「夫が平日も休日もスマホゲームばかり……」
スマホのゲームにハマっている夫に悩んでいます。
平日は、会社から帰宅して食事とお風呂が終わると眠るまで、休日も、これといった用事のないときはソファでずっとスマホゲームをしています。
一緒に出かけるときには、楽しく会話をしてくれますし、夫婦仲も悪くはないのですが、食事をしながらその日にあったことを話し合ったりしたいんです。
どうしたら、夫にゲームをする時間を減らしてもらえるでしょうか?
(30代・主婦)
なぜ夫は「スマホゲーム」に没頭してしまうのか?
今回は、スマホゲームに夢中な夫とコミュニケーションの時間を作りたい、というお悩みです。
ゲームを"やめて欲しい"ではなく、"時間を減らして欲しい"という考え方が素敵ですね!
「やめさせる」となれば、いかに夫の行動が人として間違っているかについて、理論的に話をしたり責めたりと、攻撃的なコミュニケーションをするハメになってしまいます。
その結果は、もうお分かりでしょう。
二人の間には険悪な空気が流れ、夫から冷たい視線を投げかけられたり、溜め息をつかれたり、最後には無視……といったことにもなりかねません。
ではなぜ、夫は妻と一緒にいても、スマホゲームに夢中なのでしょうか。
妻よりもスマホが大事だから?いえいえ。
そもそも男性は、女性と異なり、「会話」などで相手と時間を共有したいという欲求が強くありません。
スマホゲームをしていても、同じ空間にいるのだから「一緒にいるじゃないか」と、本気で主張します。
一緒の時間を共有する=会話を楽しむ、という感覚が、男性にとっては希薄なのです。「一緒にいる」という意味が、男女で異なっているのですね。
男性はストレスを抱えると「一人になりたがる」
さらにもう一つ、男性について知っておいていただきたいことがあります。
ストレスを抱えた男性は、「一人になりたがる」習性を持っています。
女性のように、話をして発散する……といったことはしません。ストレスの発散方法が真逆なのです。
ゲームをしている時というのは、ゲームの空間にどっぷり入ることができます。つまり、スマホゲームをすることで、擬似的に一人の空間を作っているのですね。
ストレスが溜まると、人と離れて一人になりたいと考えます。とは言え、家庭を持つと、現実に一人でふらっと家から出ていくことは難しいですよね。
そこで、スマホに没頭することでストレスを発散する、というわけです。
妻の「ねぎらい」の気持ちはスマホゲームにも勝る♡
夫がそのような状態の時には、
「仕事が大変なんだな。ストレスが多いのに頑張ってくれているんだ。それでも外に飲みに出掛けたりせず、一緒に居てくれているんだ。」
そう思えると、夫に対して優しくなれそうですよね。
それでもやはり、夫にはスマホゲームの時間を減らして、自分や家族のための時間を作ってもらいたい。
そんなお悩みを解決するには、スマホゲームの代わりに、あなたがご主人のストレスを発散してあげる必要があります。
妻だからこそできる簡単な解決方法は、「ねぎらい」の言葉を直接伝えること。
「本当にお疲れ様。いつも私達家族のために、お仕事を頑張ってくれてありがとう♡」と、笑顔と共に伝えてあげてください。
夫にとって、妻や家族のために頑張っていることをわかってもらえるということは、大変嬉しいもの。疲れも吹き飛び、ストレス解消には一番の特効薬なのです。
ねぎらいの気持ち伝えることができたら、次はスマホゲームをしている夫に、寂しく思っていたことや、もっと寝る前に話をしたいなど、素直な気持ちを伝えてみましょう。
これまで気づかなかった妻の気持ちに驚くかもしれませんが、きちんと話を聞いてくれるはず。
そして夫と会話ができたら、"話ができて良かった"、"楽しかった"と、喜びと感謝の気持ちを最高の笑顔で伝えます。
その瞬間、夫の頭の中には、「夜に会話をすると妻が喜ぶ」と記憶されます。
妻の最高の笑顔をまた見たい!と夫が思えば、会話の時間が増えるでしょう。
物覚えが悪い夫もいますので、その際は、何度か繰り返してください。笑
スマホゲームに夢中な夫との会話する時間がもっと欲しい……と思ったら、ぜひ試してみてください。
ちなみに私の妻は、「ゲームを好きなだけやっていいよ!」と言いました。ゲームをすることに少し罪悪感のあった私は、そう言われて、ゲームすることを許してくれた妻に感謝してしまいました。
おかげでゲームをした後は、積極的に妻へサービスをしています。結果的に、妻の希望が叶うことになるわけです。
夫婦の信頼関係が強まると、こんなコミュニケーションもできるようになります。夫婦って、楽しいものですね。
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