊です。

漫画やビジュアルがメインですが、さまざまな専門家が執筆するコラムも掲載していて、読み応えがありますよ。

未来を変える目標 SDGsアイデアブック

¥1,980

子供の未来のために、できることから始めましょう

SDGsは、未来を良くするための目標です。
私たち一人ひとりが日常生活の中で「無理のない範囲でできることを続けていく」ことが、SDGsの目標達成のためのポイントです。
目標期限となる2030年以降も暮らしやすい世界であるように、今日からできることを子供と一緒に始めましょう。

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