手の皮が剥ける原因①自律神経の乱れ
自律神経の乱れによって起こる、体の不調。同じように、肌も、自律神経の乱れによって不調が起こります。
自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れて皮脂分泌がうまく行かなくなり、皮膚の抵抗力も落ちて、皮が剥けやすくなるそうです。
季節の変わり目などに指の皮が薄くポロポロと剥け、特に痛みや赤みを伴わない時は、自律神経の乱れが原因であることが多いようです。
自律神経の乱れは、睡眠不足・疲労・不健康な食生活・過度のストレス等によって引き起こされるため、気温の上下が激しく、自律神経に負担のかかる時期には、特に注意しましょうね。
手の皮が剥ける原因②乾燥
冬などの乾燥の季節や、水仕事が多い方の場合、乾燥による皮剥けが起こることがあります。
手には、もともと皮脂腺が少なく、油分を保ちにくい部分であるのに、水仕事などで、さらに油分を奪われてしまいがち。その結果、肌が乾燥してしまい、カサカサになって皮が剥けてしまうことがあります。
時には主婦湿疹となって、かぶれの状態にまで進んでしまうことがあり、そうなると完治が大変になるので注意が必要です。
こまめにハンドクリームを塗って保湿し、冬の外出時には手袋をすると良いですよ。
手の皮が剥ける原因③水虫
カビの一種である白癬という菌が繁殖すると、いわゆる水虫と言われる症状が出ます。足にできるイメージの強い水虫ですが、手にも感染するのです。
手白癬と呼ばれていて、指の皮が剥けてカサカサしますが、他の原因で起こる皮剥けとは違って、症状が片手のみに現れることが多いのが、特徴です。
水虫が原因となる皮剥けは、割合としてはそれほど多くないそうですが、治療には薬が有効ですので、疑いがある時には、皮膚科の受診をおすすめします。
手の皮が剥けた時の注意点
痛みを伴わない皮剥けの場合、ついつい自分で剥いてしまうことがありますが、これはNG。
皮膚は外部の刺激から肌を守り、最近などが内部に入り込まないように防ぐ役目をしています。
しかし、自然にはがれる前に自分で皮を剥いてしまうと、まだ皮膚が完全に出来上がっていない部分が表面に出てくることになり、赤みや痛みなどのトラブルを引き起こす原因になってしまいます。
皮が剥けてきた場合は、無理に剥がそうとせず、まずは皮膚の保湿や生活の見直しに力を入れましょう。
思い当たる原因はありましたか?
皮剥けの症状がひどくなる前に、早めに対処することが大切です。
対策をしても改善が見られない場合は、アレルギーなどの他の原因も考えられますので、専門機関で診察してもらいましょうね。
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