そもそも子供が「バカ」と言ったら何がいけないの?
「バカ」「アホ」「死ね」のような言葉は、大人でも使う人がいますよね。
でも、よく考えるまでもなく、こうした言葉は強い意味を持つことから、言われた方はとてもショック。
場合によっては、心を深く傷つけて、トラウマにもなってしまいかねません。
また、こうした言葉は、発する本人の心にもダメージを与えて、知らず知らずのうちに心を蝕んでいくもの。
悪い言葉を使うことを小さい頃から許してしまえば、これから大人になった時に苦労するのは子供です。
言い始めた3歳くらいからしっかりと、親が言葉の使い方や言葉の持つ負のエネルギーを伝えていくようにしましょう。
子供が「バカ」と言ったときの対処法
①注意してダメなら無視してみる
「バカ」と言う言葉は、子供にできるだけ使わせたくない言葉だからこそ、子供が「バカ」と言ったら、ついつい親も過剰反応してしまいがち。
「どこでそんな言葉を覚えたの!」
「言ってはいけないでしょ!」
など過剰反応すると、言葉の意味もさることながら、「バカ」と言ったら反応してもらえると覚えてしまいます。
逆に、いくら「バカ」という言葉を使っても反応を示さなければ、子供も「バカ=意味のない言葉だ」と認識して使わなくなることも。
放置するのは不安に思うかもしれませんが、注意してもおさまらないようならば、一度無視して様子を見てみてもいいかもしれません。
子供が「バカ」と言ったときの対処法
②「言われたら悲しくなるね」と伝える
「バカ」という言葉を子供が言ったら、まず親として伝えるべきなのは、その言葉の持つ負のパワーについてです。
「言われたら悲しくなる」「落ち込んでしまう」
それだけ相手を傷つける可能性がある言葉ということを、しっかりと子供に認識させましょう。
相手を思いやることのできる子供に育てるためにも、ただ「使っちゃダメ」というよりも、「なぜ使ってはダメなのか」を教えることも親の大切な役目です。
子供が「バカ」と言ったときの対処法
③目に見える形で「NG」と言うことを伝える
例えば、1回「バカ」と言ったら、表にバツ印をつけてみましょう。
バツ印が5個になってしまったら何かしらのペナルティを与えるなど、目に見える形で悪い言葉を使うのはNGと伝えるのも一つの手。
子供が好きなアニメなどのキャラクターを引き合いに出して、「アンパンマンもバカって言う子は嫌いだよ」、など伝えてみるのもいいかもしれません。
子供が「バカ」と言ったときの対処法
④どんな意味で使っているのかを深く知ろう
いくらダメと言っても「バカ」という言葉を使い続ける場合、もしかしたら子供の心に何かストレスや不安があるのかもしれません。
「ママやパパに、もっとかまってもらいたい」
「保育園や幼稚園で何か嫌なことがあった……」
子供が「バカ」という言葉を使ったら、まずは裏にある気持ちや心を読み取ってあげることも大切です。
ストレスや不安がある場合は、それを解消してあげることで、言う回数が少なくなることも大いにありえます。
まだまだ語彙力が少ない子供にとって、強烈な意味とインパクトを持つ「バカ」のような言葉は覚えやすく、ついつい使いたくなってしまうもの。
「バカ」と言ったら傷つく人がたくさんいる、そして子供自身のためにもならない、と言うことを親としては認識して、きちんと意味や使い方を伝えていきましょう。
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