胃もたれ&圧迫の改善方法①食事の摂り方
まず試していただきたいのが、1回に食べる食事の量を少なくし、その分、食事の回数を増やすことです。
イメージとしては、1回の食事で食べていた量を半分に分け、その半分ずつを2時間程度開けて食べる感じです。
朝ご飯は7時と9時。お昼ご飯は11時と13時。夜ご飯は17時と19時……など、少量ずつ胃の中に入れることで、押し潰された胃に負担をかけずに、食事をとることができます。
この食事スタイルは、血糖値の大きな変動を防ぐ効果もありますので、妊娠糖尿病でお悩みの方にもオススメです。
胃もたれ&圧迫の改善方法②食材の調理法を変える
胃の圧迫に限らず、脂っこい食事は、消化に大きなエネルギーを使うものです。
ただでさえ子宮に押し上げられ、本来の力を発揮することができない胃ですから、なるべく消化の良い、さっぱりとしたものをいただくのがベスト!
脂ののったお魚やお肉は、油をプラスした調理方法ではなく、蒸したり茹でたりのあっさり調理を基本としましょう。
お野菜も、生でいただくよりは、温野菜がオススメ!体を冷やす心配もなく、生野菜でいただくよりも、しっかりとした量を摂ることができます。
細かく刻んで、スープなどにしても良いですね。
胃もたれ&圧迫の改善方法③食後は適度な運動を♪
妊娠中は、体が疲れやすく、常にゴロンと横になっていたいもの。1人だけの体ではないし……と、つい甘えて横になることも多くなるでしょう。
もちろん、妊娠中に無理な運動や作業をする必要はありません。でも、その気持ちが勝るあまり、食事を食べては横になる生活を繰り返してはいないでしょうか?
食事をして直ぐに横になると、胃酸が逆流して、食道炎を起こすことも少なくありません。実際に、妊婦さんの逆流性食道炎は多いのだそうです。
胃が圧迫されて、常に胃もたれをしていると思いきや、実は食後の横寝が原因であったことも考えられます。
そんな状態を防ぐために、食後は30分ほど体を動かすようにするのがオススメです。お皿を洗ったり、ゆっくりお散歩するだけでもOK!
体が疲れていると思えば、姿勢を良くして座っているだけでも良いんです。
大事なのは、上半身を起こしていることと、取り入れたエネルギーを少しでも消費することです。
胃もたれ&圧迫の改善方法④食事中の水分調節
”食事中はしっかりと水分を摂取するのが良い”と思っている方はいませんか?
ですが、消化の点から見ると、過度な水分摂取はNG。消化に必要な胃液を薄めてしまうため、消化に時間がかかり、胃もたれ感を長く感じやすくなってしまうのです。
食事中の水分は、小さなコップに一杯程度でOK。
もちろん水分摂取を我慢する必要はありませんが、食事と食事の間に水分を摂る癖を付けた方が、胃もたれを感じにくくなります。
また、1回の食事量を減らす分、食事の際の水分量も減らした方が良いのかもしれませんね。
ただし、水分不足は便秘やドロドロ血液などの原因にもなりますので、食間にしっかり水分摂取することもお忘れなく!
いかがでしょう?妊娠中期〜後期の胃の不調は、産むまで治らないことが多いと言われていますが、上手に付き合うことで、症状を抑えたり、改善することができそうです。
ご紹介した方法を取り入れて、少しでも快適な妊娠生活を送って下さいね♪
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