《投資講座入門編》どこで口座を開設するのがベスト?
投資のための口座は、証券会社や銀行で開設することができます。ただし、株式投資のための口座は、証券会社でしか開設できません。
今は債券や投資信託で投資をする予定でも、もしかしたら将来、株を買うかも?という場合は、証券会社を選んでおく方が便利です。
口座開設をする場所も、店頭、ネット店舗などから選択することができます。
初めてで不安。しっかり説明を聞きたいというママなら、説明を聞きながら手続きできる店頭の方が安心です。
子育て中でなかなか店頭に行けないママは、自宅にいながらでも口座を開設することができるネット店舗が便利です。
一般的に、ネット店舗の方が口座管理料や販売手数料が安い場合が多いです。自分にとって利用しやすい方を選んでくださいね。
《投資講座入門編》自分に合った口座の種類の選び方
どの金融機関で口座を開設するかを決めた後は、口座の種類を選びます。
投資の口座には、「一般口座」と「特定口座」の2種類があります。また、「特定口座」の中でも「源泉徴収なし」と「源泉徴収あり」に分かれます。
初めて投資をスタートするママにおすすめの口座は、ズバリ「特定口座・源泉徴収あり」です。
こちらは、利益が出た時も、金融機関が自動的に税金を計算して納めてくれるので、面倒な確定申告をする必要がありません。
《投資講座入門編》「NISA口座」なら税金がかからない?
同じ投資の運用をするなら、少しでもおトクな種類を選びたいですよね。
NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)とは、株や投資信託で得た利益が非課税になる制度です。
通常、株や投資信託の売買で得た利益や配当金、分配金に対しては、20.315%の税金がかかります。
ところがNISA口座では、購入した商品の売買益や分配金などは非課税となり、おトクです。
2014年から始まった制度で、今のところ2023年まで利用することができます。
毎年、購入金額120万円の非課税枠が新たに利用できるようになります。非課税の期間は5年間です。
このようにおトクなNISA口座ですが、注意したい点についても触れておきます。
NISA口座で損失が出た場合は、他の口座で得た利益と相殺できません。そのため、NISA以外の口座で得た利益全額に対して税金がかかることに。
すると、NISA口座を使わなかった場合よりも、税金を多く支払うことになる可能性があります。
《投資講座入門編》コツコツ派のママには「積立NISA」
2018年1月からは、「積立NISA制度」が始まる予定です。
積立NISAの投資対象は、条件を満たした投資信託に限られています。非課税枠は年間40万円、非課税期間は20年間です。
少額からコツコツ長期積立をするのにおすすめです。
ただし、現状ではNISAと積立NISAのどちらかを選ぶことになるので、投資スタイルに合った方を選ぶと良いでしょう。
例えば、配当目的でじっくり株を持ち続けたいママなら、NISAがおすすめです。
毎月、コツコツと積み立てたいママは、今はNISA口座を利用しておいて、積立NISAが始まったときに積立NISAを選択するのが◎
ぜひ非課税枠を利用して、おトクに運用してみてくださいね。
4回に渡り、《ママのための投資講座・入門編》をお伝えしました。
投資って難しい!と思っていたママも、身近に感じられるようになったのではないでしょうか?
投資をスタートしてみようと考えている方は、ぜひ参考にしながら、自分に合った種類の口座を選んで、賢くおトクに運用してみてくださいね。
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