お片づけを促す魔法の一言「おもちゃをお家に帰してあげよう♡」
小さな子供とお片づけをするにあたり、まず教えてあげたいのは「なぜお片づけをするのか?」ということ。
大人であれば、綺麗な部屋で生活したい、友人が来るから片付けたいなど、明確な目的があります。
しかし、まだ小さな子供にとっては、そもそもお片づけをする理由やメリットが理解できていません。
「ママに怒られるから片づける」という子もいるかもしれませんが、そのような後ろ向きな理由では、子供は決してお片づけを好きにはなれません。
子供に教えてあげたい「なぜお片づけをするのか?」という理由。
それは、ポジティブで楽しい気持ちになれるようなものであれば、ママと子の間で自由に決めていいでしょう。
おすすめの一言は、「あなたと同じように、おもちゃも決まったお家に帰らせてあげないとね」。
“おもちゃのお家=定位置”、つまり、それぞれのおもちゃには帰るべき場所があり、そこに帰らせてあげるとおもちゃは喜ぶんだよ、と伝えてみましょう。
ものの定位置管理は、大人の整理収納でも重要視されています。
大人よりも素直な小さな子供は、実は大人以上にこのような整理収納におけるルールを守って楽しむことが得意なのです。
おもちゃがお家に帰れないのはかわいそう、おもちゃを喜ばせてあげたい!と、すっかりやる気満々になるはずですよ♪
家中のおもちゃ・絵本を全て出す
おもちゃのお家(定位置)を決める前に、まず最初に家中のおもちゃを全て一か所に出してみましょう。
おもちゃや絵本を全て並べてみると、思っていたよりも多くのものが出てくるものです。
普段は「あれがほしい」「これがほしい」とおもちゃのおねだりをする娘も、自分の持っているおもちゃの量に驚くでしょう。
「こんなにたくさんおもちゃを持っていていいね!おもちゃ全員、お家にきちんと戻してあげようね。」
そのように子供に伝えると、自分のおもちゃの量に満足しながらも、戻す作業が大変そうだと何となく気付くはず。
大人の整理収納においても、このように持ち物全てを出してみることで、想像よりもはるかに多くの物を所有していることに気付くことは大事なプロセスの1つ。
また、必要以上に物がありすぎると片づけが大変になってしまうので、物の処分も検討することが大切です。
子供についても同様に、プロセスを通してお片づけの大切さに気付くように導いてあげることが大切なポイントです。
大人よりも得意かも?いる・いらないの判断
お片づけのプロセスの中で、小さな子供が最も得意なことが、捨てる・捨てないの見極めかもしれません。
次に、おもちゃのお家(おもちゃを戻す場所)に全てのおもちゃを戻すことができるように、使わなくなったり壊れてしまったおもちゃを処分することを教えます。
大人の場合は、このいる・いらないの見極めが苦手な方が多いもの。
大人は「高かった」とか「思い出のものだから」など、ついつい考えてしまいますよね。
素直な子供の場合は「壊れたからいらない」「もう使わない」など、スラスラ見極めることができます。
高価なおもちゃだったりすると、思わず親のほうが捨てるのを躊躇ってしまうかもしれません。
おもちゃは親のものではなく子どものものということを頭の片隅に置き、できるだけ子どもの意思を尊重するようにしましょう。
ただし、気分や感情で行動する小さな子供にとって、捨てるものの中にはまだ使うものが混ざってしまっているかもしれません。
壊れているわけでもなく、最近も使っていたようなおもちゃについては、子供に見えない場所に保管し、様子を見るなどフォローしてあげましょう♡
おもちゃのお家はわかりやすく!
いよいよ、おもちゃのお家を決めて戻してあげるプロセスです。
その際大切なのは「とにかく簡単な収納」にすること。
お片づけが面倒にならないように、できるだけ簡単に出し入れができる収納を心がけましょう。
また、収納場所のわかりやすさも大事。
大人の整理収納では、引き出し等にラベルテープを貼ると良いですが、まだ文字が読めない小さな子供には、収納している物の写真やシールなどで覚えてもらう方法が有効です。
お片づけが苦手な子供にとっては、最初は上手くいかないかもしれません。
しかし、伝え方や整理収納方法を工夫するだけで、自ら進んでお片づけをするだけでなく、お片づけの時間も遊びの時間と同じように楽しんでくれるようになります。
また、無駄なおもちゃを必要としなくなるので、物を大切に無駄なく使うことを学ぶ教育にもなるのです。
子供がお片づけを楽しんで行うようになると、ママの家事時間も減って良いこと尽くし♡
まだ小さいから無理、と決めつけるのではなく、丁寧に伝えて整理収納を好きにさせましょう!
意外と大人よりも上手に綺麗にお片づけができるようになるかもしれません。
ぜひ試してみてくださいね。
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