枕は安眠のために大切なアイテム
枕は、安眠するためにも重要なアイテムです。
合わない枕を使っていると熟睡できなくなり、睡眠の質が低下します。
熟睡できない日が続くと、疲労感を感じたり、昼間に眠くなったり、集中力がなくなったりすることも……。
また日常生活に悪影響を与えるだけではなく、合わない枕で寝ていると、頭痛や肩こりなど体の不調が出てくることもあります。
日常生活を送る上でも、良質な睡眠を確保するためにも、しっかり安眠できる枕選びをしましょう。
朝起きたときに頭痛・肩こり・疲労感を感じる人は、枕が合っていない可能性がありますよ。
安眠できる枕の選び方
安眠するためには、自分にぴったりあった枕を選ぶことが大切です。
ここでは、見極めポイントを紹介していくので、チェックしてくださいね。
枕の高さは、S字姿勢と寝返りのうちやすさの重要ポイント
自分にあった枕は、寝るときに快適な首角度を保ち、また寝返りのサポートをしてくれます。
しかし、枕の高さが合っていないとサポートどころか、頭痛や肩こりなどの不調の原因になりかねません。
枕の高さというのは、つまりは寝ているときの首の角度がどうなっているかのこと。
高さが合っていないと首の角度がおかしくなり、首周りの筋肉に負担がかかってしまいます。
そのため、肩こりや頭痛などを引き起こすことに繋がります。
寝ているときの理想的な首の角度は、立っているときと同じ。頭をしっかりとあげて立っているときの姿勢を鏡でチェックしてみてください。
頭から首にかけての脊髄はS字型になっているため、枕はそのS字部分を埋めるような高さが、自分に合う高さになります。また自分に合う高さの枕であれば、寝返りをスムーズに行え、眠りを妨げられることもありません。
枕の形で選ぶ
枕の形でもっとも一般的なのは長方形型で、種類も豊富です。
低反発素材の枕に多いのは、首元の形にそってS字型になっているタイプ。
最近では、高さを調整できるタイプ、上下・裏表などで寝心地が変わるタイプなどもありますね。
それ以外にもハート型だったり、肩までのせられるタイプだったり、枕の形はいろいろなものがあります。
枕の大きさで選ぶ
標準的な枕の大きさは、43cm×63cm。
日本人の体型にもあった大きさで、商品展開も一番豊富です。
それよりも大きいものがいいという方には、50cm×70cmがおすすめ。
横長のロングタイプは43cm×120cmあるので、2人で一緒に使う場合に適しています。
枕の素材で選ぶ
枕に使われている素材は、たくさんあります。
定番のワタ枕、高反発・低反発ウレタン枕、ビーズクッションでもおなじみのビーズ枕、日本古来の硬めそばがら枕、高級感のある羽根枕、独特な寝心地のクラッシュラテックス枕、水洗い可能なパイプ枕など。
それぞれ寝心地が異なるので、実際に試してみるのが一番です。
また枕の素材は、その価格にも影響します。
ただ、高級素材の枕であっても、耐久性があれば、結果的にコストパフォーマンスは良くなりますよ。
枕の寿命は素材によって異なりますが、数年は持つものなので、それも考えながら予算を決めるのがおすすめです。
悩み別(肩こり・頭痛・いびきなど)で安眠枕を選ぶポイント
お悩み別に安眠枕を選ぶポイントもご紹介します。
肩こり・頭痛の原因のひとつは、枕が合っていないことです。
枕の高さが合っていないと、首の角度が不自然になるために首周りの筋肉に負担がかかり肩こりに。
また頭痛の原因はさまざまですが、枕が合わず肩こりになることで、頭痛まで引き起こしているケースがあります。
- 肩こり・頭痛の枕選びポイント:自分にあう高さの枕を選びましょう。
疲労感の原因は寝返りがスムーズにできていなことなどが挙げられます。寝返りは寝ているあいだの血液循環を促す役割を持つため、これがスムーズにできていないと熟睡できず疲労感が出ることも。
- 疲労感の枕選びポイント:寝返りも枕の高さが重要なため、自分にあう高さの枕を選びましょう。
いびきの原因は、枕が直接原因ではありませんが、仰向け寝をしているといびきが出やすいとされます。
- いびきが気になる時の枕選びポイント:横向き寝であれば、気道が狭くなりにくく、いびきを抑えられます。横向き寝の場合は、体圧分散性に優れた低反発枕などがおすすめ。
寝姿勢別(仰向け・横向けなど)で安眠枕を選ぶポイント
最近の枕は寝姿勢別の専用枕なども出ているので、好みの寝方ができる枕を選ぶのもいいでしょう。
寝姿勢別に、重要な枕選びポイントをご紹介します。
- 仰向け寝…フィット感重視で、自分にあった枕の高さを選びましょう。
- 横向け寝…ワタなどのやわらかな素材だと頭が沈み込みすぎてしまうので、体圧分散性に優れた低反発素材の枕がおすすめです。
- うつ伏せ寝…胸部を圧迫しない形をした枕が寝やすいでしょう。
安眠枕のおすすめランキングTOP5
ここでは、人気ブランド・人気メーカーの安眠できる枕をランキング形式で紹介します!
ランク付けでは、楽天などの通販サイトでの売れ筋はもちろん、高さ調節ができるかどうか・使われている素材・サイズ感など枕の特徴を考慮し、総合的に評価しました。
第5位 宝島社 天使の深睡眠マクラBOOK
2016年から発売されている宝島社「天使の深睡眠マクラ」シリーズ。
頚椎を支える構造から、首の安定感がUP。
硬すぎず柔らかすぎない低反発素材を採用し、気持ちのいいフィット感のある枕です。
書店はもちろん、シリーズによってコンビニのセブンイレブンで買える商品もあります。
- 高さ調節有無:無
- 中の素材:低反発素材
- サイズ:28cm×46cm
- 向いてる寝姿勢:仰向け寝・横向き寝
天使の深睡眠マクラBOOK
¥2,178
第4位 昭和西川 ホテルモードピロー
昭和西川の「ホテルモードピロー」は、シリーズで累計1万個以上が売れた人気枕です。
枕のなかに調整パッドが2個入っているため、高さは4段階調節可能。
抗菌防臭加工がされ、かつ自宅で洗濯可能な枕は、いつも清潔な状態で利用できるのがうれしいですね。
- 高さ調節有無:有
- 中の素材:わた
- サイズ:43cm×63cm
- 向いてる寝姿勢:−
昭和西川 ホテルモードピロー
¥3,300
第3位 ビーチ 新・王様の夢枕2
ビーチの「新・王様の夢枕(王様の夢枕2)」は、素材に使われている超極小ビーズならではの使用感で、どんな寝姿勢でもフィットしやすく、首まわりをサポート。
また、肩のラインに枕のすそが合うようにデザインされているのが特徴です。
- 高さ調節有無:
- 中の素材:極小ビーズ
- サイズ:標準40cm×62cm、高さ8〜12cm / 高さ7~10cm
- 向いてる寝姿勢:−
ビーチ 新・王様の夢枕(王様の夢枕2)
¥7,480
第2位 テンピュール オリジナルネックピロー
高級でも安眠できる枕を探している!という方には、テンピュールの「オリジナルネックピロー」がおすすめ。
日本はもちろん世界でも愛用者の多いテンピュールは枕の取り扱いも豊富。
そのなかでも人気No. 1の枕は、こちらのオリジナルネックピローです。
枕の高いほうを首側にもっていくことで、横向き寝でも仰向け寝でも、首から背骨ラインを支えてくれます。
- 高さ調節有無:無
- 中の素材:低反発素材(テンピュール素材:独自開発されたもの)
- サイズ:Mサイズ31cm×50cm、高さ10cm(XS・S・M・L・ジュニアなどのサイズ展開あり)
- 向いてる寝姿勢:仰向き寝・横向き寝
テンピュール オリジナルネックピロー
¥16,500
第1位 ニトリ 高さが10ヵ所調整できる枕
ニトリの枕は、高さを調整できる場所が10カ所も。
好みの枕の高さを実現できるので、さまざまな寝姿勢に対応してくれます。
枕の素材である粒わたは、適度な弾力と洗濯できるのが魅力。
リーズナブルな価格帯で、オーダーメイドのようなフィット感を味わえます。
- 高さ調節有無:有
- 中の素材:粒わた
- サイズ:40cm×60cm
- 向いてる寝姿勢:仰向け寝・横向き寝
ニトリ 高さが10ヵ所調整できる枕
¥2,990
正しい枕の使い方と買い替えの目安
枕の正しい使い方は、頭・首が枕にのり、肩上部が枕のすそに触れるぐらいです。
頭だけをのせる間違った使い方だと、首と寝具のあいだがあいてしまい、結局肩こり・頭痛を引き起こすことになりかねません。
また枕は消耗品なので、素材によりますが、数年単位で買い替えをしたほうがいいでしょう。
購入したときは、自分に合った枕だったとしても、使い続けることで素材がへたってボリュームがなくなります。
そうすると、それもいつの間にか「合わない枕」になってしまいます。
枕は自分に合ったものを選ぶのはもちろん、正しい使い方と買い替えの目安を守ることで、安眠枕として使用しましょう♪
安眠できる枕で、ぐっすり眠って気持ちよく目覚めましょう!
枕は安眠・熟睡するために、大切なアイテムです。
そのため、寝心地のよさを左右する素材や枕の高さなどは、しっかり吟味して購入しましょう。
予算ももちろん大切ですが、少々高価な安眠枕を選んでぐっすり眠れるようになれば、日常生活においてお値段以上の価値も出るはず。
自分に合う枕を見つけて、ぐっすり安眠して気持ちよい1日を過ごしてくださいね♪
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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