産後の女性にとくに多い「デリケートゾーン」のお悩み。
「あれ?私のカラダ、何か変かも……。」
そんな風に、違和感を感じてもなかなか人には相談しにくい「デリケートゾーン」のお悩み。とくに、出産を経験した女性は「膣のゆるみ」を感じながらも、誰にも言えずに放置してしまっていることが多いようです。
でも実はそれ、歳を重ねれば誰にでも起こるデリケートゾーンの衰えかも。
今回、4yuuu!編集部はデリケートゾーンのアンチエイジングができるという最新の美容医療を調査しに行くことに。ママ読モが体験した治療の様子をレポートします!
「膣タイトニング」って知ってる?
実は、40歳以上の3人に1人が悩んでいると言われている*「膣のゆるみ」。下記のような症状は、膣のゆるみが原因かもしれません……!
- お風呂からあがると、膣からお湯が漏れる
- くしゃみなど、ふとした拍子に尿もれしてしまう
- 加齢やホルモン低下にともなう、むずむず感や性交痛
今、そうした症状をメスを使うことなく改善することができる、美容医療があるそうなんです。
それが、最新の婦人科医療機器を使って行う「膣タイトニング」。痛みもなく、極短い時間でできる施術というから驚きですよね。
*……婦人科 ジェネラルクリックHP より
今回、膣タイトニングについて詳しく教えてくれたのはこの方!
【産婦人科専門医・小川奈津希(おがわなつき)】
ジェネラルクリニック院長。産婦人科専門医。金沢医科大学卒業後、日本大学附属病院 形成外科、医療法人順和会 山王病院 産婦人科、個人クリニックなど様々な医療機関に勤務。2017年、東京・六本木に『ジェネラルクリニック』を開院。婦人科のみならず、内科・婦人科・皮膚科・形成外科・GID(性同一性障害)の方へのホルモン療法など、幅広く診察を行う。
さらに、ママを代表して人気読モの丸山悠美(まるやまゆみ)さんが登場。4yuuu!編集部と共に、気になるアレコレを調査していただきました!「膣タイトニング」を実際に体験していただいた様子もレポートします。
一児のママです。6年前に出産しました。産後すぐくらいからほんの少し違和感を感じていたんですが、私の場合日常生活に支障は無いし、諦めるしかないのかな?って思っていました。こんな美容医療があるなんて知らなかった!体験できるのは嬉しいけど、すごく緊張しています。(丸山さん)
————そもそも「膣タイトニング」って?
年齢を重ねるとお顔の頬がたるんでくるのと同じで、膣も時間の経過とともに弾力性と筋肉の緊張を失います。皮膚のコラーゲンは繋がっていますから、お顔がたるんでデリケートゾーンだけが緩まない人はいないと思います。膣がゆるむと、デリケートゾーンが敏感さを失って、尿もれや入浴後のお湯もれなどの症状が起こるんです。そうした膣のゆるみを、最新の医療機器を使って改善できるのが「膣タイトニング」なんですよ。
へ〜!膣タイトニングを受ける女性は、何歳ぐらいの方が多いんですか?
30代〜50、60代くらいと受診者の年齢の幅は広いです。やっぱり出産を経験された女性が多いですね。「尿もれに悩んでいます」とハッキリおっしゃる方はなかなかいないけれど、結構深くお話を進めていくと「実は……」ってことも。みなさん言えずに悩んでいるんですよね。
————「膣タイトニング」を行う最新の医療機器ってどんなもの?
当クリニックでは、2017年秋に日本初上陸した『ULTRA FEMME 360(ウルトラフェミー360)』という機器を使用します。
『ULTRA FEMME 360』は温かいだけで痛みがないのが特徴。そして、これを使えばなんと業界最短の8分間の治療で改善することができるんです!
『ULTRA FEMME 360』は360度熱源が出る機器。超音波(HIFU)と高周波(RF)を同時に出して、膣内部の皮下組織をメインに治療することができます。皮下組織の血流を増やすことによってコラーゲン組織を復活させるのです。膣の粘膜下層を引き締めて膣粘膜に潤いを与え、若々しい状態に戻します。施術中の機器はかなり高い温度になるのですが、膣の中はさほど温度を感じないので奥の方はほとんど熱さを感じません。手前は少し熱く感じるかもしれませんが、徐々に慣れてくると思いますよ。そして、その熱でゆるんでいるコラーゲンを引き締めてあげるんです!
ちなみに、『ULTRA FEMME 360』はお顔や首など全身にも使えます。リフトアップ効果が期待できたり、ほうれい線・首・手も綺麗になってサイズダウンしますよ。
施術後は、ダウンタイムもなく即日入浴もできるほど、違和感や不快感を感じることなく過ごしていただけます。
ちなみに……
膣タイトニングができる医療機器は、他にもあるそう。CO2レーザーで行う『Intima Lasee(インティマレーザー)』や『MONALISA TOUCH(モナリザタッチ)』。超音波(HIFE)エネルギーを照射する『Ultra Vera(ウルトラヴェラ)』など種類は様々。
これまで多くの婦人科治療で使用されてきたデリケートゾーン専用の医療機器は、粘膜の上面を傷つけてしまうので痛みを伴ない、麻酔クリームが必要だったり出血が起きたりすることもあるのだとか。治療時間も20〜30分ほどかかり、傷が治るまで数日間のダウンタイムが必要なことも多いそうですよ。
「痛みに弱いから、施術を受けるのが怖い!」「ダウンタイムがあるのは嫌。」などと考える女性には、最新の『ULTRA FEMME 360』がおすすめです♪
「膣タイトニング」を実際に体験!
それでは実際に、膣タイトニングを体験していただいた様子をレポート。施術中は、婦人科検診でよく用いられる、足が自動開脚するイスに座ります。
はじめての膣タイトニングにドキドキの丸山さん。
『ULTRA FEMME 360』の体内に入る部分は、使い捨てデバイスを装着するので安心してください。熱源を出しながら、4〜5秒間隔で膣内の奥まで行って戻ってきてを繰り返します。それを8分間続けるだけで終了です!膀胱(ぼうこう)の周りを刺激することで尿失禁や尿漏れ、お湯漏れが改善されていきますよ。
そうなんですね!1回で効果を得られるものですか?効果は目に見えるものでしょうか?
1回ですごく実感のある方と、ちょっとずつ経過と共に実感される方がいます。1回受けていただく度に1〜2週間の間隔をあけて、生理期間を避けて半年以内に3回行うのが理想ですね。
効果は、具体的に数値化することができません。以前は、膣内圧というものを測る機器があったのですが、結果にバラつきが多く信憑性がなかったので使われなくなりました。なので、効果は感覚的なものになりますが「入浴時にお湯が入らなくなった!」「性交時の不快感が改善された!」なんて声を患者さんからよく聞きますよ。閉経後の女性は膣が乾燥しやすいので、性交痛やヒリヒリ感を感じることが多いのですが、それも膣タイトニングで軽減されます。
「膣タイトニング」終了!初施術の感想は?
8分間の施術はあっけなく終了。施術前は緊張気味で、ひゃー!なんて可愛い悲鳴をあげていた丸山さん。思いの外、あっさりと施術が終わって拍子抜けしてしまったようでした。
本当にあっという間!痛みは全くなかったです。フェイシャルのレーザー治療は何度か行ったことがあって、同じようにパシンパシンって機械の衝撃音が鳴ることを想像していたのですが、無音でしたね。
すごく緊張していて、最初は身体が力んでしまっていたのですが、先生に「リラックスして」と言ってもらって徐々に気持ちがほぐれました。
入り口の方だけ、最初はアツッと感じましたが奥の方は全然熱くないです。その後、下半身全体がじんわり温かくなってきて、ポカポカする感覚に変わっていきました。終わった後もなんの違和感もないから、すごく不思議な感じ!施術を受けた後も、1日普段通りに過ごせるのは嬉しいですね。
「美容医療って怖いイメージ。」「膣に何かを入れるなんて痛そう。」と思っている方でも安心して受けられるほど、膣タイトニングは怖くない・痛くない・後に残らない医療なんですね。
「解決法がわからず、何もできなくて悩んでいる女性が多いので『膣タイトニング』がどんどん広まってほしいです。」と小川先生。
出産後、自分の体に起こる様々な変化と向き合うのは大変だけれど、“仕方ないか”と諦めないで。日々の努力の積み重ねで改善されるものや、医療や美容テクニックで簡単に解決できることも。いつまでもキレイなママでいたいという願いは、自分の努力次第で必ず叶えられるはずですよ♡
「誰にも言えないけど、今まさにお悩み中」の方も「まだ無縁な話だわ」という方も、ぜひ「膣タイトニング」というキーワードを覚えていてくださいね。
今回、膣タイトニングを受けたクリニック情報
今回、膣タイトニングを受けたクリニックはコチラ♪
【ジェネラルクリニック】
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-1-8 グリーンビル8F
電話:03-3401-0333
診察時間:月〜金 10:30〜13:00 / 15:00〜18:30
土日祝 11:00〜19:00
※受付終了は診療時間の30分前まで。
※初診の方の受付は17:30です。事前に問診票のダウンロードご記入があるとスムーズです。
※土日祝の婦人科対応は自由診療のOCピル、アフターピルのみ。
※月曜は12:30診療開始になる場合がございます。また診療時間は変更となる場合もございますので、「本日の診療時間」をご確認頂くかクリニックにお問い合わせ下さい。
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