寝返りは赤ちゃんの「意思」の表れ!?
赤ちゃんが誕生してから、ママやパパは、毎日赤ちゃんの様々な成長を目にします。
はじめはうまく飲めなかったミルクも、いつしかしっかりと飲めるようになり、ゲップも上手に。体は、赤ちゃんらしく、ぷくぷくと丸みが出て、おしゃべりをたくさんして、笑顔が出てきたり。
あっという間に首がすわり、できることが増えていく赤ちゃん。そして生後4〜5ヶ月を過ぎた頃、いよいよ訪れる次なる成長は「寝返り」です。
これまでは赤ちゃんの体の自然な発達であり、反射的な要素が強かったものの、寝返りは初めて赤ちゃん自身が、「動きたい!」という意思を持って達成できる成長だと言えます。
もちろん、成長には個人差があるものです。
寝返りがなかなかできないからと言って焦ることは全くありませんが、そんな赤ちゃんの「動きたい!」という気持ちと体の動きを、ママやパパが少しだけお手伝いしてあげることで、寝返りの成功へと導いてあげられるかもしれません。
赤ちゃんの寝返りの仕組みとは?
まず、赤ちゃんが寝返りをする時の動きはどのようなものなのかを、知っておきましょう。
赤ちゃんの寝返りは、下半身の動きが重要です。
はじめに腰をひねり、足を交差させたあと、「足→腰→上半身」と順に体を回転させることで寝返りをします。
赤ちゃんの腰がすわってくる時期に、寝返りが成功しやすいのはこのためです。
赤ちゃんが体全体を左右に反ったり、ひねる、くねらせるという動作を繰り返している時には、「動きたい」という寝返りをしたい気持ちの表れだと、言えるでしょう。
寝返りの練習前に確認しておくこと
赤ちゃんが寝返りをしそう!という時、注意すべき点は、寝返り後のうつぶせ状態になった時のことを想定しておくことです。
うつぶせ状態の赤ちゃんの口に物が入ってしまったりしないよう、口に入りそうな小さいもの、危険そうなものが周りにないよう確認しておきましょう。
また、清潔な場所であることも重要です。
床などで練習させる際には、しっかりと掃除をした上で、タオルケットなどを敷いておいてあげると良いでしょう。
そろそろ寝返りが近いかな?という時期には、突然うつぶせになったという時にもしっかりと呼吸ができるよう、できるだけ固いところに寝かせたり、ベビーベッドに居る時にはしっかりと柵を上げて、落下したりするようなことがないよう、注意が必要です。
「あとちょっと!」をお手伝いする寝返りサポート方法
先にご説明した通り、赤ちゃんは腰をひねり、足を交差することで体の重心を移動させ、寝返りを行います。
①まずは、赤ちゃんが左右どちらに寝返りをしたいと思っているか、または、寝返りがしやすそうな方向はどちらかを見ます。
②寝返りをしたい向きと逆側の足を上にして、足を交差させます。
③両足首を軽く支え、そのまま回転できるよう体重を移動させ、うつぶせにさせる。
赤ちゃんが自然な動きで寝返りができるよう、決して無理はさせないことを第一に、寝返りが成功できたときの感覚を分からせてあげることが、大切です。
赤ちゃん自身が寝返りのコツを掴んでいくことで、自然と一人でもできるようになるでしょう。
寝返りができるようになると……
赤ちゃんは、寝返りができるようになると、一人でもコロコロ転がり、自分の行きたい方向に移動するようになります。
「あれ?!」と思うような場所に移動したりするので、これまで以上にますます目は離せなくなりますが、嬉しい成長ですね。
寝返りができるようになることで、「行きたい」「見たい」「やってみたい」という感情がたくさん湧いてきたり、赤ちゃんの視野はさらに広がり、好奇心も膨らんでいきます。
寝返りは体の発達だけでなく、脳にも良い刺激が伝わり、さらに赤ちゃんが成長していくきっかけになることでしょう。
赤ちゃんの成長は、ママやパパにとって本当に嬉しいものです。何事も早くできるから良い、ということでは決してありませんが、赤ちゃん自身の興味や気持ちを尊重しながらサポートをしてあげることで、一人でできることも、さらに増えていくでしょう。
寝返りの成功が、赤ちゃんがもっと楽しい毎日を過ごせるきっかけとなると良いですね♪
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