小学生の子どもが仲間はずれに……親の対応は?▶︎まずは先生に状況だけ伝える
小学生ともなれば、子どもの人間関係に大人が介入することは、ともするとその仲間はずれをさらに助長してしまうことになりかねません。
「私が悪かったのかな……」と、自分自身を責めてしまうママも多いことでしょう。
親としてできることは、まずは学校の先生に、仲間外れが起きている状況を報告しておくことです。
ここからいじめに発展しないか、先生にも注意してみてもらうことで、今後の対応を取りやすくなります。
小学生の子どもが仲間はずれに……親の対応は?▶︎「味方でいるよ」と伝える
お友達から仲間はずれにされてしまった子どもの心は、「みんな私のことなんて好きじゃないんだ……」と、孤独と不安でいっぱいになっています。
親としてできるのは、そんなときにずっと味方でいることを伝えて、少しでも子どもの心の拠り所になれるよう努力することです。
小学生で見られる仲間はずれは、女の子同士の気まぐれで起こることもあります。
慌てず騒がず、まずは子どもの心の支えとなれるよう意識して、見守ってみましょう。
小学生の子どもが仲間はずれに……親の対応は?▶︎相手の子にあえて「ありがとう」と伝える
大切な我が子を仲間はずれにしている他人の子どもに対して、親としては、「なんて嫌な小学生なんだ!」と思ってしまいがちですよね。
そう感じてしまうことは仕方のないことですが、顔や態度に出す前に、敢えてその子に「いつもうちの子と遊んでくれてありがとうね」と伝えてみましょう。
その子にとって、仲間はずれにしていることが、チクリと胸の痛みになって残る可能性もあります。
また、仲間はずれをしていることを親に怒られるのではないかと考え、止めるきっかけになることもありますよ。
小学生の子どもが仲間はずれに……親の対応は?▶︎他の世界を広げてあげる
子どもの世界は、想像以上に狭くて限られた世界です。
小学校のお友達との仲が悪くなってしまえば、逃げ場がなく、存在を全否定されてしまったような気分になる子もいるでしょう。
仲間はずれにされたとしても、「あなたを受け入れる場所はたくさんあるんだよ」ということを教えるために、親が習い事などを通じて、学校以外の世界を広げてあげることも効果的です。
仲間はずれにされても「他にも味方がいる」「他の場所に行けば大丈夫」となるだけで、子どもの心への負担がかなり軽くなるはずです。
小学校の女の子の間で起こりがちな「仲間はずれ」。
親として、必要以上に介入してしまえば、仲間はずれからいじめに発展してしまうこともありえます。
いつも味方になってあげること、原因や解決策を一緒に考えてあげること、そして子どもの視野を広げてあげることが、小学生の子どもが仲間はずれを乗り越えるためにできることなのではないでしょうか。
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